
うちの子、また今日も学校に行けなかった……



発達障害があると不登校になりやすいって本当?



進学や就職は?このままで将来大丈夫かな……。
近年、発達障害と不登校は密接な関係にあることがわかってきました。
特性があると学校生活のさまざまな側面で困難を感じ、その結果として不登校に至るケースが多いです。
発達障害の子どもが不登校になったとき、無理やり学校に行かせようとするのはNG。
家庭・病院・カウンセラー等が連携しながら、よりよい学習環境を整えたり、本人が社会で生きていく力を身につけたりすることが大切です。
この記事では、
- 発達障害と不登校の関係性・割合
- 不登校を長引かせない過ごし方
- 勉強しないときの向き合い方
- 高校進学の選択肢
- 利用できる支援サービスや居場所
を具体的に解説します。
不登校になるのは悪いことでもダメなことでもありません。
たまたま環境に適応できなかっただけであり、不登校期間は自分と向き合い成長するチャンスです。



子どもの将来を心配する気持ちは当然ですが、まずは今できることから取り組んでいきましょう。
発達障害がある子どもの不登校の割合
発達障害のある子どもは、そうでない子どもと比べて不登校になりやすいという統計データがあります。
オンライン運動・発達支援サービスをおこなうPAPAMO株式会社は、発達障害やグレーゾーンの小中学生の保護者1,500名を対象に「小中学生の発達特性と登校困難の関連性調査」を実施。
調査結果によると、
- 発達特性のある小中学生の不登校※の割合は35.5%(532人)
- 全国平均(3.72%)に比べて9.5倍
であることが明らかになりました。
同調査では発達特性のある小中学生の61.5%(923人)が学校への行き渋りや欠席を経験していることも判明しました。
行き渋りや欠席のおもな要因は対人関係であり、
- 週明け(40.4%)
- 学年や学期の始め(38.4%)
- 長期休暇明け(38.4%)
に起こりやすいこともわかっています。




【不登校の要因・背景について】
令和6年度の文部科学省の調査では「やる気が出ない・無気力」が最多(30.1%)を占めています。
一方、上記の調査では対人関係の難しさやストレスの割合が大きく、コミュニケーションに困難を抱えている状況が見えてきます。
さらに、英国の大規模調査でも発達障害のある子どもの32%が継続的に学校を欠席していることが明らかになりました。
とくに以下のような特性をもつ子どもは、不登校のリスクが高い傾向にあります。
- ADHD(注意欠如・多動症)
衝動性や注意の持続困難さから学校生活でのトラブルが増えやすい - ASD(自閉スペクトラム症)
感覚過敏や対人関係の困難さで学校環境に強いストレスを感じやすい - LD(学習障害)
特定の学習領域でのつまずきから自己肯定感が低下しやすい
複数の発達障害が併存すると不登校のリスクが相乗的に高まることも報告されています。
以上の結果より、発達障害(グレーゾーン)の子どもは定型発達の子どもと比べて不登校になりやすいといえるでしょう。
ただし、これらの数字は「発達障害があると必ず不登校になる」という意味ではありません。
特性と不登校は密接に関連しているものの、適切な支援と配慮があれば安心した学校生活を送れます。
データの詳細はこちら⬇︎
※出典:PAPAMO株式会社「発達特性のある子どもの不登校率は全国平均の9.5倍 夏休み明けに多い学校への行き渋りや欠席も61.5%が経験」
※出典:時事メディカル「発達障害と不登校の関係~実態と課題~ 【第9回】」
※出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
なぜ発達障害があると不登校になりやすいのか?代表的な5つの理由
発達障害のある子どもが不登校になる理由は一つではありません。
以下では不登校のきっかけになりやすい代表的な理由をまとめました。
感覚過敏で教室の環境がストレス
発達障害のなかでも自閉スペクトラム症の子どもに多く見られるのが感覚過敏です。
教室は多くの刺激であふれています。
たとえば
- チョークの音
- 友達の話し声
- 椅子を引く音
- 廊下を走る足音
- 蛍光灯の光
- 給食の匂いなど
定型発達の子どもには気にならない刺激でも、感覚過敏のある子どもにとっては耐え難い苦痛になることが珍しくありません。
こうした刺激が一日中続くと、心身ともに疲れ果ててしまいます。
また、体育の時間に他の子と体が触れることや、給食で苦手な食感のものを食べなければならないプレッシャーも大きなストレスです。
周囲からは「わがまま」「気にしすぎ」と思われてしまうこともありますが、本人は我慢できないほど苦しいもの。
毎日こうしたストレスにさらされ続けることで、教室に入ること自体が怖くなり不登校につながるケースが存在します。
対人関係やコミュニケーションが困難
発達障害のある子どもは人とのコミュニケーションが苦手なことが多いです。
相手の気持ちを察することが難しかったり、暗黙のルールが理解できなかったりするため、友達関係でトラブルになることがあります。
たとえば
- 冗談を真に受けてしまう
- 会話の順番が守れない
- 興味のある話ばかりしてしまう
上のような行動を「空気が読めない」と受け取られ、仲間外れやいじめの対象になることも。
また、グループ活動が苦手でどう振る舞えばいいのかわからず孤立してしまうケースもあります。
中学年から高学年、さらに中学生になると人間関係の複雑さが増すため、より困難を感じやすくなるでしょう。



