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【重要かも】心の扉をひらくには?親子の信頼関係を築くポイント

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不登校 親子 信頼関係

こんにちは、ゆずです。

今回はわたしの体験談をもとに、親子の信頼関係を築くポイントをまとめました。

安心できる親子関係はすべての基礎。エネルギー回復の土台です。

しかし過干渉や初期対応で、信頼関係がガタガタになっている家庭も多いでしょう。

なんで元気にならないの?

どうして心を開いてくれないの?

ヒィヒィ言っているお父さんお母さんには必ず読んでいただきたいです。

具体的な声かけなど忘れてほしくない内容がギュッと詰まっているので、ブックマークして何度も読み返してもらえればと思います。

この記事のまとめ
  • 親子の信頼関係をつくるためには子どもの本心に気がつくことが重要
  • 言葉だけに振り回されてはいけない
  • 不登校になった子どもの心には「つらい」の一言では表しきれないほどの感情が隠されている
  • わたしは不登校時代、寄り添ってたっぷり共感してもらえると嬉しかった
  • 子どもの話を遮らないこと・雑談することも心の扉をひらく鍵
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ゆずと申します。
この記事を書いた人
  • おうち部」管理人
  • 20代の通信大学生
  • 【経歴】理由もわからず不登校→偏差値70の高校に合格→病気で高校中退→寝たきり→高認→通信制大学&在宅ワーク
  • わたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報やリアルな体験談を発信中です。
  • 詳しいプロフィールはこちら

本記事はわたしの体験談をもとに作成しています。不登校の対応は人によって異なりますので、参考程度にしていただけると幸いです。

前提として過干渉はNG

ご存知の人も多いと思いますが、信頼関係を築く前提として

  • 過干渉すること
  • 余計なことを言うこと

はNGです。

信頼関係の残高を増やすためには何かをするよりも、なるべく口出ししないことが重要になります。

本当にこれでいいの?

冷たくない?

と感じても、かなり控えめな関わりで大丈夫です。

今まで当たり前のように先回り・口出しをしてきたお母さんだと

  • こんなの放棄ではないか…
  • 親としての役目を果たせていないのでは…
  • こんな生活を許して、放置する親なんて…
  • 周りからどう見られるか…

と思うかもしれませんが、衣食住を確保していれば親としての役割は果たせています。

とくに中学生・高校生の男子の場合はいっそう強く見守りが求められますよ。

いったん信頼関係を失ってしまったら、アドバイス等はなしで雑談声かけを大切にしましょう。

とは言っても、見守りが6ヶ月、1年、2年…と続き、子どもにこれといった進展がないと

  • 放っておいていいのか?
  • このやり方でいいのか?

と不安になる気持ちもわかります。

もちろん子どもはまだまだ未熟なので一人じゃ出来ないことは多い。

「見守る」と「放置」は違うため、地道な声かけ働きかけも必要です。

それでも一番大事なのは待つ姿勢。

まずは

  • 助言せず
  • 正論を押しつけず
  • 叱責せず
  • 否定せず
  • 疑わず
  • 脅さず

子どもの声にじっくりと耳を傾けてもらえるとありがたいです。

親が思っている以上に子どもはいろいろ考えているものですからね。

くれぐれも「みんなはやってる」「どうしてあなたは」「◯◯しないとゲーム禁止」とかはNGでお願いします。

ただ放置ではないので、ときには家庭のルールを示すこと・親として毅然と注意すること・発達障害がある子どもに道筋を示すこと・自傷行為が激しいときに病院に連れて行くことなどは必要です。

見守っているのに上手くいかない、子どもとの距離が縮まらないなどの悩みもあるかもしれません。しかしながら、そもそも思春期は親とうまくいかないもの。積極的に距離をとること「この時期はこんなもんか」とあまり考えすぎないことも必要です。

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【結論】信頼関係は子どもの本心に気づき、寄り添うことで構築される

結論からいうと、親子の信頼関係を築くためには子どもの本心に気がつき、その気持ちに寄り添うことが重要です。

わたしの場合、心から

ゆず

ママは自分のことをわかってくれてる

ゆず

ママは自分の気持ちに気づいてくれる

と感じられることで結果的に

  • あっ、うちの親なら信頼できる
  • 信頼できる人には話してもいいかも
  • 信頼できる人の言うことは聞いてみよう

と思えるようになりました。

こうやって信頼関係ができると今思っていることを正直に話せたり、母のアドバイスをすんなり受け入れられたり、少しずつ前に進むことができたんです。

あなたも苦しんでいるとき、その辛さに気がついてくれる人がいたら

この人めっちゃわかってくれる〜!

