
うちの子、中学生で不登校だけど高校受験はどうなる?全日制にはいける?



内申点がほとんどないけど影響は?やっぱり不利?



そもそも受験できる高校はあるの?進学できる?不安でいっぱい…
中学で不登校になると気になるのが高校受験。
内申点が低い、欠席日数が多い、勉強が遅れているなどの理由から、このままで高校に進学できるのか…心配になりますよね。
でも大丈夫。不登校でも高校進学は可能です。
近年は多様な学び方や生き方が認められるようになり、不登校の生徒を積極的に受け入れている高校も増えています。
ただし、学校選び、受験対策、内申点の扱いには注意が必要なことも。
この記事では、
- 不登校から高校受験をするときに確認しておきたい5つのポイント
- 不登校からの高校受験に役立つ「不登校枠」
- 不登校からの進学先の一例
- 心強い味方になってくれるおすすめ塾(家庭教師)3選
- 不登校からの高校受験を成功させるコツ
- 知っておくべき親の心構え
を解説します。
学校に行っていても悩みが尽きない高校受験。不登校だと不安は人一倍でしょう。
しかし焦りは禁物です。



受験の不安を少しでも減らしたいお母さんお父さんはぜひ最後までご覧ください。
不登校でも高校受験・進学はできる
結論からいうと、不登校でも高校受験はできます。進学も十分に可能です。
かつては学校への出席日数や内申点が重視され、不登校になると高校進学の機会が限られてしまうこともありました。
しかし近年では、一人ひとりの多様な学びのかたちを尊重し、学力だけではない多角的な視点から生徒を評価しようとする動きが活発になっています。
さらに、不登校の子どもの学習機会を保障するための公的な制度が整備されてきています。
制度の一例
- 出席扱い制度
→内申点アップや欠席日数の減少 - 不登校のための入試制度
→調査書ではなく当日の点数や面接を重視



学校を長期間休んでいても、高校進学や将来の夢を諦める必要はありません。
ただし調査書が合否に影響するケースも
調査書には教科ごとの成績や出欠状況、学校生活での活動記録などが記載されており、これが受験の合否に影響を与える場合があります。
とくに全日制の一般入試では、学力試験だけでなく、調査書の評価も総合的に判断されるのが一般的です。
全日制公立高校では基本的に「欠席日数の多い生徒は審議の対象とする」としています。
「審議の対象とする」=「合格の確率が下がる」ということ。
内申点の割合も決まっているため、不利になるケースが考えられます。
学力検査の得点と調査書点の比率を「7:3」や「6:4」で利用
<入学者選抜における調査書の取扱いについて>
- 不登校経験のある生徒等は、中学校での学習において評価できる材料が少なく、参考にできる資料等を活用したとしても、学習評価は低くならざるを得ない傾向がある。こうした不登校経験のある生徒等にとって、都立高校の選抜に活用される調査書が受検をする上で心理的負担になっているケースもある。
しかし、すべての高校が調査書だけで合否を決めるわけではありません。
高校によっては、当日の学力試験の点数を重視したり、面接や自己PR文の内容を重点的に評価したりするケースがあります。
地域によりますが、全日制高校でも
- 調査書をあまり重視しない高校
- 中3の調査書しか見ない高校
- 不登校選抜を採用している高校
などがあるので先生や高校に聞いてみましょう。
また、そもそも調査書を合否判定に使用しない学校も増えてきています。
とくに
- 通信制高校
- 定時制高校
- チャレンジスクール
などは学力試験や面接だけで合否を決定することが多いです。



まずは子どもの目指す高校が調査書をどのように評価するのかを確認しておきましょう。
場合によっては、調査書によって第一希望の学校に落ちてしまうこともあるかもしれません。
しかし、これは学校に行っている子だって同じ。
不登校だからと落ち込むのではなく、相性が悪かったと切り替えて、今できる一番の選択をしましょう。
大切なのは



みんなと同じ道に戻りたい



全日制で人生をリセットしたい



高校に行かなければならない
などの固定観念にとらわれず、どんな環境なら安心して学べるのか、どんな未来を描きたいのかを親子で一緒に考えること。
途中まで全日制高校を目指していても、受験直前になって通信制高校(定時制高校)に進路変更する例も多々あります。
まずは子どもの気持ちを大切に、情報収集や共有をしながら視野を広げていくことが重要です。
不登校から高校受験をするときに確認しておきたい5つのポイント
不登校からの高校受験を考え始めたとき、



子どもは部屋に引きこもり気味だし、進路の話をするのは難しい…



今のところ進学の見通しがたってないけど、まず何をすればいい?
など戸惑ってしまうお母さんお父さんは多いでしょう。
ここでは進路選択をスムーズに進めるために、親が確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
各高校の募集要項
募集要項には
- 出願資格
- 選抜方法(学力試験、面接、作文など)
- 合否判定の基準
- 提出書類
といった、受験に関するすべての情報が記載されています。
志望校や気になる高校の募集要項をすみずみまで確認しましょう。
とくに注目すべきは「出願資格」と「選抜方法」です。
- 出願資格
中学校の卒業(見込み)が条件となるのが一般的。欠席日数に関する規定が設けられている場合も。
例:中学3年間で欠席日数30日以下 - 選抜方法
学力試験の配点や調査書(内申点)がどのように評価されるか、面接や作文がどの程度の比重を占めるかなどが詳細に記されている
募集要項は各高校のウェブサイトやパンフレットで確認できます。
志望校が決まっていない場合は、近場の全日制高校・定時制高校・通信制高校などを満べんなく情報収集しておくことがおすすめです。
最近は通信制高校の志望者が増えており、記載してある日付よりも早く募集を締め切ることがあります。



定員の関係上、ギリギリだと入学できない可能性も考えられるので、早めに情報収集をしておきましょう。
子どもが説明会に行けない・進学に乗り気でない場合でも、親はどんどん情報収集を進めてください。
不登校の子どもは
- 引きこもり気味だったり
- 進路の話を嫌がったり
- 高校に行かないと言っていたり
- 全日制高校がいいと言っていたり
- 説明会を当日ドタキャンしたり
することが少なくありません。
しかし実際には
- 突然高校に行くと言い出すケース
- 1月まで全日制高校を目指していたけど直前で通信制高校に変更するケース
- 全日制高校に進学したけど、やっぱり難しくて通信制高校に転学するケース
も多いです。
通信制高校はどうしても負のイメージがあるので最初は拒否しがちなものの、落ち着いてくると現実的な一つの選択肢に。



家に資料を置いても大丈夫?
と心配なお母さんお父さんもいると思いますが、
「わたしが気になったから」
「ママが知りたいから、ちょっと話聞いてくるね〜」
と堂々としていれば大丈夫ですよ。
まずは以下のようなナビサイトを活用して、条件に当てはまる高校をサクッと検索&パンフレットをゲットしてみましょう。



