- 学校は行かなきゃいけない
- でも、学校に行きたくない
- 行きたくない理由もわからない
そんな不安や戸惑いでいっぱいのあなたへ。
今回は経験者のわたしが、学校に行きたくないときの「こころの状態」や行きたくないときに「できること」を解説していきます。
ちょっと長いですが、知っておいてほしいことをマルっとまとめました。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
- 不登校の原因は?
- いじめられてるの?
- 育て方を間違えた?
動揺で頭にはてなマークが溢れているお母さんお父さんにはこちらの記事がおすすめです。
子どもが不登校になって戸惑っているからこそ、深呼吸してじっくり目を通してみてくださいね。
本文に入る前に…
中学・高校で不登校になると、通信制高校に進学&転入する人が多いです。
だからこそ今は通信制に行く予定がなくても、
- いろんなスタイルの高校があること
- いろんな特徴の高校があること
- 全日制以外の選択肢も悪くないこと
を知っておいてください。
「親に申し訳ない」
「なんて思われるかわからない」
とかいろんな気持ちもあると思いますが、あなたの人生ですから。
知識ゼロだと詰むので、早めの情報収集は想像の3倍くらい大切なことですよ。
わたしのおすすめは「ズバット通信制高校比較」。
ここなら質問に答えるだけで、自分にピッタリの学校がわかります。
あなたに今必要なのは知識や情報を蓄えること。
記事の冒頭から押しつけがましくてすみません。
ただ、わたしはこういうのを完全スルーして、情報収集もせずに進路を決めてしまい後悔してるので…。
学校に行きたくない理由がわからないのは当然です
誰もが一度は「学校に行きたくない」と思ったことがあるでしょう。
多くの場合は、休み明けが嫌だ、でも行っちゃえばどうにかなるって感じだと思います。
しかし、なかには
- 毎日毎日行きたくなくて
- 起きられなくて
- お腹も痛くて
- 教室に入れない…
というケースも。
過敏性腸症候群がひどい
制服が着られない
玄関から出られない
そんな人もいるのではないでしょうか。
この記事では不登校の一歩手前や行き渋り状態の人に向けて、お話ししていきますね。
結論【ここから読んで】
結論からいうと、学校へ行きたくないのにこれっ!といった理由はないことがほとんどです。
一つ一つ思い返せば、
- クラスになじめない、浮いてる気がする
- 教室の居心地の悪さ
- 友人とのトラブル
- 部活の人間関係
- 教師の理不尽な叱責、パワハラ
- ちょっとしたおふざけ、嫌がらせ
- 勉強についていけない
- テストが嫌、怖い
- 発表などのプレッシャー
- 朝が苦手、眠い、だるい
- 感覚過敏
など要因はあると思います。
でもそれが直接不登校の原因になるかといえば、微妙なものが多いでしょう。
学校に行けなくなる仕組み
学校で生活しているうちに、小さなストレス・緊張・不安が一滴ずつ心のコップにたまっていきます。
そしてある日、限界を突破。
一滴の負荷は目にみえないほど小さいので、積み重なっている感覚・限界を超えている感覚がありません。
でも、心はいっぱいいっぱい。
コップから水があふれるイメージをしてもらえればわかりやすいでしょう。
脳が「溢れてる!」「もう限界!」と意識の深いところから警報を出して、からだが動かなくなってしまいます。