休み時間に一人でいることが多くなって、学校に居場所がない気がする……。



集団生活になじむために必要以上に気をつかって、でもうまくいかなくて、すごく疲れる…。
こうした対人関係の難しさが積み重なると、学校が安心できる場所ではなくなり、行きたくない気持ちが強くなっていきます。
学習面のつまずきと自己肯定感の低下
学習障害のある子どもや、ADHDで注意を持続するのが難しい子どもは、授業についていけずに苦労することが少なくありません。
- 先生の指示を聞き取れない
- 黒板の字をノートに写すのが遅い
- 計算ミスが多い
- 漢字が覚えられない
- 文章を読むのに時間がかかる
- 音読でつっかえてしまう
- 作文がまとまらない
- 忘れ物が多く、宿題を出せない
- 机やロッカーの中を整理できない
周りの子が簡単にできることが自分にはできない。努力してもなかなか成果が出ない。
先生から注意されることばかりで、「また怒られた」という記憶ばかりが積み重なる。
そんな経験が続くと、子どもの自己肯定感はどんどん下がっていきます。
学習面でのつまずきは単なる成績の問題ではありません。
「自分はダメな子だ」「どうせ無理だ」と子どもの心に深い傷を残す可能性が高いので注意してください。
集団行動ができずにトラブル
ADHDのある子どもは衝動性が高く、じっとしていることが苦手です。授業中に席を立ってしまったり、順番を待てずに友達と喧嘩になったりします。
本人に悪気はないのですが、周囲からは問題児と見られてしまいがちです。
また、ASDの子どもは学校の暗黙のルールを理解できず、行動がズレてしまうことが少なくありません。「みんなと同じように」という曖昧な指示では何をすればいいのかわからず戸惑うでしょう。
こうした行動が繰り返されると先生から叱られる機会が増え、クラスメイトからも距離を置かれてしまうことが多いです。
二次障害の発症(うつ病など)
発達障害そのものよりも周囲の理解不足や適切な支援が得られないことで生じる二次障害が、不登校の直接的な原因になることがあります。
二次障害とは発達障害の特性によって受けるストレスや失敗体験が積み重なった結果、
- うつ病、うつ状態
- 不安障害
- 強迫性障害
などの精神疾患を発症することです。
- 以前は好きだったことに興味を示さなくなった
- 笑顔が減り、表情が乏しくなった
- 自分を責める発言が増えた
- 夜眠れない、悪夢を見る
- 食欲が極端に落ちた、過食になった
- 自傷行為が見られる
毎日失敗を繰り返し、叱られ、友達とうまくいかず、自分を責め続けていると、心が疲弊していきます。
朝になるとお腹が痛くなる、頭痛がする、夜眠れなくなる……。
このような身体症状は心のSOSサインです。決して仮病ではありません。
二次障害が起きてしまうと回復には時間がかかります。
身体症状が出たら、その時点で無理やり行かせるのはNG。
できるだけ早い段階で子どもの変化に気づき、医療機関にかかるなど適切なサポートを受けてください。
前日に「行く」と言っているのに、当日になると「行けない」”行く行く詐欺”に悩まされている人はこちらの記事も参考にしてください⬇︎


子どもが行き渋りを始めたり、学校に行けなくなったりすると、まずは「どうして?」「なんで行けないの?」と質問しますよね。
すると、子どもは「学校が…」「先生が…」「友達が…」「勉強が…」「体調が…」と答えると思います。
どれも些細なことでしょう。
親は「えっ?そんなことで?」と感じるかもしれません。
しかし、それは真の原因ではないことがほとんど。あくまできっかけにすぎません。
不登校は複数の要因が絡み合って生じるため、本当の原因は子ども自身もわからないことがほとんどです。
学校に行けない状況は、心という容器に小さなストレスが積み重なり、それが限界を迎えることで起こります。
コップから水があふれるイメージをすればわかりやすいでしょう。子どもが答えた理由は、水がこぼれる最後の一滴となったできごとだと考えてください。
不登校の原因と復帰を早める7つの初期対応はこちらに詳しくまとめています⬇︎