と信頼できますよね。

これと同じです。

残念なことに子どもは滅多に本心を言いません。

その理由はいろいろ。

未熟さゆえに自分の気持ちがよくわからないから「つらい」「死にたい」など漠然とした言葉でしか伝えられない…。

思春期もあって頭がグシャグシャしていて苦しいから話したくない…。

親から責められる、怒られると思うとビクビクして話せない…。

今までSOSを遮られてきたから話す気もない…。

親に迷惑をかけたくないから自分だけで抱え込んでいる…。

ゆず

あとは、親を試していることもあるでしょう。

実際にわたしは

  • この辛さに気がついてくれるのか?
  • わたしのことをわかってくれるのか?
  • 不安からわたしを救ってくれるのか?

など親を試していました。別に親を苦しませたいと思っていたわけではありません。

好きだからこそ「ママならわかってくれるよね?」と期待していたのだと思います。

子どもが不登校になったら、言葉だけに振り回されないことが大切です。

言葉ではなく雰囲気表情声のトーンから、本心を察することが求められます。

あなたにも経験があると思いますが「大丈夫」って言っても全然大丈夫じゃなかったり、言葉が本心を表しているとは限らないんですよね。

言葉だけに反応せず心の奥に秘められたメッセージに気がつくこと。

「言ってることとやってることが違う!」と怒ったり疑ったりしないこと。

これが親子の信頼関係をつくる重要なポイントだと考えています。

なかなか難しいですが、

  • 言葉と本心は違うことも多い
  • 言葉だけに振り回されない

と意識しておくだけで対応は変わってくるでしょう。

なかには

人の気持ちなんてわかるわけない

言ってくれなきゃわからない

とおっしゃる人もいるかもしれません。

確かにそれはその通りです。

でも、たとえ気持ちがわからなくても、自分に置き換えて想像して寄り添うことはできると思います。

たとえば夜更かし問題

不登校になると夜更かしすることが増えます。

そして朝起きられないこともしばしば。

表面的な状況だけを見ていると

夜更かししてれば、朝起きられないのも当たり前だ…

と思うかもしれません。

でも、違うんです。

わたしの場合

  • 目を閉じると不安になったり
  • 気持ちがザワザワしたり

するので気を紛らわすためにゲームやスマホで現実逃避

しばらくしてやっと寝られるような感じでした。

ゲーム→夜更かし→学校行けない

ではなく、

学校行けない→不安→ゲーム

が正解だと思います。

こんな感じでなんとなくでも想像して、「キツイんだな」と理解して寄り添ってあげる。

ゆず

たったこれだけで親子関係が劇的に変わる日も近づきます。

ポイント

信頼関係を築く前提として、親がある程度不登校を受け入れることが必要です。

学校に行け行けオーラが強すぎると子どもは親の言葉を受け入れられません。

どうしても学校に行ってほしいと思ってしまう…。

受け入れるなんて無理…。

そんお母さんお父さんにはこちらの記事もおすすめです。

【体験談】不登校でも大丈夫ってホント?学校に行かなくてもどうにかなっている話

※noteに移動します

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気持ちの具体例と声かけのポイント

以下ではわたしの体験談をもとに

心の奥に隠れている気持ちの具体例

こんな声かけがあったら嬉しい!安心できる!という共感ポイントをまとめていきます。

心に隠れている気持ちの具体例

不登校になった子どもの心には「つらい」の一言では表しきれないほどの感情が隠されています。

ゆず

正直にいうと気持ちがグチャグチャしていて、自分でもよく分かりません…。

でも、とにかくつらいのは事実。

1つ1つの感情に気づいて寄り添えれば、少しずつ「つらさ」や「モヤモヤ」を減らせるでしょう。

子どもの心に隠れている気持ちの具体例をまとめました。

子どもの心に隠れている気持ちの具体例

  • 内申や欠席日数など進学できるか不安
  • 将来の選択肢が狭くなっている恐怖
  • この先どうなるかわからない恐怖
  • みんなから置いていかれる焦り
  • 留年や遅れるかもしれないという焦り
  • 学校に行けない自分に後ろめたさ
  • 昼間からゲームをする自分に罪悪感