- 起きられない
- 洗面台から動けない
- 制服を着れない
- 玄関から出られない
- 教室に入れない
理由がわからないのは当然
いろんな飲み物が混ざった液体を、一滴ずつ分解しなさいと言われても無理な話ですよね。
これと同じで、正直なところ学校に行きたくない理由なんてよくわかりません。
今のあなたはいろんなストレスを抱えすぎた。
その結果、脳の無意識の部分が、
- 学校は危険がいっぱい
- ヤバいから近づくな
- お腹痛いでしょ
- 家にこもってなさい
と命令しているような状態だと考えてください。
本能には逆らえない
もっと理論的な話をすれば、あなたはストレスから身を守るために「凍りつきモード」に入っています。
これは動物の死んだふりと似たようなもの。
人間は自分の意思で行動しているように思いますが動物としての本能には逆らえません。
学校に行きたくなくて身体症状が出ているのは、本能であなたの身を守っているからといえるでしょう。
この理論の詳細はこちらの記事をご覧ください。
※出典:びーんずネット「不登校はなぜ原因がわからないのか 〜ポリヴェーガル理論の登場〜」
理由がわからないのは不安だけど…
いずれにせよ、あなたの身体と心が限界という事実に変わりはありません。
ただ理由がわからないと、
自分は甘えているのではないか…
サボってるだけじゃないか…
と罪悪感でいっぱいになるのもわかります。
とくに学校がストレスの体調不良は、夕方になると元気になることが多いので、
- これなら今日行けたかも…
- やっぱり甘えだったかも…
- 明日こそは…
と余計に責めてしまうときもあるでしょう。
明確に休む根拠がないと、人に説明するのも難しいですよね。
でも、こういう状態を含めて元気がない証拠。
エネルギー不足なのは間違いありません。
もしあなたが今、
- 朝になると身体が動かない
- 涙が出てくる
- お腹や頭が痛い
- 吐き気がある
- 過敏性腸症候群がひどい
- 眠れない
- 起きられない
- 身体が重すぎる
このような状態なら、しっかり休むことが求められます。
「学校に行きたくない」
「休んだほうがいい」
そうは言っても、
- 親が許してくれない
- いろいろ事情があって休めない
- 休んだら休んだで罪悪感がある
っていうのが現実…。
なかなか難しいですよね…。
それでも、あなたの心が1番大切。
親がどんな顔しようと、こういった記事や本を根拠に伝えてみたり、保健室の先生に相談したり、とにかく自分の心を守ってほしいと思います。
冒頭でお話ししたように、あなたには後悔してほしくないので早めの情報収集をお願いします。
「ズバット通信制高校比較」なら質問に答えるだけで、自分にピッタリの学校がわかりますよ。
\ まだ使ってないの? /
【体験談】なんで理由が言えないの?
ここでは不登校時代のわたしの愚痴と気持ちをまとめていきます。
学校に行きたくないと言うと、親や先生から「なんで?」「どうして?」と聞かれました。
うまく答えられないと、
いじめとかないなら頑張ろう〜
って雰囲気になったり、
みんな頑張ってるよ
と言われたり。
しかし上で見たように、学校に行きたくない理由なんて本人もわかりませんよね。
しかも、
- 社会はもっと大変だ
- わたしも頑張ってる
- 将来やっていけないよ
- 甘えてるんじゃない?