【長引かせないために】発達障害がある子どもの不登校中の過ごし方
不登校になったとき、どう過ごすかは子どもの回復に大きく影響します。
時期によって必要な関わり方が変わるため、段階を理解しながら見守ることが重要です。
以下では不登校を長引かせないためにできる過ごし方・見守り方を紹介します。
不登校初期(最初の1〜3ヶ月)
不登校が始まったばかりのとき、子どもの心身は限界を迎えています。無理に登校を促すのではなく、まずは休ませることが最優先です。
この時期は本人も



学校に行かなくちゃいけない
という気持ちと



でもやっぱりもう無理
という気持ちの間で揺れています。
罪悪感や不安を抱えながら、自分を責めていることも多いでしょう。
保護者が焦って「早く学校に行きなさい」と言ってしまうと、かえって追い詰めてしまいます。
まずは家が安全な場所であることを実感できるように、温かく受け入れる姿勢を示しましょう。
好きなことをして過ごす時間を認めることも大切です。ゲームやYouTubeばかり見ていると心配になりますが、この時期は心のエネルギーを回復させる期間と捉えてください。
ただし、昼夜逆転が続くと回復が遅れる可能性もあるため、緩やかに生活リズムを整える働きかけは必要です。



一緒に朝ごはんを食べるなど自然なかたちで関わりをもち続けましょう。
- 十分な休息を優先する
- 無理に学校の話題を出さない
- 好きなことをして過ごす時間を認める
- 本人の気持ちを否定せずに受け止める
- いつも通りに接する
- 主治医やスクールカウンセラーなど専門家とつながる
- 「いつになったら学校に行けるの?」「なんで?どうして?」と追い詰める
- ほかの子どもと比較する
- ゲームやスマホを厳しく制限する
- 勉強を強制する
不登校になるとYouTubeを見たりマンガを読んだりゲームをしたり、お気楽にダラダラ過ごしているように見えるでしょう。
でも、心の中では「自分はダメだ」「どうしよう」「不安すぎる」「辛い、でも動けない…」など、どうしたらよいかもわからず暗闇で打ちひしがれています。
わたしの場合
- 目を閉じると不安になったり
- 気持ちがザワザワしたり
するので気を紛らわすためにゲームやスマホで現実逃避。
しばらくしてやっと寝られるような感じでした。
不登校の子どもは
「ゲーム→夜更かし→学校行けない」
ではなく、
「学校行けない→不安→ゲーム」
の状態であることが多いです。
この時期に甘えだサボりだと疑われると、どんどん親子の距離が離れていきます。
まずは子どもの苦しさを理解し、寄り添ってもらえるとうれしいです。
不登校中期(3ヶ月〜半年)
子どもの表情が明るくなり、家庭内での活動が増えてきたら、心のエネルギーが回復してきているサインです。
この段階では子どもの興味や得意なことに目を向け、小さな成功体験を積み重ねることが求められます。
- 料理の手伝い
- 近所への散歩
- オンラインでの学習
など、できる範囲で社会とのつながりをもつ機会をつくりましょう。
ただし焦りは禁物です。



もう学校に行けるのでは



そろそろ学校に行ってほしい
と期待しすぎると、子どもにプレッシャーがかかります。回復スピードは個人差が大きいため、本人のペースを尊重することが大切です。
また、この時期から外部の支援機関とつながることも検討しましょう。
適応指導教室やフリースクールなど、学校以外の居場所を見つけることで世界が広がります。
本人が「◯◯に行ってみたい」「△△をやってみたい」と言い出したときが、次のステップに進むタイミングです。



子どもが動き出せない場合は、親だけでも情報収集を進めてください。
- 規則正しい生活リズムを目指す
- 外出の機会を少しずつ増やす
(散歩、買い物など) - 家庭内での役割をもたせる
(お手伝いなど) - 得意なことや好きなことを伸ばす機会をつくる
- フリースクールや適応指導教室、習い事を検討する
- 子どもが失敗することを怖がって、後ろ向きな対応ばかりすること
- 期待しすぎること
- 不安や嬉しさなどを表情やオーラに出しすぎること
- 予定は事前に伝え、急な変更は避ける
- スモールステップで目標を設定する
- 結果ではなく過程を褒める
不登校後期(半年〜1年以上)
学校復帰だけを目標にするのではなく、本人にとってなにが最適かを考える段階です。
元いた学校に戻れなくても子どもの人生が閉ざされるわけではありません。
- 通信制の学校
- フリースクール
- 放課後等デイサービス
など、さまざまな選択肢を視野に入れましょう。
学校に戻ることを目指す場合は、適切な支援や合理的な配慮などを先生に相談してください。
また、保護者自身のメンタルヘルスも重要です。
長期戦になると疲弊しやすいため、相談窓口を利用すること、自分の時間をもつことも忘れないでください。
- 進路の情報収集を始める
- 通信制高校などの説明会に参加する
- 学習の遅れを取り戻す方法を検討する(家庭教師、オンライン学習など)
- 社会との接点をもつ(フリースクール、習い事、ボランティアなど)
- 本人の意思を確認しながら進める
- 上手くいかないことがあったとき子どもを責めること
- 欲を出しすぎること
- 不安や嬉しさなどを表情やオーラに出しすぎること
- 本人の特性に合った進路を優先する
- 学校復帰にこだわらず、別の選択肢も視野に入れる
- 専門家の意見を聞きながら、合理的配慮が受けられる環境を探す
- 自立に向けたスキルを身につける機会をつくる
例:金銭管理、コミュニケーション
「不登校には見守りが大事って聞いたけど」
「これって見守り?放置になってない?」
と不安なお母さんお父さんにはこちらの記事もおすすめです⬇︎