  • 自分さえ我慢すれば…という責任感
  • 思ったように頑張れなくて苦しい
  • 親の期待に応えられなくて情けない
  • 自分のせいで家族仲が悪くなった
  • 迷惑かけてごめんなさい
  • 学校に行きたいのに行けない
  • 自分の思い通りにならなくてイライラ
  • 自分だけ青春を楽しめなくて悔しい
  • なんで自分だけこんな目にという被害感
  • キラキラした友達を想像して嫉妬
  • あの人のせいで不登校になったという恨み
  • 普通のこともできない自分に劣等感
  • みんなは頑張ってるのに自分だけ甘え
  • ずっとひとりぼっちで孤独
  • 不登校になる前に戻りたくて後悔
  • もう人生終わりだという絶望
  • 社会のレールから外れたショック
  • 社会から取り残されたやり場のない怒り
  • 人の視線が気になる
  • 人になんて思われてるか
  • みんなと同じがいい、普通になりたい
  • ニートにはなりたくな
  • ちゃんと自立したい
  • 勉強しなきゃいけないのにできない
  • わたしだっていろいろ考えているのに
  • こんな必死に生きてんのにふざけんなよ
  • みんな自分のことなんてわかってくれない
  • こんな自分が大嫌い
  • 生まれてこなければよかった
  • この先やっていける自信がない
  • 体調が悪くてしんどい

これらはわたしが不登校時代に感じていたこと。あくまでわたしの気持ちです。

しかし多くの不登校に共通するところもあると思います。

ゆず

子どもの気持ちを汲み取るときのヒントにしてください。

追記

児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」を読んでいたら、わかりやすい図を見つけたので引用させていただきますね。

子どもがよく使う4つの「多義語」

イヤだ

裏にある気持ち

・不安だ
・助けて
・怖い
・イライラする
・疲れてる
・イヤじゃない
・そばにいて
・甘えたい
・困ってる
・話したい

など

めんどくさい

裏にある気持ち

・怖い
・悩んでいる
・むかつく
・そばにいて
・自信がない
・がんばりを認めて
・不安だ
・自分はダメだ
・困ってる
・消えたい

など

もういい

裏にある気持ち

・助けて
・見捨てないで
・怖い
・がんばりを認めて
・不安だ
・自分はダメだ
・消えたい
・ダメな自分も認めて
・嫌いにならないで

など

死にたい

裏にある気持ち

・死にたくない
・話がしたい
・認めてほしい
・助けて
・ひとりにしないで
・むかつく
・自分が嫌いだ
・寂しい
・甘えたい

など

※引用:こど看「児童精神科の看護師が伝える 子どもの傷つきやすいこころの守りかた」(2023)KADOKAWA

この本には「子どもとの関わり」や「不登校の見守り」のすべてが詰まっているのでおすすめです。

「死にたい」と言われたとき、自傷行為をしたときの関わりについても紹介されています。

声かけのポイント

声かけをするときは、子どもの心に寄り添ってたっぷりと共感することが大切です。

以下では

  • わたしが嬉しかった!
  • こんなふうに言ってもらえたら嬉しい!

と感じた声かけをまとめてみました。

具体例

「明日は学校行く」といった結果、行けなかったとき。

行きたいのに行けないのって辛いね。思い通りにならないのってもどかしいね。ママは◯◯の身体が悲鳴をあげてると思うな。無理に行かなくていいからね。辛いときはしっかり休みなね。

留年が近づいて焦っているとき。

焦るよね。思い通りにいかないの苦しいね。でもやっぱり、ママは◯◯の心と身体の健康が一番だと思うな。◯◯がどんな選択をしても応援するからね。

「もう勉強無理」「高校行かない」と言ったとき。

内申とか欠席日数とか不安だよね。でも、今まで勉強できなかったのは仕方ないと思うよ。頑張りすぎて疲れちゃった分のエネルギーチャージ期間だったからね。◯◯がどんな選択をしてもママは応援するからね。

学校に行けない自分に罪悪感を感じているとき。

学校に行けないの辛いね。とくに昼間とかキツくない?ママだったら耐えられないかも。◯◯はほんとよく頑張ってるよ。昼夜逆転になるのも仕方ないよ。今はゆっくり休んでね。冷蔵庫に◯◯の好きなお菓子が入ってるから、好きなときに食べてね。

