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【経験者が語る】不登校になったとき無理やり連れていくのはあり?なし?

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不登校 無理やり連れて行く

こんにちは、ゆずです。

わが子が「学校に行きたくない」と言ったとき、無理やりにでも行かせたほうがいいのか迷うこともあると思います。

とくに低学年の場合、

どうして学校行かないの?

サボりなの?甘えなの?

といった思いから引っ張って連れていくこともあるでしょう。

今回は無理やり連れていくのはあり?なし?について、わたしの体験談をもとにお話ししていきます。

この記事のまとめ
  • 無理やりはNG
  • 引っ張って連れていって再登校できるのはレアケース
  • 子どもの心の声を無視することは憎しみしか生まない
  • まずは共感&寄り添いが大切
  • ただし、登校刺激がダメというわけではない
  • わたしは安心感と信頼関係のもと背中を押してもらったら学校へ行けた
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ゆずと申します。
この記事を書いた人
  • おうち部」管理人
  • 20代の通信大学生
  • 【経歴】理由もわからず不登校→偏差値70の高校に合格→病気で高校中退→寝たきり→高認→通信制大学&在宅ワーク
  • わたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報やリアルな体験談を発信中です。

本記事の内容はあくまでわたしの意見なので、参考程度にしてください。

【結論】不登校になったとき無理やり連れていくのはNG

結論からいうと、無理やりは絶対NGです。

子どもの心の声を無視することは憎しみしか生みません。

ママ(パパ)は何もわかってくれない…

親子の信頼関係がガタガタに崩れて、そのあとの回復今後の関わりに影響が出るでしょう。

一度信頼関係を失うと、再構築にはホントにホントに時間がかかるので…。

わたしはいろんな不登校の家庭を見てきましたが、無理やり連れていくことで

  • 精神疾患になるケース
  • 非行に走るケース
  • 不登校が長引くケース
  • 引きこもりになるケース

などがありました。

よく不登校になると引きこもりが心配という言葉を聞きます。

わたしから言わせてもらえば、学校に行けないから引きこもりになるのではなく、無理やり連れて行くから引きこもりになるんです。

「あのとき引っ張って連れていってくれてありがとう」なんて話は聞いたことがありません。

そもそも、無理やり行って再登校できるのはレアケース。

20人に1人いるかいないかだと思います。

たとえそのときは行けても、あとで体調やメンタルを崩したりするのがお決まりのパターンです。

ゆず

結局のところ、登校にこだわることで、向き合うべき問題を先送りしているだけなんですよね。

わたしも幼稚園で行き渋りだったとき無理やり連れていかれました。

このときは母子分離不安タイプの登園拒否だったと思いますが、とにかく

  • ママなんで?
  • なんでわかってくれないの?

と泣きながら叫んでいた記憶があります。

わたしを置いて帰っていくあの後ろ姿、一生忘れません…。

ちなみに、そのあとは無理やり行かせるのをやめ、たくさん寄り添ってくれました。

早めの対応のおかげで信頼関係も取り戻せたと思っています。

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まずは共感&寄り添いが大切

わが子が「学校に行きたくない」と言ったり、行き渋りを始めたりすると、とにかくビックリ。

突然頭を殴られたような衝撃だと思います。

  • なにかあったの?
  • いじめられてるの?
  • どうしてうちの子が?