なんて言われたら「ツラい」と言い出しにくくなります。
だって、そんなこと自分が一番わかってるから。
話を聞いてもらえずアドバイスや説教ばかりされると話す気も失せるでしょう。
ほかに理由を言えなかったわけとしては、
- エネルギー不足で原因を考えられない
- 無理やり気持ちを押し殺している
- とにかく話したくない
- 言うのが恥ずかしい
- 「そんなことで」って言われるのが怖い
- 弱いとか思われるが怖い
とかもあった気がします。
学校に行きたくないけど理由がわからない高校生へ
小中学生は義務教育なので、自動的に進級・卒業ができます。
学校に所属さえしていればなんとかなることも多いでしょう。
しかしながら高校は単位を取らないと進級や卒業ができません。
要件を満たさなければ留年や退学の可能性もあります。
単位が危ない状況に直面すると、小中学生時代とは違って独特の焦りがありますよね。
とはいえ、高校生だからこそ選択肢が広がるのも事実。
全日制への転校や編入はもちろん、通信制・定時制・高認など自分が生きやすい場所&生き方を選ぶのもOK。
学校によっては救済措置など柔軟に対応してもらえることもあります。
学校には行けない…
でも友達や先生と離れるのはイヤ…
今の学校に残りたい…
などいろんな気持ちがあると思いますが、まずはあなたの元気が一番。
詳しくはこちらの記事を読んでもらえると嬉しいです⬇︎
学校に行けないときにするべきこと
学校に行けないからといって何もせず、ただただひとりで家にいると、
孤独・イラ立ち・焦り・罪悪感など苦しい感情でいっぱいになることが多いです。
これらを一人で受け止めていると、
「自分はダメだ…」
「人生終わりだ…」
「どうせ誰もわかってくれない…」
みたいな自己否定、まわりを敵に感じる気持ちが深刻化する傾向もあります。
そのまま引きこもりにならないためにも、最低限するべきことをまとめました。
不登校=ダメという考えを捨てる
ハッキリ言って、不登校は悪いこと・ダメなことではありません。
甘えでもないし、ましてやあなたが弱いからでもありません。
こうやって断言すると「綺麗事だ!」とか批判されることもありますが、不登校はいつでも誰でも起こること。
ちょっときっかけが重なれば、誰でも不登校になる可能性があります。
わたしも不登校になったし。自分でもびっくり。
不登校は生まれもった要素(気質・体質)や偶然の産物も大きいので、行けなくなるのはもう仕方ありません。
学校だって万能ではなく改善点は盛りだくさんですからね。
ちょっと冷静に考えてみてください。
人間は100人いれば100通り。
脳も自律神経も性格もなにもかも違います。
それなのに全員が同じところ、画一的なペースで生活できるわけないじゃないですか。
大多数は戦士タイプだから戦士育成学校が役立つかもしれないけど、なかには魔法使いや僧侶みたいなタイプもいる。
あなたは少数派かもしれないけど、それは悪いことじゃない。
長い人生ちょっと疲れることだってある。
少数派は多数派に合わせなければいけないこともあるけど、あなたなりにうまく生きるコツを身につければいい。
無理してこころを壊してまで学校に通ったって、なにも解決しません。
生まれてからずっと「学校は行くべきところ」という常識を植えつけられているので、
すぐに「不登校=悪」の考えを捨てるのは難しいでしょう。
それでもなんとか、自分を責めそうになったときはこれを思い出して、冷静な目線を取り戻して、
不登校=ダメっていう思い込みをポイするようにしてください。
信頼できる大人に相談する
今の状況や素直な気持ちを信頼できる大人に相談してみましょう。
親はもちろん、
- 担任の先生
- 保健室の先生
- スクールカウンセラー
などあなたが信頼できる相手で大丈夫です。
残念ながら、頭がカチカチで理解してくれない大人はいます。
そんなの気にするなよ〜
社会はもっと大変だぞ〜
と優しそうに見えて寄り添ってくれない大人もいます。
親だって別の人間。
悲しいことに、自分のすべてを理解してくれるわけではありません。
それでも、具体的に伝えればわかろうとしてくれる人もいるはずです。
- 自分は甘えだから…
- 相談する価値なんてない…
- どうせわかってくれない…
そんなこと言わずに、勇気を出して大人を頼ってみてくださいね。