とくに人気のサイトがこの2つ。掲載されている通信制高校の数が多いので、希望の学校が見つかりやすいですよ。
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「不登校枠」や「特別選抜」の有無
不登校の子どもに配慮した選抜方法、いわゆる「不登校枠」や「特別選抜」を設けている高校(自治体)があります。
これは調査書や学力試験の点数だけでなく、面接・作文・自己申告書※で意欲や個性、これまでの経験を評価してくれる入試制度です。
この制度を利用すれば、欠席日数や内申点の低さをカバーしやすくなります。
ただし、不登校枠はあくまで欠席日数の状況に配慮をする制度。
不登校枠を利用しても必ず合格できるわけではないので注意してください。
制度を導入している地域も一部に限られます。
まずは「都道府県+不登校+高校受験」のように検索してみましょう。



不明なこと・気になることがあれば、在籍校や志望校、教育委員会などに直接質問してみることが大切です。
不登校枠の詳細は見出し【不登校からの高校受験に役立つ「不登校枠」】をご覧ください。
居住地域の受験システム
高校受験のシステムは都道府県ごとに異なります。
使える制度も内申点の取り扱いも居住地域によって変わるので、以下の項目をあらかじめ確認しておきましょう。
- 公立高校の入試制度
- 私立高校の受験方法
- 調査書の取り扱い
(中学3年間の調査書を使うのか、中3の調査書のみ提出するのか) - 内申点の点数化方法
(どれくらい内申点を重視するのか) - 受験できる高校の範囲(学区制度)
とくに調査書(内申点)の部分は不登校からの高校受験に大きく関わります。
- 例:3年生の調査書のみ使うケースでは3年生で挽回の可能性あり
- 例:調査書の比重が低ければ、当日の点数次第で合格できる可能性あり
まずは、教育委員会のウェブサイトを確認したり中学校の先生に相談したりして、地域の受験システムを把握することが重要です。



在籍校の先生とうまく連携が取れないときは、不登校の指導実績がある家庭教師(塾)に頼ることもひとつの選択肢です。
不登校に強い塾(家庭教師)は見出し【不登校からの高校受験におすすめの塾・家庭教師3選】にまとめています。
欠席日数や出席扱いの適用状況
不登校になったとき、特定の条件を満たすと「出席扱い」として認められる制度があります。
出席扱いとは文部科学省によって定められた、学校復帰の円滑化を目的として運用されている制度のこと。
- 民間のフリースクールへの登校
- 教育支援センター(適応指導教室)への登校
- ICT教材を用いた自宅学習
- 保健室登校(別室登校)
が校長先生の判断で「出席扱い」になります。
ただし出席扱いの適用には、
- 一定の学習活動をおこなっていること
- 中学校と学校外の機関との間で連携が取れていること
など細かな条件があります。
まずは一度、中学校の先生に相談してみることが大切です。



制度が適用されたときは、調査書に反映されているかを忘れずに確認してください。
出席扱いの詳細はこちら⬇︎


在籍校や先生によっては、調査書の特記事項として欠席理由やコメントを書いてくれるケースがあります。
例:「中学では欠席が多かったが高校では問題なく出席できそう」など
欠席理由や改善傾向などの記載があることで、欠席日数の影響が小さくなることも考えられるので、機会があれば相談してみましょう。
不登校と認定され不登校選抜を利用するためには、一般的に年間30日以上の欠席をしている必要があります。
不登校の定義
何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にある児童生徒のうち、年間に30日以上欠席した者 (ただし、「病気」や「経済的理由」、「新型コロナウイルスの感染回避」による者を除く。)
年間30日以内の欠席だと特別選抜が利用できない可能性があるので注意してください。
また、出席扱いを利用すると、通知表が斜線ではなく「オール1」や「オール2」になる可能性があります。
斜線がない通知表は喜ばしいことなのですが、学校や地域によっては「オール1」「オール2」の通知表よりも、斜線の通知表のほうが受験に有利な場合も。
頑張って出席扱いにしても、受験に不利になってしまったら意味がありません。
子どもの心身の状態
不登校からの高校受験で最も大切にすべきは子どもの心身の状態です。
高校受験は精神的にも肉体的にもエネルギーを消耗します。
不登校になったときに優先すべきはエネルギー回復。
無理に受験をさせたり、親の考えを押しつけたりせず、まずは安心して話せる環境を作ることが求められます。
そのうえで以下のポイントを一緒に確認しておきましょう。
- 高校に行きたいと思っているのか
- どんな高校生活を送りたいのか
- 起立性調節障害など体調の見通しはどうか
周囲から遅れたくないという気持ちがあっても、場合によっては
「いったん高校進学を見送る」
「まずは休養に専念、進学を1年遅らせる」
ことを選択肢にいれましょう。
また、親からすると



子どもはA高校を志望しているけど、成績的にここは厳しそう



合格しても通学は厳しそう
と感じることもあるかもしれません。
しかし先回りはNG。心配でも
- この子なら大丈夫
- 上手くいくかもしれない
- 失敗してもいい経験になる
と信じて見守ってもらえると心強いです。
「高校に行きたいと言ってるのに勉強しない…」
これは不登校あるある。
不登校の子は



受験に向けて頑張りたい、現状をどうにかしたい
という思いと、



勉強も内申もダメ、どうせ無理だ、今から頑張ってもムダだ
という諦めの狭間で揺れていることがあります。
不安定さやプレッシャーから、勉強が手につかないことも少なくありません。
この苦しさからゲーム等に現実逃避してしまうことも。
親としては、
- サボってるんじゃない?
- このままじゃ受験に間に合わないよ?
と言いたくなる瞬間が絶えないでしょう。
しかし子どもは時間をかけて、
「頑張りたい・全日制に行きたい・でも厳しそう・もう終わりだ」
など複雑な感情と戦いながら、折り合いをつけながら進んでいきます。
ゆっくり自分と向き合い、現実と向き合い、進路を決めていきます。
だからこそ、表面的な言葉や行動に振り回されず、
- 雑談でさまざまな選択肢を伝える
- 子どものペースを尊重する
- 体調を最優先にする
の3つを意識しながら、焦らずに見守ることが大切です。