どうしていいかわからず頭が真っ白になりますよね。

不安、焦り、戸惑い、驚きなど、いろんな感情の泡がぶくぶく…。

不登校にはいろんなタイプがあるので対応に迷うこともあるでしょう。

しかし、これだけは断言します。

どのタイプでも、まずは「共感」と「寄り添い」が一番大切です。

学校に行くか行かないかは別として、共感と寄り添いは、親子のあいだにホッとできる関係を築きます。

ママ(パパ)は自分のことをわかってくれてる

ちゃんと寄り添ってくれるから安心できる

そんな信頼関係ができるのです。

あなたも仕事や家庭のことで苦しんでいるとき、「辛いね」「苦しいね」「大丈夫?」と寄り添ってもらえたら嬉しいはず。

寄り添ってもらえるだけで、元気が出てくることもあると思います。

信頼関係はすべての基礎。

植物の根っこと同じです。

ひまわりが上へ上へと育っていくためには丈夫な根っこが必要ですが、子どもが元気に成長していくためにも信頼できる土台が必須なんですね。

また、安心できる親子関係はエネルギーにもつながります。

ゆず

信頼関係があれば親の言葉もスッと心に届くでしょう。

ちょっと疲れただけ・新学期でちょっと面倒くさいと思っているだけの子は、共感&寄り添いだけで行けるようになることが多いです。

もう限界で身体が動かないというタイプも、共感&寄り添いのうえで安心して休めればエネルギー回復が早まります。

子どもが「学校に行きたくない」と言ったり、休ませてゲームばかりしている姿を見たりすると、

甘えじゃないか

と疑って厳しい言葉をかけがち。

辛そうにしてるから休むのも仕方ないか…と思っていたけど、欠席連絡をした途端に元気になっている姿を見たら、

仮病じゃないか

と信じられなくなりがち。

しかし、子どもは本気で「キツイな」「ちょっとママ助けてよ」と思っています。

人によっては甘えと感じるかもしれませんが、決してサボりではありません。

まずは、

  • 学校キツいね
  • めんどくさいよね
  • ◯◯のことが心配
  • お腹痛いのつらいね
  • 早退してきていいんだよ
  • 今日はゆっくり休んだら?

など声をかけてあげてほしいです。

とはいっても、親が学校に行かないことを受け入れられないと、心から共感することは難しいですよね。

安心してください。

無理に気持ちを理解する必要はありません。

よくわからないけど大変そうだな〜

なんかキツそう、かわいそうに…

ちょっと疲れちゃったのかな〜

こんな感じで、とにかく信じよう・寄り添おうとする姿勢が大切ですよ。

ポイント

共感&寄り添いのうえで、学校に行けるか行けないかは人によります。

  • もうストレスが限界
  • 身体症状が出ている
  • 朝になると動けない

こういう場合は思い切って早めに休んだほうがいいでしょう。

目に見えないだけで心にかなりのダメージを負っています。

風邪を引いているときも、こじらす前に休んだほうが早く元気になりますよね。

不登校もこれと同じです。

子どもが「学校に行きたいのに行けない」と苦しんでいるときは、こちらの記事も参考にしてみてください。

わたしが行く行く詐欺をしていた体験談はこちらにまとめました。

学校に行けないときの選択肢として「出席扱い制度」があります。

制度の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

ポイント

ほかにも、不登校になってパニック不安焦りが止まらない、そんなお母さんお父さんにおすすめの記事をまとめました。

どの記事も長めですが、サクッとで構わないので、一通りチェックしてもらえるとありがたいです。

ゆず

不登校初期にこの記事にたどり着いたあなたは、かなりラッキーだったと思います。

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登校刺激がダメなわけではない

最近は不登校対応として「見守り」が主流。

登校刺激を躊躇してしまうことも多いでしょう。

しかし、無理やり連れていくのがNGであって、登校刺激がダメというわけではありません。

「学校に行きたくない」と言われたとき、1回か2回は登校刺激をしてみることが重要です。

それでも行けなかったり、身体症状があったりする場合は、

  • とにかく休む
  • とにかく寝る
  • 好きなことをする
  • 病院に行く
  • 環境を変える

などの対応が求められます。

子どもが行きたいのに行けないと苦しんでいるときは、こちらの記事を参考にしてください。

そのあと、数日・数ヶ月経って少し回復してきたらどうするか?

共感と寄り添いを大切にしながら、背中を押すことが必要なときもあるでしょう。

実際にわたしも、ママからの柔らかい登校刺激のおかげで学校に行けるようになりました。

ゆず

中学時代の体験談をまとめていきますね。

まず、ちょっとお疲れモードのとき。

もともと学校が好きじゃないので、夏休み明けは地獄でした。

そんなとき母は、

  • 学校めんどくさいよね
  • 今日は4時間だから頑張ってくれば?
  • いつでも早退してきなね

と軽く背中を押してくれました。

こうやって言ってもらえると、

「まあたしかに4時間だし…」

「いつでも休めるし…」

「今日くらいは…」

と登校できたんです。

次は、ガッツリエネルギー不足のとき。

わたしは中学1年の後半くらいから、頭痛吐き気腹痛などの身体症状に悩まされていました。

とくに朝になるとひどくなります。

最初の2ヶ月は「学校に行こう」とギリギリまで粘りましたが、どんどん身体が動かなくなっていったので思い切って欠席。

安心できる環境で早めにゆっくりした結果、1ヶ月くらいで元気になったんです。

そして、

  • お腹は大丈夫?
  • 今日は◯◯だし1時間だけ頑張ってみたら?
  • いつでも早退してきなね
  • 疲れたらまた休めばいいからね
  • 今日も無理しなくていいからね