予定の直前になって「やっぱり行きたくない」と言ったとき。

大丈夫?あんまり出かけないから不安だよね。体調とかも心配だよね。キツかったら、無理して行かなくていいからね。途中で帰ってきてもいいしさ。

今まで過干渉気味で親の期待に応えなきゃと思っているとき。

もし「ママの期待に応えなきゃ」って思わせてたらごめんね。学校に行かなくても、勉強しなくても、朝起きられなくても、そこにいてくれるだけで嬉しいよ。ママの子どもでいてくれてありがとうね。

「友達のせいで学校に行けない」と言ったとき。

そうなんだね。それはキツいね。たしかにムカつくね。学校に行けないのも不安だね。でも、今はとりあえず休んだらいいと思うよ。◯◯は繊細さんだから、疲れちゃったんだと思う。無理せずいこうね。

思ったように頑張れなくて辛いとき。

思ったように頑張れないって辛いね。頑張りたいって気持ちはあるのにね。きっと、気持ちに心と身体が追いついていないんだよ。今はその気持ちだけで十分だと思うよ。

※これらの文章には優しい雰囲気が漂っていますが、実際はかなり淡々と伝えてもらうことが多かったです。

なかには

こんなに優しくできない!

こんなの無理!

と思った人もいるかもしれません。

しかし、それでもOK。

今はとりあえず

  • 子どもってこんな気持ちなのかも〜
  • こんなふうに共感する人もいるんだ〜

と知識をつけることが大切だと思っています。

今までまったく理解してくれなかった親が、いきなりこんなこと言い始めたら気味悪いですからね。

心からスルスルっと出てくるようになるまで、じっくり子どもを見つめてみるのもいいでしょう。

実際うちの母も最初はあれこれうるさかったですし、家から追い出されたりもしました(とくに幼稚園・小学校の行き渋り時代)。

イライラして文句を言うと

じゃああんたが出ていけば」とか

そんなこと言われても無理」とか。

聴覚過敏でうるさい(怒)と言うと

耳栓しとけばいいじゃん」とか

出ていけばいいじゃん」とか。

ゆず

反抗期もあって顔を見るたびに「クソババァ」といい、まったく話したくない時期もあったので…。

それでもゆっくり少しずつここまで来れたので、あなたも焦らずに進んでほしいと思います。

いつでも笑顔でいなきゃダメってことはありませんからね。

「共感しなきゃ」「笑顔でいなきゃ」とオドオドするより、腫れもの扱いするより、本気で関わること。

ときには感情的になったり、文句を言ったり、喧嘩をしたり。

家庭のルールや社会のルールに反したらきちんと叱ることも大切です。

ポイント

注意点として、悩んでいることを親につっ込まれることを嫌がる子もいます。

わたしは気にしていることに触れられると、すごく不機嫌になっていました。

親は子どものすべてを癒せるわけではありません。

子どものプライベートゾーンに侵入しないように気をつけながら、ほどよく関わっていくことが必要でしょう。

それでも共感寄り添いは大事。

声をかける前に

  • 傷つく言い方になっていないか
  • 同情する言い方になっていないか
  • 劣等感を刺激しないか
  • 恥をかかせる言葉になっていないか

を考えてもらえればと思います。

とは言っても、現実にはどんな声かけもウザいって感じる時期はありました…。

とくに悩んでいたり、些細なできごとがあったりしたとき。

例:退学の選択が迫られている、友達のキラキラしたSNSを見た、不安になる記事を見た、体調が悪すぎるなど

心がキャパオーバーのときは、すべて受け入れられなくて、なんでも突っかかって、暴言・暴力が出てしまうんですよね…。

ゆず

そういうときは一旦離れて、お互い冷静になるのが一番得策かなと思います。

まずは心のなかで共感ワードを唱えてみるのがおすすめです。

思っているだけで気持ちは伝わりますよ。

注意

いろんな声かけの方法がありますが、

ありのままでいい

そのままでいい

という声かけはあまりおすすめできません。

  • 普通に戻ろう
  • 必死に頑張ろう
  • どうにか現状を変えよう

このように懸命にもがいているわが子を認めないことになるからです。

わたしは不登校時代、母から

ゆずがいてくれて幸せ

ゆずがママの子どもでよかった

どんな選択をしても応援してるよ

と声かけしてもらえて嬉しかったのを覚えています。

もし「ありのままでいい」と言われていたら、

  • ママは何もわかってくれない…
  • わたしはもっと頑張りたいのに…

と思っていたかもしれません。