「やらない」のではなく「できない」「それくらいキツイ」という視点をもつことが冷静な見守りにつながると思います。
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不登校からの高校受験の助けになる「不登校枠」「特別選抜」
不登校からの高校受験で大きな助けとなるのが、見出し【「不登校枠」や「特別選抜」の有無】でも紹介した「不登校枠」や「特別選抜」です。
※制度の名称や出願条件などは地域や高校によって異なります
この入試制度では学力や内申点だけでなく、面接や作文、自己PRを通して、子どもの個性やこれまでの経験が評価されます。
不登校枠を用意している自治体の例
東京都の場合
第1-3 自己申告書の提出
調査書に記載された欠席日数について、欠席の事情を説明する必要がある場合など、都立高校に理解してほしい事情を説明する必要がある場合、志願者は、自己申告書(様式13)を志願する都立高校の校長に提出することができる。
埼玉県の場合
1 募集人員等 一般募集で実施する。募集人員は定めず、選抜要領に従って各学校の実情に応じて選抜し、入学許可候補者を決定する。ただし、この選抜による入学許可候補者数は、募集人員に含まれる。 2 実施する高等学校 原則として、全日制の課程及び定時制の課程の全ての学校、学科等で実施する。 3 出願資格 令和8年3月31日までに中学校を卒業する見込みの者で、中学校在学中に一過性のつまずきなどにより不本意な中学校生活を送った者で、在学中学校長が、不登校の生徒などを対象とした特別な選抜による出願に該当すると認めた者。 4 出願及び書類の提出 不登校の生徒などを対象とした特別な選抜を希望する者は、「自己申告書」(様式6)を、在学中学校長を経て、志願先高等学校長に提出すること。「自己申告書」の提出は、第3の3(3)(7ページ)による。 ※引用:埼玉県教育委員会「令和8年度入学者選抜実施要項・入学者選抜要領(第6 不登校の生徒などを対象とした特別な選抜)」
神奈川県の場合
2.長期の欠席を理由とする選抜方法の取扱い申請について
(1)申請について申請できる人 中学校の2年または3年(12月まで)で、
出席すべき日数の1/3以上の欠席をした人選考方法 申請した学年の、調査書における学習の記録は、資料とせずに選考します。
申請方法 調査書とともに、中学校から志願先の高等学校に申請書※を提出します。
愛知県の場合
Q:欠席日数が多いのですが、特別な配慮はありますか?
A:愛知県公立高等学校入学者選抜では、全日制課程の一般選抜、定時制課程及び通信制課程において、全ての高校・学科で「長期欠席者等にかかる選抜方法」を実施しています。この選抜方法の適用者は、面接を実施する高等学校においては面接を「個人面接」とすること及び調査書情報の「学習の記録」を参考として取り扱うなどの配慮がなされます。
この制度の最大のメリットは、欠席日数や内申点の低さが合否に直接影響しにくいところ。
不登校になった経験をマイナスな出来事として捉えるのではなく、
- なぜ不登校になったのか
- その経験から何を学んだか
- これからどうしていきたいか
という前向きな言葉に変えることで、大きなアピールポイントになります。
不登校になったことは決して恥ずかしいことではありません。
ただし、「不登校枠」はあくまで調査書に配慮する受験制度。通常の入試と同じく、試験の点数が合格ラインに達していなければ不合格となります。
制度を使っても、必ず合格できるわけではないことに注意してください。
入試当日に必要な得点を取れるよう、計画的に準備を進めておきましょう。
勉強がかなり遅れている、ひとりだと遅れを取り戻すのが難しいときは塾や家庭教師を頼ると安心です。



独学よりも効率よく偏差値アップを目指せますよ。
詳しくは見出し【不登校からの高校受験におすすめの塾・家庭教師3選】をチェックしてみてください。
不登校からの進学先の一例とそれぞれの特徴
不登校になった子が進学できる高校は、全日制高校だけではありません。
多様な学びのニーズに応えるため、さまざまなタイプの学校が用意されています。
ここでは不登校からの進学先(一例)とそれぞれの高校の特徴をわかりやすく解説します。
全日制公立高校
特徴
最も一般的な高校のかたち。
平日の昼間に通い、部活動や学校行事も充実している。いわゆる「高校生活」を送れる。
学費が安く友達をつくりやすい。
毎日決まった時間に登校する必要があり、サポートは少ない傾向。
不登校からの進学のしやすさ
全日制公立高校では基本的に「欠席日数の多い生徒は審議の対象とする」としている。
「審議の対象とする」=「合格の確率が下がる」ということ。
欠席日数や内申点を合否判定に反映させるため、不利になる可能性あり。
「不登校枠」「特別選抜」「自己申告書」を活用すれば調査書(内申点)の影響を減らせる。
受験方法
5教科の学力試験の点数と中学3年間の内申点の総合評価で合否が決まるのが一般的。
面接や自己PRが重視される場合もある。
内申点の低さを挽回するためには、学力試験で高得点を取ることが重要。
こんな人に
- 普通の高校生活を送りたい
- 「不登校枠」や「特別選抜」の制度が整っている地域に住んでいる
- 規則正しい生活を送れる
全日制私立高校
特徴
全日制公立高校と同じく、毎日通学して授業を受けるタイプの高校。
私立高校は学校ごとに独自の教育理念や特色をもっている。
施設が充実していたり、独自の教育プログラムがあったりすることが多い。
公立高校より少人数制で、きめ細かなサポートを受けられる傾向。公立に比べて学費が高い。
不登校からの進学のしやすさ
私立高校は学校独自の入試制度を設けている。
通常は内申点と欠席日数も評価対象だが、学校(コース)によっては面接、作文、推薦書、当日の成績のみを重視することもある。
3教科なので勉強が遅れているときでも試験対策しやすい。
受験方法
3教科(国語・数学・英語)の学力試験が中心。
面接、作文(小論文)が実施されることも。
調査書を重視しない入試に挑むときは当日の成績が重要。できる限り高得点を目指そう。
こんな人に
- 特定の分野に特化した学びをしたい
- 「不登校枠」や「特別選抜」がない地域に住んでいるけど、全日制の高校に通いたい
- 科目を絞って効率的に受験対策をしたい
欠席日数や内申点を考慮するかどうか、オープン入試を採用しているかどうかは学校によって異なります。
事前に確認することが大切です。
オープン入試とは
内申書(調査書)の評価を重視せず、おもに試験の成績で合否が決まる入試方式。
私立高校で採用されていることが多く、学力試験の結果が大きく影響する。
通信制高校
特徴
自宅での学習が中心。決められた回数だけ登校して授業やレポート提出をするタイプの高校。
自分のペースで学習を進められ、体調面・学習面において負担が少ない。ただし自己管理能力が求められる。
公立の通信制高校は学費が格安だがサポートは少なめ。私立の通信制高校は方針も学費も学校によってさまざま。
サポート校を活用すれば、全日制の学校に近い高校生活ができる。
通信制高校と提携し、学習や生活面の支援を行う民間施設。
通信制高校に在籍する生徒が、高校卒業資格を取得するために必要なサポートをしてくれます。
- ひとりだと上手く進められない
- 単位取得に不安を感じる
- モチベーションが維持できない
- たくさん登校したい
- 全日制のような生活を送りたい
そんな生徒のために、学習から生活までを全面的に支えてくれますよ。
いわゆる塾のような場所であり必須ではありませんが、利用することで卒業までの道のりがスムーズになるでしょう。
不登校からの進学のしやすさ
不登校の生徒を積極的に受け入れており、最も進学しやすい選択肢の一つ。
定員に達していなければ、内申点や成績に不安があっても入学可能。
受験方法
書類選考、面接、簡単な作文や筆記試験。
学力試験の点数よりも、本人のやる気や高校生活への意欲を重視する。
面接では
「なぜ通信制高校を選んだのか」
「入学後にどんなことを頑張りたいか」
などを聞かれることが多い。
平均的な費用
- 公立通信制高校
年間約4〜6万円
自治体差あり
(収入が基準以下なら就学支援金対象) - 私立通信制高校
年間約20〜100万円
学校やコースによって幅がある
(収入が基準以下なら就学支援金対象) - サポート校
年間約40〜100万円
別途通信制高校の学費が必要
(塾などと同じく民間施設のため、就学支援金対象外)
A サポート校については、就学支援金制度の対象ではございません。
通信制高校の授業料については、就学支援金制度の対象となります。
高等学校等就学支援金制度を利用することで、公立通信制高校と私立通信制高校の学費は軽減される場合があります。
メリット
- 登校日数が少なく負担が少ない
- 学力に不安があっても安心して学び直せる
- 時間を有効活用して、アルバイトや趣味などに打ち込みやすい
デメリット
- 友人関係を築きにくい
- 自己管理が必要
- サポート校を活用すると学費が高くなる
こんな人に
- 不登校が長期にわたっていて、すぐに毎日通学するのは難しい
- 不登校に理解のある環境で、自分のペースで頑張りたい
- 体調、特性、こころなどを考慮したい
- アルバイトや趣味などと両立したい
ポイント
スクーリング(登校)の頻度や、レポート提出の形式が学校によって異なるので、事前によく調べておきましょう。
通信制高校の詳細はこちら⬇︎