不登校から回復する過程はまるで波のよう。
上がっては下がり上がっては下がりを繰り返します。
最近いい感じと思っていればドーンと下がるし、もうダメだと思っていたら急に元気になるものです。
絶対に一直線には進めません。
子どもが不登校になったらこの波を覚悟して、長い目で見守ることが大切です。
- また悪くなるんだろうな
- また元気になるんだろうな
とわかっていれば、少し心に余裕ができるはず。
波がくるということは前に進んでいる証拠でもあります。



3歩進んで2歩下がるのが当たり前。ゆっくり焦らず進んでくださいね。
不登校のより詳しい回復過程はこちらの記事にまとめています⬇︎
必要なときに見返せるようブックマークしておくと安心です。


発達障害がある不登校の子どもが勉強しないときに親ができること
不登校になると学習の遅れが心配ですよね。しかし、無理に勉強させようとするのは逆効果。
以下では子どもが勉強しないときに親ができること、やってはいけないことを解説します。
なぜ勉強しないのか理解する
まず大切なのは「なぜ勉強しないのか」を理解することです。勉強に向き合えない背景にはさまざまな理由があります。
たとえば学習障害があると読み書きや計算が苦痛です。ADHDがあれば集中力を保つことが難しく、机に向かうこと自体がストレスになります。
また、学校での失敗体験から「どうせできない」という思い込みが強くなり、勉強に対する拒否感が生まれていることも少なくありません。
さらに、不登校初期は心身が疲れ切っているため勉強どころではない状態です。
つい「怠けている」「やる気がない」と感じてしまいますが、不登校中の勉強は想像以上にハードルが高いもの。



無理に勉強させるのではなく、まずは理解することから始めてください。
- 学習内容が分からない
どこから分からなくなったのか本人も把握できていない - 失敗体験が多い
勉強=できない・怒られるという負のイメージがある - 注意・集中が難しい
ADHDがあると机に向かっても集中力が続かない - 感覚の問題がある
鉛筆を持つ、字を書くこと自体が苦痛に感じる - 不安や抑うつ
二次障害により意欲そのものが低下している - 学習方法が合っていない
視覚優位なのに聴覚的な説明ばかりで理解できない
焦りに向き合う
保護者が焦る気持ちは当然です。



このままだと将来困るに決まってる



勉強が遅れてしまう
という不安は誰もが感じますよね。
しかし、その焦りをそのまま子どもにぶつけてしまうと、親子関係が悪化して回復が遅れます。
まずは、保護者自身が自分の焦りを認識し、
- 焦ってしまうのは普通のこと
- でも焦りはなにも生まない
- 焦ることはデメリットしかない
と意識しましょう。
不安で心がザワザワするときは、カウンセリング、親の会など第三者を頼ることも欠かせません。
これを読んでいる人のなかには、
「こんなこと相談してもいいの…」
「相談してもどうせ何も変わらない…」
と諦めモードの人もいると思います。
しかし、これは間違い。
たとえ優れたアドバイスはもらえなくても、悩みや不安を話すことには以下のようなメリットがあります⬇︎
- 話しているうちに頭の中を整理できる
- 漠然としていた悩みがハッキリする
- 対処法などが見えてくる



同じ立場の保護者とつながることは、気持ちの整理に役立ちますよ。
具体的な相談先はこちらの記事をご覧ください⬇︎


特性に合わせたアプローチをする
発達障害があると一般的な勉強法は合わないことが多いです。
子どもの特性に合わせて工夫をしましょう。
たとえば、ADHDの子には短時間で区切った学習(25分集中、5分休憩など)が向いています。
視覚的な教材や体を動かしながら学べる方法も効果的です。
学習障害のある子どもには苦手な部分を補うツールが役立ちます。
- 読み上げソフト
- タブレット学習
- 音声入力
などのICTを活用することで学びのハードルが下がるでしょう。
ASDの子どもには明確な目標と手順を示すことが大切です。
「今日はこのページだけやろう」と具体的に伝えることで取り組みやすくなります。



好きなことや得意なことから始めるのも一つの方法です。
発達障害の子どもの学び方・教え方のコツはこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎


絶対にやってはいけないこと
以下のような対応は避けましょう。
子どもとの関係を悪化させ、学習意欲をさらに低下させる恐れがあります。
- 長時間の勉強を強制する
- できないことを責める
- 兄弟や他の子どもと比較する
- 「このままでは将来が…」と脅す
- ゲームやスマホを取り上げる
- 本人の努力を認めない
- やる気がないと決めつける
とくに発達障害のある子どもは失敗体験が多く、自己肯定感が低くなりがちです。できないことを責められると、ますます勉強から遠ざかってしまいます。
「できて当然」ではなく「できたらすごい」という視点で見守りましょう。



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発達障害の子におすすめの塾や家庭教師はこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎






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発達障害がある不登校の子どもの将来は?高校進学の選択肢



中学生で不登校だけど高校受験はどうなる?
全日制にはいける?



このまま不登校が続いたら高校に行けないのでは……



特性が強いから、また不登校になるんじゃないか心配……
不登校になると進路が不安になりますよね。
とくに特性がある子どもは勉強面や生活面で悩みを抱えることが多く、進学先も慎重に選びたいところ。
以下では発達障害と不登校の高校進学について解説します。
発達障害があっても不登校でも高校進学はできる
結論からいうと、発達障害があっても不登校の経験があっても高校進学は十分に可能です。
全日制の高校のなかには、特別な配慮を行っている学校があります。
通信制高校や定時制高校は、
- 不登校経験者
- サポートが必要な子ども
を積極的に受け入れています。
これらの学校では一人ひとりのペースに合わせた学習が可能です。
高校進学で大切なのは子どもに合った環境を選ぶこと。無理に全日制の高校を目指す必要はありません。
本人が安心して通える場所を選ぶことが将来につながります。
場合によっては、学力や調査書によって第一希望の学校に落ちてしまうかもしれません。
しかし、これは学校に行っている子だって同じ。
不登校だからと落ち込むのではなく、相性が悪かったと切り替えて今できる一番の選択をしましょう。
大切なのは
- みんなと同じ道に戻りたい
- 全日制で人生をリセットしたい
- 高校に行かなければならない
などの固定観念にとらわれず、どんな環境なら安心して学べるのか、どんな未来を描きたいのかを親子で一緒に考えること。
途中まで全日制高校を目指していても、受験直前になって通信制高校(定時制高校)に進路変更する例も多々あります。
まずは子どもの気持ちを大切に、情報収集や共有をしながら視野を広げていくことが重要です。
調査書の取り扱いについてはこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎


各進学先の特徴
高校にはそれぞれ特徴があります。
子どもに合った環境を見極めるため、主な進学先のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
一般的な高校のスタイル。
メリット
友人関係が築きやすく、学校行事や部活動を通じて青春を経験できる
デメリット
毎日決まった時間に通う必要があり、集団生活が苦手だと負担が大きい
夜間や昼間に授業をおこなう高校。
メリット
幅広い年齢や多様な背景をもつ生徒がいるため、受け入れられやすい雰囲気がある
デメリット
卒業までに4年かかる場合がある、学校によっては設備や活動が限られている
出席日数が多くても内申点が悪くても入学しやすく、最も柔軟な学び方ができる選択肢。
次の見出しで詳しく説明します。
発達障害が重度で手厚い支援が必要な場合の選択肢。
メリット
個々の特性に合わせた教育が受けられ、就労支援も充実している
デメリット
一般の高校とは環境が大きく異なり、進路の選択肢が限られる場合がある
どの進学先が最適かは、
- 子どもの特性
- 本人の希望
- 家庭の状況
- お住まいの地域
によって異なります。
不登校からの進学先の詳細(特徴、進学のしやすさ、メリット、デメリット、受験方法)はこちらの記事をご覧ください⬇︎


通信制高校が人気の理由
現在、不登校や発達障害がある生徒にとって通信制高校は有力な選択肢となっています。
文部科学省の調査によると、 2025年度の通信制高校在籍者数は初めて30万人を超え、10年前(2015年度)と比べて1.7倍に増加しました。
通信制高校の最大の特徴は登校日数が少なく、自宅学習が中心であることです。
週1〜2回の登校で済む学校や、年数回のスクーリングだけで卒業できる学校もあります。
さらに、近年は発達障害への理解がある学校が増えています。
個別のサポート体制が整っており、学習面だけでなく生活面や進路についても相談することが可能です。
カウンセラーが常駐している学校なら心のケアも受けられますよ。
- 自分のペースで学べる
- 個別対応が充実している
- 感覚過敏への配慮がある
- 多様な学習スタイルを選べる
- 発達障害への理解がある
- 進路の選択肢が広い
通信制高校は全国に多数設置されており、それぞれに特色があります。
ゲームやプログラミングなど、特定の分野に力を入れている学校もあるので、自分の興味関心に合わせて選びましょう。
ただし注意点も。
通信制高校では自己管理をしながら、計画的に学習を進める力が求められます。
学校によって学費や内容が大きく異なるため、複数の学校を比較検討することが大切です。
通信制高校がおすすめの理由や失敗しない選び方はこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎


「なにから調べるべきか……」
「どうやって見つけたらいいか……」
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通信制高校に資料請求するときの注意点はこちらに詳しくまとめています⬇︎


発達障害がある不登校の子どもの居場所・相談先
不登校のあいだ、家だけで過ごすのは子どもにとっても保護者にとってもつらいもの。
社会とのつながりを保つために、利用できる居場所や相談先は以下のとおりです。
適応指導教室(教育支援センター)
適応指導教室は各自治体の教育委員会が設置している公的な施設です。
不登校の子どもたちが学校以外の場所で学習や活動を行える場所として機能しています。
特徴は在籍校との連携が取れるところ。適応指導教室への出席は学校の出席扱いになることが一般的です。
利用料は無料または低額で、経済的な負担が少ないこともメリットです。
ただし、すべての自治体に設置されているわけではなく開室日や時間が限られています。
定員が設けられているケースもあるので事前に確認が必要です。



利用を希望するときは学校や教育委員会に相談してみましょう。
フリースクール
フリースクールは民間が運営する不登校の子どもたちのための居場所です。
学校とは異なる自由な雰囲気のなかで、一人ひとりの個性を尊重した活動が行われています。
学校のような厳格なカリキュラムがないため、子どもたちの興味や関心にあわせた活動が可能です。
とくに発達障害のある子どもを専門に受け入れているフリースクールなら、特性に合わせた支援を受けられます。
少人数での活動が多いため、対人関係に不安があっても安心して過ごせるでしょう。
一方で、
- 利用料がかかること
- 出席扱いにならない場合があること
に注意が必要です。



スクールによって方針や雰囲気が大きく異なるため、複数見学して比較することをおすすめします。
地域や自治体によっては、フリースクールの利用に対する補助金や助成金制度を設けているところもあります。
例:東京都の場合


フリースクール等に通う不登校の義務教育段階の児童生徒の保護者を対象に、フリースクール等の利用料に対して、月額最大2万円の助成金を支給します。なお、助成金の支給を受けるには、申請の上、申請書類の審査を経る必要があります。
- 助成対象者
→都内在住の不登校の小・中学生の保護者 - 助成対象経費
→フリースクール等の利用料
※入会金・施設維持費・教材費などの経費は対象外 - 助成金額
→小・中学生1人につき月額最大2万円 - 申請受付期間
→令和7年5月28日(水曜日)から令和8年2月13日(金曜日)まで - 令和6年度実績
→交付決定件数3,154件
※参考:東京都「フリースクール等に関連する支援事業について」
ただし、このような助成金制度は全国的に普及しているわけではありません。



利用を検討するときは必ず費用を確認し、無理なく続けられるかどうかを慎重に判断してください。
フリースクールの詳細はこちら⬇︎


放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは発達障害のある子どもを対象とした福祉サービスです。
小学生から高校生まで利用でき、放課後や休日に活動の場を提供しています。
メリットは発達障害への専門的な知識をもったスタッフが支援してくれる点です。
特性にあわせた活動を通じて、生活スキルやコミュニケーション能力を育めます。
学習支援だけでなく、運動や創作活動、社会体験など、幅広いプログラムが用意されているのも特徴です。
利用には受給者証が必要ですが、自治体の福祉課や事業所に相談すれば手続きを案内してもらえます。



利用料は世帯収入に応じて決まり、比較的低額で利用できることが多いです。
公的な相談窓口
保護者がひとりで悩みを抱え込まないために、公的な相談窓口を知っておきましょう。
専門家に相談することで、具体的な解決策が見つかります。
各都道府県や市区町村に設置されており、不登校や学習の悩みについて無料で相談できる。
臨床心理士や教育カウンセラーが対応してくれることが多い。
発達障害に関する専門的な機関。
診断や療育、就労支援など、ライフステージに応じた相談ができる。
発達障害の確定診断が出ていなくてもOK。
18歳未満の子どもに関するさまざまな相談を受け付けている。
相談の受付のほかにショートステイや一時預かりなども。
ただし、
- 非行が激しい
- 家族では手に負えない
- わが子に手を出してしまいそう
など、児童家庭支援センターで解決できないほど深刻な場合は児童相談所に連絡しましょう。
発達に関する相談や医療機関の紹介を受けられる。
乳幼児期から継続して相談している人も多い。