と寄り添いながら応援。

行事とか給食とかなんかしらの理由を見つけて、ポンっと背中を押してもらえると学校に行けました。

行っちゃえば意外にどうにかなるもの。

「いつでも帰ってきていい」

「休んでいい」

と言われると、その安心感からときどき休みつつも登校を続けられたんです。

結局、中学の行き渋り&不登校は、3〜4ヶ月で解決しました。

もちろん登校刺激には適した時期があるでしょう。

学校行け行けオーラ丸出しで「行けば?」「行きなさい(怒)」と言ったらそれは圧力です。絶対に行けません。

まれに登校することもありますが、それは罪悪感が理由なので根本的な解決にはなっていません。

しかし、ときには安心感のある関係のもと、軽く背中を押すことも必要だと思っています。

背中を押すというか、支える感じでしょう。

わたしは学校だけに限らず、外出するときや新しくなにかを始めるときも、上のように声をかけてもらって嬉しかったです。

ゆず

もちろん安心感や信頼関係があってのことですけどね。

いまは「見守り見守り!」「過干渉だめ!」と言われるので、なかなか子どもに声をかけられない方も多いと思います。

ただ、ずっと声かけしないのも違う気がするんです。

もちろん「行きなさい!」とか物で釣るのとかはよくありません。

子どもの意思を尊重することが必要です。

しかし、見守りすぎることで大事な瞬間を逃している人もいるのではないか?

そう思ってこの体験談を書かせていただきました。

よくある不登校の本は、親子関係がかなり破綻した状態からの道のりが書かれています。

だから、アドバイスなどはNG。

しかし実際には、それなりに良い関係のまま不登校になっている場合もあるでしょう。

いい関係の親子だと、あれこれ提案されても

今はいいや

それは嫌だ

とか意思表示できるんですよね。

ゆず

そういう場合は柔らかい応援もありかな〜って感じます。

早めにいい対応ができたのであれば、出席扱い相談先勉強方法などについても情報を集めておくとよいでしょう。

不登校は情報収集が命なので、ぜひ参考にしてくださいね。

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「やってしまった…」そんな自分を責めないで

これを読んでくださっている方の中には、

すでにやってしまった…

初期対応のせいで不登校が長引いてしまった…

と自分を責めている方もいるでしょう。

ときには「タイムマシンであのころに戻りたい…」って気持ちにもなると思います。

たしかに、初期対応がよければスムーズに回復できたかもしれません。

でも、それは理想論。

宝くじの当選発表をみたあとに、「あーこの数字買っておけばよかったー」と思うようなものです。

済んでしまったことは仕方ありません。

ゆず

親だって子育ては初心者ですよね。

AIでもありませんし、完璧な対応ができないのは当然です。

というか、最初から寄り添った対応ができるお母さんお父さんなんてほぼいないのでは?と思います。

だから、自分を責めないで。

あのときは上手くいかなかったけど、今はいろいろ勉強してわが子と向き合っている。

それでいいんです。

まずは、今日も頑張って不登校の親をやっている自分を褒めてあげてくださいね。

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まとめ:不登校になったとき無理やり連れていくのはなし

最後までご覧いただきありがとうございました
まとめ
  • 無理やりはNG
  • 引っ張って連れていって再登校できるのはレアケース
  • 子どもの心の声を無視することは憎しみしか生まない
  • まずは共感&寄り添いが大切
  • ただし、登校刺激がダメというわけではない
  • わたしは安心感と信頼関係のもと背中を押してもらったら学校へ行けた
  • 無理やり行かせた自分を責めないで

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

当サイトでは他にも、わたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報をまとめています。

ゆず

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当サイトの内容は、主にわたしの体験談をもとに作成しています。不登校は100人いれば100通りなので、対応に正解はありません。記事内容は、ヒントにしていただければ幸いです。また、身バレ防止のために一部事実とは異なる箇所もございます。ご了承ください。

不登校 無理やり連れて行く

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