定時制高校
特徴
おもに夕方から夜にかけて授業をおこなう高校。
午前・午後・夜間など、複数の時間帯で授業を開講している「多部制」の学校も増えている。
不登校からの進学のしやすさ
通信制高校と同様に、不登校の生徒が進学しやすい環境。
多様な生徒が学んでいるため、不登校だった経験を引け目に感じる必要がなく、安心して高校生活を始められる。
受験方法
学力試験、面接、作文が中心。
中学時代の成績や欠席日数は、合否にあまり影響しない。
面接では
「なぜ定時制高校を選んだのか」
「どのように高校生活を送りたいか」
といった点を重点的に聞かれる。
メリット
- 昼間の時間を自由に使える
- 少人数制の授業
- きめ細かなサポートを受けられる
デメリット
- 全日制に比べて部活動や学校行事が少ない
- 卒業までに4年かかることがある
こんな人に
- 働きながら学びたい
- 自分のペースでゆっくりと勉強したい
- 体調的に午後や夜間だと通いやすい
チャレンジスクール
特徴
東京都独自の高校。
不登校経験のある子どもを積極的に受け入れている。都立高校なので学費も安い。
主に小・中学校での不登校の経験や高校での中途退学の経験により、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、自分の目標を見つけ、それに向かってチャレンジする高校です。
昼夜間の定時制・総合学科・単位制の高校で、自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて各時間帯(午前・午後・夜間の三部)を選んで入学できます。
不登校からの進学のしやすさ
不登校の子どもを対象とした学校なので、安心して受験できる進学先。
欠席日数や内申点が評価対象にならないため、中学校での苦労を気にせず受験に臨める。
受験方法
学力試験はなく、志望申告書・作文・面接で合否を判定。
面接ではこれまでの経験や高校で学びたい意欲などが質問される。
メリット
- 授業は基礎から丁寧に
- 多部制・単位制だから自分のペースで学べる
- 普通科だけでなく専門科目を学べる学校も
デメリット
- 東京都内に住んでいる子どものみ
- 卒業までに4年かかることがある
こんな人に
- 東京に住んでいる
- 不登校から都立高校に進学したい
- 授業のサポートやカウンセリングが充実してる高校を選びたい
ポイント
チャレンジスクールは東京都のみですが、似た制度を設けている都道府県もあります。
東京以外にお住まいの方は、チャレンジスクールと類似した学校がないかを調べてみましょう。
※参考:東京都教育委員会「チャレンジスクール・エンカレッジスクール」
不登校特例校(学びの多様化学校)
特徴
不登校の子どもたちのための特別なカリキュラムを設けた学校。
小学校・中学校から継続して設置されていることが多く、一人ひとりの状況に合わせた学習支援や心理的なサポートをしてくれる。
公立も私立もある。
不登校からの進学のしやすさ
不登校の子どもに特化した学校(コース)のため進学しやすい。
不登校になった経験を活かし、安心して学びを再開できる環境が整っている。
受験方法
学校によって異なるが、面接や作文が中心。
画一的な学力試験ではなく、一人ひとりの個性や学びたいという気持ちを重視してくれる。
メリット
- 不登校に特化した手厚いサポート
- カウンセリングや体験学習など多様な学び
- 少人数制で子ども一人ひとりの個性を尊重
デメリット
- 設置数が少ないため、通学できる範囲にないケースが多い
※設置校はこちら - 卒業後の進路は自分で探す必要がある
こんな人に
- 通える範囲に学びの多様化学校がある
- 安心して学び直したい
- 不登校の経験をじっくり見つめ直したい
※参考:文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)(不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)について」
不登校からの高校受験におすすめの塾・家庭教師3選
不登校からの高校受験では、親も子どもも心が不安定になりがち。



このまま見守っていていいのか…



ほとんど勉強してないけど入試に間に合うのか…



受験が近づいてるのにゲームばかり…
など接し方や声かけに悩むことが増えるでしょう。
子ども自身も
「勉強が遅れていてどこから手をつけたらいいかわからない…どうせ無理だ…」
と困っていることが少なくありません。
そんなとき心強い味方になってくれるのが塾や家庭教師の存在。
不登校コースがある塾・家庭教師なら勉強だけでなく、メンタル面、進学情報、保護者の悩み相談など、家庭を丸っとサポートしてくれますよ。
以下では不登校に強みがある塾・家庭教師を3つ紹介します。