こんなことで相談していいのかな……



前も無理だったし、どうせ解決しないよな……
と諦めている場合も、とりあえずつながりをもつことが重要です。
また、人間同士、相性が悪い人もいます。
たとえ相談しても
- 絶望的に理解がなかった……
- なにも相談にのってくれなかった……
というケースも多いでしょう。
いくら専門機関でも全員が理想的な対応をしてくれるわけではありません。
自分に合う合わないもあります。
もし最悪な人に当たったら「ここはダメだ」と割りきって次の機関に相談してください。



まだまだ相談先はありますから、どんどん先へ進みましょう。
具体的な相談窓口はこちらの記事でも紹介しています⬇︎
いつでも見返せるようにブックマークしておくと安心です。


その他(習い事など)
習い事や地域の活動に参加することもひとつの方法です。
子どもの好きなことや得意なことを活かせる習い事は、自己肯定感を高める良い機会になります。
地域のボランティア活動や図書館、児童館なども、社会とつながる場所です。
学校とは違う環境で人間関係をリセットでき、新しい一歩を踏み出すきっかけになります。
地方に住んでいる人にはオンラインコミュニティもおすすめ。
いつでもどこでも参加しやすく、同じ状況の人とつながることで孤立感が和らぐでしょう。



大切なのは、親も子どもも「ここにいていいんだ」と感じられる場所を見つけることです。
発達障害と習い事についてはこちらの記事で詳しく解説しています⬇︎
発達特性のある子どもを受け入れてくれるオンライン習い事も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


不登校を長引かせないための心構え
不登校になったことは親が原因ではありません。
しかし不登校が長引くかどうかは、家庭での過ごし方や保護者の関わり方に大きく影響されます。
ここでは回復を支えるために大切な5つの心構えをまとめました。
焦らない・比べない・責めない
不登校が続くと親は焦りや不安でいっぱいになります。



早く学校に戻ってほしい



まわりの子は発達障害があっても行けているのに
という思いが湧いてくるのは自然なこと。
しかし、焦りをそのまま子どもに向けてしまうとエネルギー回復が遅れます。
子どもは誰よりも「学校に行けない自分」を責め、罪悪感で苦しんでいるからです。
ほかの子どもと比較することも避けましょう。
比較されることで、子どもは自分を否定されたと感じてしまいます。
たしかに学校は人生の最短ルートかもしれません。みんなと同じように生きられたらラクでしょう。
また、子どもや自分自身を責めることもNG。不登校は誰のせいでもありません。
「私の育て方が悪かったのでは」
と自分を責める保護者もいますがそれは違います。
後悔はほどほどに。子どもの最大の理解者、サポーターとして、これからに目を向けながら支えてほしいと思います。
- 学校に行ってほしいという思いが消えない
- 無意識に子どもを追い詰めていないか心配
そんななお母さんお父さんにはこちらの記事がおすすめです⬇︎


- ありのままのわが子を受け入れるってどういうこと?
- どうすれば受け入れられる?
と悩んでいる人はこちらの記事をご覧ください⬇︎


雑談を大切にする
子どもが不登校になると、どうしても学校に行くのか行かないのかみたいな話が増えますよね。
- 親と話すとき=学校や将来の話
- 親と話すとき=責められる
- 親と話すとき=不安そうな顔をされる
このようなイメージがつくと「なにか言われるのではないか…」とビクビクし、会話が減ってしまいます。
学校に関係ない話をしていても
「なんとか子どもを動かしたい」
「親の思い通りにさせたい」
そんな思いがスケスケで、よそよそしい声かけだったら安心感はゼロでしょう。
そうならないためにも日頃から雑談を大切にしてください。
雑談は親子で安心した時間を共有します。
また、見守りに徹しすぎてまったく話しかけないのもNG。
話しかけないのは放置と同じで、子どもを孤独にさせます。



話しかけると子どもの機嫌が悪いから……。



話しかけるなって言われたから……。
こうおっしゃる人もいるでしょう。
しかし、引きこもりだろうと「話しかけるな!」と怒られても、雑談だけは毎日続けるべきです。
天気、ニュース、近所の新しいお店、今日の晩ごはんをはじめ、
- テレビ、エンタメのくだらない話
- 子どもの好きなものに関する話
- 親の失敗談、やらかしたこと
- 今日の小さな幸せ
などなんでも構いません。
しばらく話していない場合は”挨拶“と”天気“だけでも大丈夫です。
直接話すのが難しいときは
- LINEで「買い物行ってくるけど欲しいものある?」と聞く
- ドアの外から「行ってくるね」「いってきます」などと声をかける
ことがベストです。
ときには子どもの大好きなお菓子を用意して、
「◯◯の好きなお菓子、冷蔵庫に入ってるよ〜」
「◯◯あるから食べてね〜」
なんて声かけもいいでしょう。
もしかしたら一切返事がないかもしれませんが、ガッカリしない怒らない。
話さないのは悪いことではないし、なかには心を開かないことで自分を保っている子もいるので、まずはその気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
子どもの本心に目を向ける
子どもが不登校になったら言葉だけに振り回されないことが大切です。
たとえば受験勉強。
「高校に行きたいと言ってるのに勉強しない…」
これは不登校あるある。
不登校の子は