- 自分の気持ちがラクになる
- 一人で抱え込まなくて済む
- 配慮を検討してもらえる
- 居場所や選択肢が増える
例:別室登校、保健室、適応指導教室 - 救済措置が認められる可能性がある
例:再テストや補習など
身近に相談できる相手がいない場合は、以下のサービスがおすすめです。
あとは「都道府県(市区町村)名+不登校」と検索して、相談先や居場所などを調べてみてください。
勉強法や居場所の情報収集をする
どれだけあなたが
「今の学校に戻りたい」
「今の学校を卒業したい」
と思っていても、こころと身体の調子を考えると、この先どうなるかはわかりません。
だからこそ、まずはいろんな情報を知っておくことが大切です。
今学校に行けない場合、
- 救済措置を受ける
- 別室登校する
- 留年する
- 転校、転入する
- フリスクに行く
- 高認を受ける
- 家で勉強する
- 療養に力を入れる
- 習いごとやボランティアやバイトなど好きなこと・気になることをやってみる
などいくつもの選択肢があります。
しかし、こういう情報はただただ待っていても誰も教えてくれません。
どんな道を進むにしてもまずは情報収集です。
- 別室登校
- 適応指導教室
- 救済措置
については、学校次第なのでまずは先生やスクールカウンセラーに聞いてみるといいでしょう。
地元のフリスクや活動については、学校や地域の不登校支援団体がいいと思います。
そのほか勉強手段やオンラインの習いごとに関しては以下にまとめました。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
通信制高校の資料請求をしたいあなたは「ズバット通信制高校比較」を利用しましょう。
ここなら質問に答えるだけで自分に合った学校がわかるし、まとめて資料請求もできますよ。
近年は通信制高校も人気があり、早めに募集が締め切られてしまうケースも…。
後悔しないためにも早め早めの情報収集が求められます。
中学生も高校生のあなたは今すぐ資料をゲットしてみてくださいね。
学校に行きたくないときにできること
「するべきこと」から一歩進んで、学校に行きたくないときに「できること」をまとめました。
わたしが実践してきた生きるコツ?みたいなもの。
最初は「難しいな〜」「ちょっとレベル高いな〜」と感じるかもしれません。
それでも、できることから少しずつ行動に移してもらえたら嬉しいです。
小学生のあなたはお母さんやお父さんと一緒に読んでみてください。
まずは好きなことをして休む
まずは好きなことをして休みましょう。
エネルギーはすべての源。エネルギーがないとセルフケアどころの話ではありません。
学校を休んでゴロゴロしている自分を見ると罪悪感もあると思います。
これでいいのか…と不安になると思います。
でも、限界まで頑張ってきたあなたには充電する時間が必要です。
今は人生100年時代。嫌になるほど長いですよね。
年金も期待できないですし、死ぬまで働く可能性を考えたら、人生に休息期間は欠かせません。
たくさん寝たり、YouTubeを見たり、ゲームをやったり、まずはゆっくり休んでください。
エネルギーが少し溜まったな〜と思ったら、勉強などをできる範囲で頑張ればOKですよ。
学校に行けないとき、ネガティブな気持ちになるのは仕方ないでしょう。
いろいろ考えたり悩んだり不安に襲われたりすることは当然だと思います。
わたしも暗闇に引きこもっていました。
不安定になり、荒れ狂うのもよくあることです。
ただ、学校に行かなくても人生は終わりません。
「もう終わりだ…」「もう無理だ…」とか思う必要はありませんからね。
不登校でも人生終わりじゃなかった体験談はこちらの記事にまとめています。
きちんと休息する
最初に説明したように、学校に行きたくないあなたは「凍りつきモード」に入っている可能性があります。
動物の死んだふりと同じ。
生命を維持することだけを目的に、あらゆる活動が低下する。
不安やイライラ、罪悪感で苦しみ、引きこもりになっているケースもあるでしょう。
では、凍りつきモードから元気になるためにはどうしたらいいのか。
結論からいうと、
- 土台部分の神経を育てる
- きちんと休息する
ことが重要です。