全てオンライン対応。全国から受講できるので、迷ったらこの中から選んでおくと安心です。
トライのオンライン個別指導塾


特徴①:教育プランナーの存在
トライでは担任の教育プランナーがつき、一人ひとりが抱える不安や悩みに粘り強く向き合ってくれます。
勉強や進路はもちろん、日々の困りごとなど気軽に相談OK。
志望校の選び方や遅れている単元を取り戻すアドバイスなど、心強い味方になってくれるでしょう。
専門カウンセラーも在籍しており、部屋から出られない状況にも対応してくれますよ。
特徴②:状況に合わせたカリキュラム
トライではそれぞれの状況に合わせて授業内容を自由にカスタマイズできます。
【カリキュラムの例】
- さかのぼり学習
- 通信制高校サポート
- 志望校対策、受験対策
- 学校復帰サポート
- 高卒認定試験対策
- 卒業・単位取得サポート
など
不登校の心の状態をサポートしながら、学校の定期テスト対策、内申点対策、受験対策など進学へのニーズにも対応。
子どものペースや理解度に配慮しつつ、目標達成に向けたスケジュールを組むことが可能です。
特徴③:完全マンツーマン指導
トライは教師1人につき生徒1人の完全マンツーマン授業。
まわりの目を気にすることなく自分のペースで学習を進められます。
授業は毎回同じ先生が担当するため、つまずいた箇所や思考のクセを把握でき、効率よく成績アップを目指せますよ。
| 運営会社 | 株式会社トライグループ |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生(高卒生) |
| 対応教科 | 5教科 |
| 料金の目安 | 【小学生】 1コマ60分×月4回 14,960円〜(税込) 【中学生】 1コマ60分×月4回 17,600円〜(税込) 【高校生】 1コマ60分×月4回 21,120円〜(税込) ※詳細は問い合わせ |
| 入会金 | 11,000円(税込) ※入会金以外の登録料・初期費用などは不要 ※兄弟が入会する場合や、本人が再度入会する場合の入会金は不要 |
| オンライン | ◯(全国) |
| 対面授業 | ◯ |
| カウンセリング | ◯ |
| 出席扱いの記載 | ◯ |
| その他 | 自宅学習サポートあり(DAILY TRY、トライ式 AI教材、トライイット) |
| 無料体験 | ◯ 体験授業の申し込みはこちら |
| 公式サイト | トライのオンライン個別指導塾 |
※掲載の内容は2026年1月現在の情報です
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください
こんな人におすすめ
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学研の家庭教師


特徴①:多様なコース(引きこもり対応)
学研の家庭教師には「高校受験」「大学受験」などの通常コースだけでなく、「不登校」「高卒認定」など幅広いコースが用意されています。
状況に応じて柔軟にサポートしてもらうことが可能です。
引きこもりにも対応しており、
- 話すこと
- 外出すること
- 人と関わること
など勉強以外も支えてもらえますよ。
メンタルサポートに定評があり、一人ひとりの悩みに耳を傾けてくれるのが魅力です。
特徴②:通信制サポート校との連携
通信制サポート校「WILL学園」との連携をとり、高校受験や高卒認定取得のバックアップをしています。
不登校に特化した受験情報の収集や受験対策をすることで、98.8%の進路決定率を実現しました。
高校に進学してからのフォローや高校に通えなくなった子どものフォローも行っています。
特徴③:自分にピッタリの講師に出会える
適性検査や面接などで「指導力・人物ともに合格」と判断された8%の人材のみを採用。
子どもや保護者の細かい希望をもとに、専門スタッフが最適な先生を紹介してくれます。
希望に合わなければ何回チェンジしてもOKです。
| 運営会社 | 株式会社学研エル・スタッフィング |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生(高卒生) |
| 対応教科 | 5教科 |
| 料金の目安 | 【高校受験コース】 1時間あたり 5,500円(税込)~ 【不登校コース】 1時間あたり 5,665円(税込)~ ※オンラインは別料金 ※詳細は資料請求&問い合わせ |
| 入会金 | 24,200円(税込) |
| オンライン | ◯(全国) |
| 対面授業 | ◯ 対応エリアはこちら |
| カウンセリング | ◯ |
| 出席扱いの記載 | × |
| その他 | 通信制サポート校との連携 |
| 無料体験 | ◯ 体験授業の申し込みはこちら |
| 公式サイト | 学研の家庭教師 |
※掲載の内容は2026年1月現在の情報です
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください
こんな人におすすめ
- 安心の学研ブランドで学びたい
- 進学や進路を重視したい
- 生活面のサポートもあれば嬉しい
\ 今すぐ!体験授業を受けてみる /
こころ・生活面のサポートも充実
学研の家庭教師の詳しい特徴や口コミはこちら⬇︎


ティントル


特徴①:不登校専門の完全個別指導
ティントルは学校で授業を受けないことを前提として、 インプットとアウトプットの両方をサポート。
決まったカリキュラムはなく、
- 再登校を目指す
- 人と話すことから挑戦する
- 前学年の内容から苦手を克服する
- 出席扱いを目指す
- 受験対策をする
目的に合わせて柔軟に対応しています。
- メンタルケアを徹底する
- 雑談をメインにする
- カメラをOFFにしてチャットから始める
など、こころにも配慮してくれますよ。
特徴②:保護者へのサポートも充実
ティントルは子どもだけでなく保護者に向けたサポートも実施しています。
勉強以外の悩み相談にも親身に対応してくれるので、イライラや不安を抱えこまなくて済むでしょう。
スタッフは「教育心理カウンセラー」「不登校心理相談士」の資格をもち、専門的な知識も備えています。
特徴③:出席扱いにも対応
ティントルは不登校の出席扱い制度※に対応しています。
めんどくさい学校とのやり取りは専門スタッフが担当。
映像授業、対面指導、学習計画、学習記録の管理まで出席扱いに必要な手続きをすべて支えてもらえるのが他にはない魅力です。
※ホームスクーリングコースに加入する必要あり
| 運営会社 | LIVE株式会社 |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生、中学生、高校生 |
| 対応教科 | 5教科 |
| 料金の目安 | 月額1〜3万円 【小学生】 1コマあたり 1,320円〜2,970円(税込) 【中学生】 1コマあたり 1,870円〜3,520円(税込) 【高校生】 1コマあたり 2,970円〜3,520円(税込) 【料金の例】 出席扱い&再登校を目指す中学生の場合 →約3万円〜 人とのつながり&学力補充がメインの中学生の場合 →約2万5千円〜 雑談やコミュニケーションが中心の場合 →約1万円〜 ※詳細は問い合わせ |
| 入会金 | 28,600円(税込) |
| オンライン | ◯(全国) |
| 対面授業 | × |
| カウンセリング | ◯ |
| 出席扱いの記載 | ◯ |
| その他 | 担当、副担当、チューターの3人制 |
| 無料体験 | ◯ 無料相談の申し込みはこちら |
| 公式サイト | ティントル |
※掲載の内容は2026年1月現在の情報です
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください
こんな人におすすめ
- 不登校専門のサポートを受けたい
- 出席扱いの利用を検討している
- 理解のある居場所を探している
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不登校専門サポートに特化
リンク先:https://tintle.net/
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このほかに不登校におすすめの塾や家庭教師は以下の記事で紹介しています⬇︎
- 料金が高いと厳しい…
- もっと安く手軽に始めたい…
- 対面指導も検討している…
など塾(家庭教師)選びに悩んでいる人はぜひご覧ください。