不登校になると「ありのまま」というワードを聞きますが、これは親がありのままのわが子を受け容れることが大切だということ。

ありのままを受け容れることで穏やかに応援できるという意味です。

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毎日続けてほしい「雑談」

共感に加えて超重要なのが「雑談」。

わが子が不登校になると、どうしても学校に行くのか行かないのかみたいな話が増えますよね。

  • 親と話すとき=学校や将来の話
  • 親と話すとき=責められる
  • 親と話すとき=不安そうな顔をされる

このようなイメージがつくと「なにか言われるのではないか…」とビクビクし、会話が減ってしまいます。

学校に関係ない話をしていても

なんとか子どもを動かしたい

親の思い通りにさせたい

そんな思いがスケスケで、よそよそしい声かけだったら安心感はゼロでしょう。

そうならないためにも日頃から雑談を大切にしてください。

雑談は親子で安心した時間を共有します。

また、見守りに徹しすぎてまったく話しかけないのもNG。

話しかけないのは放置と同じで、子どもを孤独にさせます。

話しかけると子どもの機嫌が悪いから…。

話しかけるなって言われたから…。

こうおっしゃる人もいるでしょう。

しかし、引きこもりだろうと、「話しかけるな!」と怒られても、雑談だけは毎日続けるべきです。

天気、ニュース、近所の新しいお店、今日の晩御飯をはじめ、テレビ、エンタメなどのくだらない話、子どもの好きなものに関する話、親の失敗談、今日の小さな幸せなど何でも構いません。

しばらく話していない場合は”挨拶“と”天気“だけでも大丈夫。

ウザくならない程度に毎日続けてほしいです。

ゆず

できれば一緒にテレビを見たり、ゲームをしたりするのもいいでしょう。

とくに

  • 子どもの好きなものに興味を示すこと
  • 子どもから学ぼうとする姿勢でいること
  • 大人の失敗談を話してみること

などは子どもにとっていい影響ばかり。

わたしの場合、自分が大好きなドラマの話を振られたときは、嬉しくてペラペラ話していました。

見ている動画の内容を聞いてみたり、子どもが興味のあるものを一緒に体験したりすることも大切だと感じています。

親からの積極的な声かけや雑談は、子どもが「SOS」や「ヘルプ」を発する機会をつくることにもつながりますよ。

直接話すのが難しいときは

  • LINEで「買い物行ってくるけど欲しいものある?」って聞く
  • ドアの外から「行ってくるね」「いってきます」などと声をかける

ことがベストだと思います。

ときには子どもの大好きなお菓子を用意して、

◯◯の好きなお菓子、冷蔵庫に入ってるよ〜

◯◯あるから食べてね〜

なんて声かけもいいでしょう。

もしかしたら一切返事がないかもしれませんが、ガッカリしない怒らない

話さないのは悪いことじゃないし、なかには心を開かないことで自分を保っている子もいるので、まずはその気持ちに寄り添ってあげてくださいね。

また、話の途中で学校や将来の話をしないように気をつけてください。

親と仲良く話していると「学校が〜」「友達が〜」と心がズキズキすることを言われるから、なかなか心を開けないのは不登校あるある。

安心できる環境で心から親を信頼するためにも、最初のうちは学校や将来の話を控えてもらえるとありがたいです。

親は敵ではなく、味方であると思ってもらえるような対応を心がけていきましょう。

とはいえ、必要な情報を伝えることは大切。

  • 宿題プリント
  • 行事やイベント
  • あと◯回で留年
  • 学校に行けないときはこんな選択肢もある

など事務的な連絡はそのまま伝えたほうがいいと思います。

イライラしても落ち込んでも、それをどうするかは子ども自身の課題だからです。

ただあまりにも子どもが苦しんでいたり、自傷行為をしていたりする場合は、事務的連絡も控えめにしたほうがいいでしょう。

ポイント

子どもの話を遮らないことも信頼関係を取り戻すポイント。

忙しいのは重々承知ですが、子どもの声には最後まで耳を傾けてあげてください。

途中で意見を言ったり、反論したり、説教したりすることはNGでお願いします。

ゆず

たとえ恨みであっても、内容に間違いがあっても、とにかく聞く姿勢です。

ただ、親自身に余裕がなかったり体調が悪かったりすると、イライラして声を上げてしまうこともあるかもしれません。

そんなときは自分の状態を自覚し、前もって

これ以上疲れると鬼ババになっちゃうかも(笑)

ちょっと休ませてもらってもいいかな、話は明日でもいい?