受験に向けて頑張りたい、現状をどうにかしたい
という思いと、



勉強も内申もダメ、どうせ無理だ、今から頑張ってもムダだ
という諦めの狭間で揺れています。
不安定さやプレッシャーから、勉強が手につかないことも少なくありません。
この苦しさからゲーム等に現実逃避してしまうことも。
親としては、
- サボってるんじゃない?
- このままじゃ受験に間に合わないよ?
と言いたくなる瞬間が絶えないでしょう。
しかし子どもは時間をかけて、
「頑張りたい・全日制に行きたい・でも厳しそう・もう終わりだ」
など複雑な感情と戦いながら、折り合いをつけながら進んでいきます。
ゆっくり自分と向き合い、現実と向き合い、進路を決めていきます。
だからこそ、表面的な言葉や行動に振り回されず、
- 雑談でさまざまな選択肢を伝える
- 子どものペースを尊重する
- 体調を最優先にする
の3つを意識しながら、焦らずに見守ることが大切です。
「やらない」のではなく「できない」「それくらいキツイ」という視点をもつことが冷静な見守りにつながると思います。
- 子どもが学校に行きたいと言っているからギリギリまで待つけど、結局行けなくてイライラ
- 子どもが受験したいと言っているから見守っているけど、まったく勉強しなくてイライラ
- 不登校は見守りが大切だからとりあえず見守っているけど、昼夜逆転&ゲームばかりでイライラ
心当たりがある保護者もいるでしょう。
でも、これは「行動」や「言動」をただ見ているだけ。
- どうして行きたいのに行けないのか?
- どうしてに勉強できないのか?
- どうしてゲームばかりしているのか?
この本質に目を向けていくことが、信頼関係を取り戻しエネルギー回復する鍵になります。
学校復帰だけをゴールにしない
学校に復帰できるのは嬉しいことです。
しかし、それが唯一の正解ではありません。
- フリースクールに通うこと
- 通信制高校に進学すること
- 自宅で学習を続けること
など、現実にはさまざまな道があります。
不登校になると
「学校に行けない」
という事実にとらわれてしまいますが、学校はあくまでも手段。
本当の目標は、無事に大人になって、仕事があって、自立できて、信頼できる人がいて、山あり谷ありしながらも長い長い人生を充実させることのはずです。
大切なのは子どもがうまく生きられる環境を見つけること。そして今は人生100年時代。ちょっと嫌になるくらい長いです。
無理に集団生活に適応させようとするよりも、特性に合った道を選ぶことが本人の幸せにつながるでしょう。
第三者を頼る
問題をこじらせないためにも積極的に専門家や支援機関の力を借りましょう。
- スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー
- 教育支援センター(適応指導教室)
- 引きこもり支援センター
- 発達障害者支援センター
- 精神保健福祉センター
- 児童家庭支援センター
- 医療機関
- 民間のカウンセリングサービス
- 民間の不登校支援団体
- フリースクールや家庭教師
まずは学校の先生やスクールカウンセラーと連携を取ることがおすすめです。
子どもの状況を共有することで、復帰しやすい環境を整えてもらえます。
不登校はあなたのせいでもないし、あなただけが苦しんでいる問題でもありません。
だから恥ずかしがらないで。一人で抱え込まないで。


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発達障害がある子どもの不登校対応まとめ


発達障害のある子どもが不登校になるのには、
- 感覚過敏
- 対人関係の困難
- 学習のつまずき
- 集団行動の難しさ
- 二次障害
など、さまざまな理由があります。
これらは本人の努力不足や保護者の育て方の問題ではなく、特性と環境のミスマッチから生じるものです。
不登校になったとき最も大切なのは焦らずに休ませること。
初期は心身の回復を優先し、ある程度エネルギーが回復してきたら将来を見据えた選択を考えていきましょう。
通信制高校や定時制高校など、子どもに合った環境を選ぶことで新しい可能性が広がります。
学校復帰だけをゴールにせず、本人が自分らしく生きられる道を一緒に探していきましょう。
人生なにが有利に働くかは分かりません。
だからこそ今の状況を、ネガティブだけで捉えないでほしいと思っています。
- 不登校は悪いことじゃない
- 悲しいことでもない
不登校になったからこそ見えた世界は、あなたを新しい世界へ連れて行ってくれるかもしれません。



子どものペースを尊重しながら、一歩ずつ前に進んでいってくださいね。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
※出典:PAPAMO株式会社「発達特性のある子どもの不登校率は全国平均の9.5倍 夏休み明けに多い学校への行き渋りや欠席も61.5%が経験」




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