不登校からの高校受験を成功させるコツ【学力編】
勉強していない状態からいきなり長時間机に向かうのは難しく、何から始めたらいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
以下では、無理せず学力を取り戻すための具体的な方法を解説します。
自分に合った学び方を見つける
無理に学校と同じ方法で勉強する必要はありません。
大切なのは「これならできそう」と思える学び方を見つけることです。
学び方の例
- 市販の教材
- オンライン教材
- 通信教育
- 家庭教師
- 塾(個別指導)
塾や家庭教師のなかには、不登校に特化したサポートを行っているサービスもあります。
遅れを取り戻す学習はもちろん、進学やコミュニケーションまで支えてもらえるのが魅力。



親にとっても子どもにとっても安心できる居場所になるでしょう。
不登校になって久しぶりに勉強をやろうと思っても、
- 何から始めたらいいか…
- どこから手をつけたらいいか…
- 今の自分のレベルがわからない…
と迷いがち。途中で挫折してしまう人も珍しくありません。
そんなときは、通信教育やオンライン教材のAI診断を活用するのがおすすめです。
診断テストを受けることで、
- どこから始めるべきか
- どこが理解できていないのか
が一目でわかります。
AIが一人ひとりに合わせた問題を出してくれるので、効率よく遅れを取り戻せますよ。
1日10分からスタートする
「勉強しなきゃ」と思っても、なかなか手につかないかもしれません。
そんなときは1日10分からスタートしてみましょう。10分なら集中力がない日でも無理なく始められます。
ポイントは超簡単で挫折しない問題を選ぶこと。
久しぶりに勉強をするときは、あまり頭を使わなくて済む
- 漢字ドリル
- 計算ドリル
- タブレット教材の一問一答
がおすすめです。
この「10分」を毎日続けることで、「できた!」という小さな成功体験が積み重なり、自信につながります。
いけそうだったら20分、慣れてきたら30分、1ヶ月後には1時間のように少しずつ学習時間を伸ばせばOK。



遅れを取り戻すことも大切ですが、まずは勉強習慣をつくることを意識してみてくださいね。
いざ勉強を始めると、
- 全然わからない…
- 前は解けたはずなのに…
と今のレベルに絶望するかもしれません。
でも、それは当たり前。
やらなきゃ忘れてしまいます。
忘れてしまったものは仕方ないと思って、今日からまた積み重ねていきましょう。
スケジュールを立てる
勉強を習慣化するためには、無理のないスケジュールを立てることも有効です。
「いつ」「どの科目を」「どれくらい」勉強するか大まかに決めましょう。
計画があることで、
- 遅れを取り戻す見通しが立つ
- 今日やることに迷わない
などのメリットがあります。
ただし、完璧なスケジュールを目指す必要はありません。
予定通りにいかなくても、「まあ、こんな日もあるか」と軽く受け流すくらいの気持ちでいることが挫折しないコツですよ。



うまく計画が立てられないときは、オンライン教材や塾に頼るのもおすすめ。独学よりもスムーズに偏差値アップできるでしょう。
不登校からの高校受験を成功させるコツ【進学情報編】
不登校の子どもの進路を考えるうえで情報収集は重要です。
どこにどんな高校があるのか、どんな受験制度があるのかを知らなければ、選択肢を広げることはできません。
以下では、高校受験を成功させるために役立つ進学情報の集め方を解説します。
信頼できる先生に相談する
子どもの状況を最もよく知っているのは中学校の先生です。
担任の先生やスクールカウンセラーの先生など、信頼できる先生に相談することから始めてみましょう。
在籍校の先生は、
- 過去の卒業生の進路
- 不登校の子どもを受け入れた実績のある高校
などを教えてくれる場合があります。
また調査書の作成など、受験に必要な手続きについてもアドバイスをもらえます。
ただし、先生によって不登校に対する理解度が異なることも。



親身になってもらえないと感じたら、無理にその先生にこだわらず、別の先生や教育相談室などに頼ってみてください。
進学情報が豊富な塾や家庭教師を頼る
トライや学研など、大手の塾や家庭教師は不登校の進路情報が豊富です。
受験システムはもちろん
- A高校は欠席日数が多くても進学できた
- B高校は内申点を見ない入試がある
など地域に根付いた情報で進路選びをサポートしてくれます。
とくに通信制高校と連携している塾(家庭教師)だと、選び方のアドバイスから出願・入試対策までしてくれることが多いです。



受験に関する情報が少ないとき、中学校の先生以外にも相談相手がほしいときは、積極的に頼りましょう。
不登校の親の会などで質問する
同じ悩みを抱える親同士で情報を交換できる「不登校の親の会」に参加してみるのも良い方法です。
親の会ではすでに受験・進学を経験したお母さんお父さんが、親身に相談にのってくれます。
具体的な進学先や大変だったことなど、生の経験談を聞けるところが他にはない強み。
パンフレットには載っていない学校の雰囲気やサポート体制など、進学後のリアルな情報も得られるでしょう。
親の会は単なる情報収集だけでなく、親自身の心のケアをするうえでも大きな支えになります。



一人で抱え込まず気持ちを分かち合うことで、落ち着いて受験を迎えられますよ。
不登校からの高校受験を成功させるコツ【面接対策編】
高校受験の面接はとくに緊張する場面ですが、自分をアピールする絶好のチャンスでもあります。
以下では、面接(自己PR)で自分の気持ちをしっかりと伝えるためのコツをまとめました。
不登校になった理由や現状と向き合う
面接では必ずと言っていいほど「不登校になった理由」を聞かれます。
大切なのは「なぜ学校を休んでいたのか」を自分の言葉で整理し、これからにつなげようとする姿勢を見せることです。
- NG
「学校が嫌いだったから」
「友だちと合わなかったから」
など、他人や環境のせいにするような答え方
- OK
「学校の雰囲気になじめず、自分の気持ちと向き合うために休む時間が必要でした」
など、自分の言葉で素直に前向きに
不登校になった理由を考えるにあたって、辛い現実や自分自身のネガティブな面と向き合わなければいけない時間もあると思います。
しかし、ここを乗り越えた先に自己理解と自己受容、あなたに合った進路が見えてくるはずです。
まずはノート(スマホのメモでも可)に
- 不登校になった理由
- その中で感じたこと
などを書き出してみるのがおすすめです。