と伝えるべきだと考えています。

無理しないこと・休むことは、結果的に子どもの安心感居心地のよさにつながるでしょう。

大人だって完璧じゃない!

そんな姿を見せてあげてください。

あと、無理なことはきちんとバッサリ伝えることも必要です。

「できない」と言うのと、寄り添う・寄り添わないは別次元の話ですからね。

冷静に誠実に伝えることは、子どもを信頼している証拠

お互いにきちんと意見を言い、尊重できる関係が理想です。

ポイント

これは一番難しいことですが、信頼回復を早めるには

  • 家族仲
  • 家庭の雰囲気

この2つも重要です。

家族仲が悪かったり、家庭の雰囲気が悪かったりすると、やっぱりそれだけで居心地は悪くなってしまいます。

自分のせいで家族が苦しんでいる…

と感じれば自分の存在価値に悩み、罪悪感を抱き、絶望し、エネルギー回復も遅れるでしょう。

それなりにいい雰囲気で、それなりに親が人生を楽しんで、できるだけいつも通りがベストです。

ただ、家族仲に関しては一人の力ではどうしようもできないので…。

せめてこれを読んでいるあなただけは、自分を犠牲にしないで、自分を大切にして、自分のために生きてほしい…。

人生っていいものだよ」と感じられる姿を子どもに見せてあげてほしいなと思っています。

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まとめ:言葉に振り回されず、子どもの本心に目を向けて

最後までご覧いただきありがとうございました
まとめ
  • 親子の信頼関係をつくるためには子どもの本心に気がつくことが重要
  • 言葉だけに振り回されてはいけない
  • 不登校になった子どもの心には、「つらい」の一言では表しきれないほどの感情が隠されている
  • わたしは不登校時代、心に寄り添ってたっぷり共感してもらえると嬉しかった
  • 子どもの話を遮らないこと・雑談することも心の扉をひらく鍵

男女関係でもありますよね。

彼女が「あのね、この前こんなことがあってね…」と愚痴を言ったら、彼氏が

じゃあこうすればいいじゃん

と上から目線のアドバイス。

彼女はただ共感してほしいだけなのに。

ゆず

不登校親子のすれ違いも、本質を見ればこれと同じです。

大切なことは相手に寄り添うこと。

100%気持ちを理解できなくたっていいんです。というか、子どもの本心がわからないのは当たり前。

それでもきっと辛いんだろうなと想像して、寄り添って、共感する。

それだけで子どもは救われます。

わたしが今まで見てきた感じだと、不登校が長引いている家庭のお父さんお母さんはこんな感じでした⬇︎

子どもが学校に行きたいと言っているからギリギリまで待つけど、結局行けなくてイライラ

子どもが受験したいと言っているから見守っているけど、まったく勉強しなくてイライラ

不登校は見守りが大切だからとりあえず見守っているけど、昼夜逆転&ゲームばかりでイライラ

でも、これは「行動」や「言動」をただ見ているだけ。

  • どうして行きたいのに行けないのか?
  • どうして受験したいのに勉強できないのか?
  • どうしてゲームばかりしているのか?

この本質に目を向けていくことが、信頼関係を取り戻しエネルギー回復する鍵になると思っています。

先ほども書いた通り、不登校の子どもはいろんな「つらさ」でいっぱい。

まずはその気持ちに気づいてあげるだけで子どもとの距離はグッと縮まるでしょう。

あとは「雑談」も超重要です。

意味のない会話を楽しんだり、ふざけた時間を過ごしたりするのは、回復をグッと早めますよ。

この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

ゆず

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当サイトの内容は、主にわたしの体験談をもとに作成しています。不登校は100人いれば100通りなので、対応に正解はありません。記事内容は、ヒントにしていただければ幸いです。また、身バレ防止のために一部事実とは異なる箇所もございます。ご了承ください。

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