現代はデジタル化などの影響もあって、休んでいるのに休めていない、休む神経が育っていないこともあります。
きちんと休めなければ休日も放課後もずっとストレスを抱え、心と身体は限界に…。
ストレスに強く疲れにくい自分を手に入れるためにも、以下の本でセルフケアを実践してみてくださいね。
必ずあなたの人生の役に立つと思います。
考え方の癖に気がつく
これは少し落ち着いてからでOKですが、考え方を見直すことも大切。
ストレスを抱えやすい性格の人は、考え方に独特の癖があることが多いです。
「コーチングよりも大切なカウンセリングの技術」から引用して具体例をのせておきます。
二分割思考 | ものごとを極端に判断してしまっている状態。中間がない。白か黒か、失敗か成功か、健康か病気か、など |
過度の一般化 | たまたま良くないできごとが起こったとして、それが常に起きると決めつけて一般化してしまっている状態 |
選択的抽出 | 様々な状況の中で、自分が関心を持っている情報だけに注意を向けてしまっていて、その状況のその他の情報は無視している状態 |
マイナス化思考 | 取るに足らないことや、良いできごとを悪いできごとのようにすり替えてしまっている状態 |
心の読み過ぎ | 確たる証拠もないのに、人は私のことを見下しているとか、否定しているなどと、勝手に思い込んでいる状態 |
先読みの誤り | これから起きるできごとについて否定的な予測をして、そのことが実際に起きるものと信じている状態 |
拡大解釈 | ネガティブなできごとを客観的に判断するのではなく、必要以上に注目してしまっている状態 |
過小評価 | 拡大解釈の逆で、ポジティブなできごとや自分の長所について、取るに足らない小さなものであると考えている状態 |
情緒的理由づけ | 自分の感情の状態があたかも事実を表しているように考えてしまう状態 |
すべき思考 | 何かを始めようとした時に「〜すべきである」「〜しなければならない」と考えてしまう状態 |
レッテル貼り | ネガティブな自己イメージがとても強いために、何か失敗した時に、事柄に注目しないで自分自身をダメな人間だと考えてしまう状態 |
自己関連づけ | 何か良くないできごとがあると、様々な要因があるにもかかわらず、自分が原因でこうなってしまったと考えている状態 |
心当たりのある人はいませんか?
結局のところ、悩みやストレスの正体は認知の歪みなんですよね。
わたしはこれらの非合理な考え方を知ることで、落ち込んでいるとき・苦しいとき・悩んでいるときも
- あっ、今って歪んだ考え方してたかも?
- わたしの考え方ってひねくれてない?
と客観的に考えられるように。
もちろんすべてのストレスがなくなるとは言いませんが、悩みがグッと減りました。
そして、
わたしって学校に行けないだけ。ただそれだけ。なのに人生終わりとか思ってるの極端すぎない?その中間にもいろんな生き方があるよね?
今日も早起きできなかった…。もう無理だ…。でもこれって、頭で勝手に「早起きすべきだ」って決めてるだけだよね?今はリハビリ期間だし気楽にやっていけばいいんじゃない?たしかに100点ではないけれど、今日は暗くなる前に起きられたからOKでしょ。
こんな感じで、とにかく気づいて別の考え方をしてみる。
これを繰り返すうちに、わたしを支配していた認知の歪みを70%くらい減らせたんです。
もし今「学校に行けない=人生終わり」など極端な思考になっているなら、少し意識してみるだけで冷静かつ客観的な視点を取り戻せるかもしれません。
視野を広げる
これを読んでいるあなたは、
- 青春したい
- 普通になりたい
- みんなと学校生活を送りたい
と思っているかもしれません。
おそらく90%くらいの人はそうでしょう。
しかし、人生は思い通りにいかないのが現実…。
生まれもった体質や気質的に学校が合わない場合もあります。
学年が上がるにつれて追いつけなくなったり、ある出来事をきっかけにつまづいたりするケースもあります。
わたしも突然普通のレールから外れて
どうしよう…
人生終わった…
とずっと絶望していました。
学生のうちはどうしてもみている世界が家庭と学校だけになりがち。
しかし、世界はもっと広くて、いろんな選択肢が存在します。
わたしも後から「こんな生き方あるの」「全然大丈夫じゃん」と気がつきました。