自分自身と向き合い、本当にやりたいことや学びたいことについて深く考える機会にしてくださいね。
どんな生活を送りたいかを言葉にする
面接官は「この子は高校に入学して、ちゃんとやっていけるだろうか」という点を気にしています。
高校に入学してから
「どんなことを頑張りたいか」
「どんな生活を送りたいか」
を具体的に伝えることで、この高校で学びたいという強い意志を伝えられるでしょう。
答え方の一例
- この高校の〇〇科の授業に興味がある
- 〇〇部に入って、高校生活を充実させたい
- 〇〇というプログラムに魅力を感じたので、高校では◯◯に取り組みたい



明確なビジョンを言葉にすることで、入学への意欲や学校への適応能力を示せますよ。
将来の目標を考えてみる
「将来、どんな仕事に就きたいですか?」という質問も面接ではよく聞かれます。
将来の夢があるなら素直に答えればOK。しかし、まだ夢がない、将来のことが想像できない人も多いでしょう。
そんなときは「これから探していきたい」という前向きな姿勢を伝えることが大切です。
- 漠然とした目標でも大丈夫
「まだ決まっていませんが、〇〇という仕事に興味があります」
「人や社会の役に立つ仕事に就きたいと考えています」
など素直な気持ちを伝えてみて - 努力していることを伝える
「〇〇に興味があるので、高校では〇〇について勉強したいです」
と現在の興味や努力を話すのも◎ - 「これから探したい」でもOK
「まだ将来の目標は定まっていませんが、高校生活を通して自分が本当にやりたいことを見つけたいです」
と正直に伝えるのもいいでしょう
不登校からの高校受験を成功させるコツ【メンタル編】
不登校からの高校受験は、子どもにとって大きなプレッシャーになります。
高校受験が近づくにつれて、体調やメンタル面が悪化してしまうこともあるでしょう。
以下では、心と体の健康を保ちながら受験を乗り越えるためのヒントを紹介します。
体調を優先する
受験勉強も大切ですが、何よりも優先すべきは体調です。
心身のバランスが崩れてしまうと、勉強どころではありません。
- 今日はなんだか気分が乗らないな
- 体調が悪いな
と感じたら無理せず、休むことを意識しましょう。
不登校は心もからだも元気でないことが多いので頑張りすぎはNG。
自分の心やからだの声に耳を傾け、セルフケアを行うことは、生きていくうえで勉強以上に必要な力です。



しんどいと感じたら早めに休息を取ってくださいね。
焦らない
不登校になると、みんなから取り残されている感覚から焦ってしまうと思います。



追いつかなきゃ



勉強しなきゃ
と心がザワザワしますよね。
しかし、焦ってソワソワした状態で勉強しても、いいことは一つもありません。
焦る気持ちはよくわかります。わたしもそうだったので。



心がソワソワしてきたら、焦ってもいいことないよな〜と深呼吸することを意識してみてくださいね。
自分を責めない
おそらく最初はなかなか身体が動かないと思います。
すぐにやる気がなくなって、いつの間にかゲームやYouTubeを開いているでしょう。
簡単なこともできない自分が嫌になり、ふたたび勉強から遠ざかってしまう…。
しかし、これらの行動はごくごく自然なこと。
「もう終わりだ」とか「自分はダメだ」とか思う必要はありません。
足の手術をした人に対して、いきなり走れと言っても無理な話ですよね。
不登校もこれと同じ。心に巨大なダメージを負った状態なので、いきなり勉強は難しいです。



今は休息期間、リハビリ期間だから仕方がないと思って、気楽にいくことが大切ですよ。
不登校からの高校受験を成功させるコツ【生活編】
毎日の高校生活を送るためには規則正しい生活と体力が必須です。
以下では、集中力アップにも役立つ毎日のポイントを3つ紹介します。
日光を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて、日光を浴びることから始めてみましょう。
日光浴をすることで、脳内のセロトニンというホルモンが分泌されます。
その結果、
- 気分が安定する
- 意欲が湧いてくる
- 不安やストレスが軽減する
など心にもからだにも嬉しい効果がたっぷり。
日光には体内時計をリセットする効果もあります。



夜ぐっすり眠れるようになるなど、生活リズムを整えるうえでも重要です。
「昼間は罪悪感があって昼夜逆転になってしまう…」
昼間はみんなが活動している時間なので、罪悪感でいっぱいになるのもわかります。
でも、周りがなんと言おうと、あなたがどう思おうと、不登校はダメなことじゃないし甘えでもありません。
堂々と太陽に挨拶していいんです。
身体を動かす
身体を動かすことは、集中力アップやストレス解消に役立ちます。
適度な疲労感は質の良い睡眠をもたらしてくれます。
いきなり激しい運動をする必要はありません。
散歩をしたりストレッチをしたり、軽い運動をすることが心と体のリフレッシュにつながりますよ。



高校生活を送るには体力が必要です。慣れてきたらジョギングや筋トレなどを取り入れて、体力づくりをしていきましょう。
部屋をキレイにする
何から始めよう…と迷ったら、部屋の掃除からスタートしましょう。
心理学的にもキレイに片付いた部屋で勉強するほど、集中力がアップすることが証明されています。
メンタリストのDaiGoさんも『自分を操る超集中力』という本で、
部屋や机をきれいな状態で保っておくこと。「片づけ」は、集中力を起動するスイッチになるのです。
出典:メンタリストDaiGo(2016)『自分を操る超集中力』かんき出版 p.77-78
と書かれていました。



注意をそらすものは断捨離し、勉強スイッチが入るような部屋にしてください。
不登校からの高校受験に向けた親の心構え
不登校からの高校受験で大変なのは子どもだけではありません。
情報収集や声かけなど、保護者も同じくらい精神的な負担がかかります。
しかし、プレッシャーで心が不安定になりがちな受験期こそ、落ち着いた見守りが大切です。
以下では、ストレスの多い高校受験を乗り越えるために知っておきたい親の心構えをまとめました。
学校や塾と密に連携をとる
子どもの選択肢を広げ、受験を有利に進めるためには、在籍校や通っている塾(家庭教師)と密に連携をとることが重要です。
- 中学校の先生
調査書の作成や進路、自治体の受験システムなど手続きに関わることを相談 - 塾の先生
遅れている単元を取り戻す学習計画など勉強面をメインに相談(不登校に精通していると、進学情報・面接対策・生活面においても支えてくれる)
チーム一丸となって子どもをサポートすることが、より効果的な受験対策につながります。



役割を分担することで親の負担も軽減できるでしょう。
子どもの気持ちを優先する
一番大切なのは子どもの気持ちです。
- 親が「通信制高校でいいんじゃない」と思っていても、子どもは「全日制高校がいい」と思っているかも
- 親が「もう勉強をしないと受験に間に合わない」と思っていても、子どもは「やるべきなのはわかってる」「でも思うようにできない」と苦しんでいるかも
親の願いや期待はいったん脇に置き、まずは「どうしたい?」「困ってることない?」「お母さんができることある?」と問いかけることから始めてみましょう。
そして



これは難しいだろうな〜



失敗するだろうな〜
と思っても子どもの選んだ道を尊重してあげてください。
最終的に人生の選択をするのは子ども自身。
親ができるのは、安心して失敗できる環境を用意することです。



本人が納得して決断したことは、たとえ上手くいかなくても人生のプラスになるでしょう。
自分の心のケアも大切にする
子どもには親という味方がいます。
しかし、親(とくに母親)には味方がいないことが多く、知らず知らずのうちに大きなストレスと負担になっていることも少なくありません。
不安、焦り、孤独、罪悪感…。さまざまな感情に押しつぶされて、気づいたときにはいっぱいいっぱいに。
深刻な状態にならないためにも、積極的に自分の心をケアすることが大切です。



大変な時期こそ、心を整えること・自分を労わる時間を意識してみてくださいね。
受験期に限らず、子どもが不登校になったら専門機関に相談することが大切です。
「頼るなんて無理」と頭でブレーキをかけず、きちんと頼りましょう。
学校(スクールカウンセラー)や病院のカウンセリングはもちろん、
- 不登校の親の会に参加してみる
- 信頼できる友人に話を聞いてもらう
- 不登校に特化した塾・家庭教師・フリースクールの相談の機会を活用する
こともおすすめです。
「自分を責めてしまう…」
子どもが不登校になったことに対して



私がもっとこうしていれば…
と自分を責めてしまうお母さんお父さんは少なくありません。
しかし不登校はいつどの家庭にも起こりうること。
親の育て方が原因ではありません。
だからこそ後悔はほどほどに。
子どもの最大の理解者、サポーターとして、これからに目を向けながら支えてほしいと思います。
不登校からの高校受験のよくある質問
不登校からの高校受験に関して、よくある質問をまとめました。
不登校でも全日制高校に進学できる?
はい、全日制高校への進学は可能です。
全日制高校のなかには、当日の学力試験を重視して合否を判定する学校(とくに私立高校)があります。
中学の内申点が低かったとしても、当日の試験で良い点数を取ることができれば合格をもらえるでしょう。
ただし、調査書や欠席日数を重視する学校もあるので、あらかじめ志望校の募集要項を確認することが大切です。
学校説明会などに参加し、
- 不登校の生徒を受け入れた実績があるか
- どのような点を重視しているか
などを直接質問してみましょう。
詳しくは見出し
【ただし調査書が合否に影響するケースも】
【不登校からの高校受験の助けになる「不登校枠」「特別選抜」】
をご覧ください。
不登校の期間が長く、全く勉強していない…。今からでも間に合う?
はい、今からでも十分に間に合います。
学校はみんなに合わせて進むのでゆっくりですし、5教科以外の活動もあるのでノロノロ。
かたつむりペースなので1年間でできる量は大したことありません。
効率よくやれば問題演習を含めても、数日〜数ヶ月で終わります。
とくに小中学生の範囲は「えっ?もう終わったの?」というくらいスピーディーに巻き返せますよ。
これらの学校では中学の学び直しからスタートできるカリキュラムが用意されています。
いきなり何時間も勉強するのは難しい…というあなたは、まず通信制高校の受験対策をする。
入学して以降、勉強に専念し、大学受験や専門学校受験を目指すという選択肢もいいですね。
全日制高校の受験を予定している人は、オンライン教材や家庭教師、個別指導の塾などを活用すると効率よく偏差値アップを目指せます。



まずは1日10分から、少しずつ勉強を再開してみましょう。
内申点が低いけどどうすれば良い?
内申点が低くても、高校進学を諦める必要はありません。
内申点を重視しない通信制高校や定時制高校、チャレンジスクールといった選択肢があるからです。
これらの学校は、入試の学力試験や面接、作文を通して、意欲ややる気を評価してくれます。
また、
- 調査書を重視しない私立高校
- 不登校枠(特別選抜)の公立高校
なども内申点や欠席日数を気にせずに受験に挑めます。



学力や個性を最大限に活かせる進路を一緒に探してみてくださいね。
各進学先と受験システムの詳細は見出し【不登校からの進学先の一例とそれぞれの特徴】をご覧ください。
まとめ:確実に広がっている多様な選択肢をうまく活用しよう


- 不登校でも高校に進学できる
- 進学しやすいのは全日制私立高校(当日の点数重視)、通信制高校、定時制高校、チャレンジスクール、学びの多様化学校
- 公立全日制高校の場合、調査書(内申点・欠席日数)が影響することも
- 「不登校枠」を活用すれば、調査書で不利にならないよう配慮してもらえる
※自治体によるので要チェック - 一番優先すべきは子どもの心身の状態
- どんなときも焦らないで
この記事では不登校からの高校受験について、親が知っておくべきことや具体的な進学先を解説しました。
近年は一人ひとりの多様な学びのかたちを尊重しようとする動きが活発になっており、不登校になっても高校進学がしやすくなっています。
そのため、学校を長期間休んでいても、高校進学や将来の夢を諦める必要はありません。
そして何より大切なのは、高校は人生の通過点であるという視点をもつこと。
内申点によって志望校に落ちてしまうこともあるでしょう。でもそれが人生の失敗を意味するわけではありません。
高校はあくまで人生の過程、落ちても失敗しても大丈夫です。
確実に広がっている多様な選択肢をうまく活用しながら、あなたに合った学校や生き方を見つけることが将来につながります。



0か100か、白か黒かで考えるのはNG。焦らず、自分を責めず、柔軟な考えを忘れないでください。
また、受験前は見守りでストレスがたまることもあると思います。
- 不登校は見守りが大事だから口を出さずに、子どものペースを尊重している
- でも受験が近いのに勉強しない
- 説明会を予約したのに行かない
など裏切られるような行動の連続で悩むお母さんお父さんもいるでしょう。
【子どもの心身の状態】でも紹介したとおり、子どもは不安定さやプレッシャーから、勉強が手につかないことも少なくありません。
この苦しさからゲーム等に現実逃避してしまうこともあります。



しかし、親がどれだけ頑張っても「どうにかしよう」と小言を言っても空回りするだけです。
親にできるのは、ゲームばかり・思うようにいかない・勉強できない、そんな子どもをありのまま信じること。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
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