今の学校に戻るのも、普通に戻るのもOK。
でも、人生どうなるかわからないからこそ、
- いろんな生き方に触れてみる
- 不登校の体験談を読んでみる
- たくさん本を読んでみる
など視野を広げておいてほしいです。
生きていくコツを3文字でまとめるとすればズバリ「柔軟性」。
不登校の体験談やその後のデータ&リアルな声などをまとめました。
後からでも構わないので、じっくり読んでもらえると嬉しいです。
パナソニックグループの創業者、松下幸之助氏の言葉ものせておきますね。
道
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩めねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助(1968)「道をひらく」株式会社PHP研究所 p.10-11
不安や素直な気持ちを書き出す
わたしは不登校時代、外在化にすごく効果を感じていました。
心の問題を外側から捉えられるように(客観視)すること。
問題への対処可能性を上げられる。
ノートでもスマホでもOK。
とにかく思ったままに不安を書き出します。
実際に書いてみると、漠然とした不安の正体が明らかに。
今まで頭の中でモヤモヤしていたものがハッキリとしてきます。
自分の悩んでいることが視覚的にわかるので「じゃあどうすればいいか?」と対処法も思いつきやすかったです。
不登校が不安っていう漠然としたものが、
- 受験が不安
- 就職が不安
などに細分化。
受験については情報収集することで解決できそう。
就職については体験談を知ることで大丈夫そうと思えそう。
こうやってやるべきことがわかれば心も落ち着いてきました。
脳の中身が紙の上に移動するので、とにかくスッキリします。
「羨ましい」「悔しい」などの思いもじゃんじゃん書き出してください。
心の奥にたまったヘドロを出し切ることが重要なので、
「こんなこと思ってる自分が嫌…」
とか自己否定する必要はまったくありませんよ。
自分にできることを頑張る
学校に行けなくなると
みんなと同じようにできない…
こんな自分はダメだ…
と思いがち。
しかし、
- 生まれもった脳の特性
- 今まで培った考え方の癖
- 気質(HSPなど)
- 体質(自律神経が弱いなど)
- ストレスの感じ方
- ストレスに対抗する力
- 頑張れるキャパ
は人それぞれ違います。
性格も違うし、向き不向きもあるし、成長スピードだって異なるでしょう。
大切なのは、自分にできることを頑張って、成功体験を積み重ねていくこと。
もちろん厳しい場所に身を置くことも必要。
社会に揉まれて、劣等感を味わい、自分の未熟さと向き合うことも人生には欠かせません。
上手くいかなくて陰で泣くのも立派な経験です。
ただ
「すべてをみんなと同じように!」
と無理しすぎるのはNG。
人間は完璧ではないと受け入れたうえで、できることからコツコツと前に進んでいくことが求められます。
もしも自分で
- コミュニケーションが苦手だな〜
- 考えすぎる性格だな〜
など思うことがあれば、未熟な部分に向き合い少しずつレベルアップしていけば大丈夫ですよ。
おすすめの本を載せておくのでぜひ参考にしてください。
中高生以降だったら、大人向けの本でもいいでしょう。
わたしは読みやすいので子ども向けの本もよく読んでいます。
子ども向け
大人向け
まとめ:学校に行きたくない理由がわからないあなたへ
- 学校に行けない理由がわからないのは当たり前
- 体調不良があればしっかり休むことが大切
- 高校生は小中学生と事情が違うため、選択肢を確認しておくこと
【するべきこと】
【できること】
もちろん学校に行かないことにはデメリットがあります。
でも、一番大切なのはこことと身体。
勉強なんて後からいくらでも取り戻せますよ。
これを読んでいるあなたは限界だから
「学校に行きたくない」
とSOSを出していると思います。
できれば、まずはしっかり休んで。
今の学校に戻ってもそうじゃなくても、【できること】で紹介したことを実践しながら、少しずつ前へ進めることを願っています。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。