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【体験談】不登校でも人生終わりじゃなかった話

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不登校でも人生終わりじゃなかった話

わたしは不登校時代、

  • 社会のレールから外れてしまった…
  • 迷惑かけてる自分はゴミカス…
  • 人生終わりだ…消えたい…

毎日毎日毎日こんな思考で頭をいっぱいにしていました。

一寸先もわからないジャングルに迷い込んでしまったような感覚。

世間から隔離され、ただただ一人取り残されてしまったような感覚。

ゆず

進学や就職も考えられないから、勉強も手につきません。

でも少し人生を進んでみたら、まったくそんなことはない。

「不登校は人生終わり」

これは思い込みだったことに気がつきました。

思春期は劣等感があるし、引くくらい不安定だし、心がキャパオーバーだとどんな言葉も耳に入らない。

これは仕方ないと思います。

でも、たかが中学生・高校生で人生経験もろくにないのに、自分の知識や生きている場所が世界のすべてだと思い込んでいたこと。勝手に「もう無理だ」って判断していたこと。今考えればかなりおバカちゃんでした…。

人生は思っているよりいっぱい道があるし、みんなとちょっと違う生き方だって面白いし。

そこに自分なりの幸せがあったんですよね…。

今回は

もう無理だ…

勉強だって追いつけない…

絶望や不安だらけのあなたに向けて、わたしの体験談や考えをまとめました。

なにわかったような顔してんだよ

と思うかもしれないけど、バーっとでいいから最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

この記事のまとめ
  • 不登校は人生終わりじゃない
  • あなたが思っているよりも世界は広くて、いろんな人がいて、いろんな道や生き方がある
  • いわゆる普通から離れた人生はちょっと大変だけど、なかなか面白い
  • 不登校になっても人生は続いていく
  • 人生ときには休むことも大切。焦らずゆっくり進んでいこう。
タップできる目次

ゆずと申します。
この記事を書いた人
  • おうち部」管理人
  • 20代の通信大学生
  • 【経歴】理由もわからず不登校→偏差値70の高校に合格→病気で高校中退→寝たきり→高認→通信制大学&在宅ワーク
  • わたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報やリアルな体験談を発信中です。
  • 詳しいプロフィールはこちら
  • 高校進学
  • 大学進学
  • 仕事

など具体的な情報を知りたい人はこちらをどうぞ⬇︎

【不登校からの進学・進路・仕事】

結論:不登校は人生終わりじゃない

結論からいうと、「不登校は人生終わり」はただの思い込みでした。

実際はまったく終わりじゃありません。

進学も就職もできます。

充実した人生も送れます。

しかし、わたしたちはずっと

小学校→中学校→高校→(大学)→正社員

という道を、なんの疑いもなく生きてきました。

それ以外の道は知りません。

頑張って、努力して、根性で生きていくことが大切だと信じてきました。

ゆず

だから予想外に学校へ行けなくなり、社会のレールから外れてしまうとショック。

スパッと道が途切れたように感じ、将来が真っ暗で、絶望してしまうのだと思います。

頑張れない自分が嫌になって、甘えのように感じて、責めてしまうこともあるでしょう。

正直なところ、こうやって思ってしまうのは仕方ありません。

0歳のころから社会常識まわりの人の言葉によって、無意識に

  • いい大学、大手への就職を目指すべき
  • 学歴で人生が決まる
  • 嫌なことがあっても耐えるべき
  • 努力することが大切だ
  • 学校に行くことは当たり前
  • 学校で青春することが幸せ
  • 正社員で働くべき
  • 家庭を持つべき
  • キラキラした人生が最高

みたいな洗脳をされてきましたから。

個性とは一番遠い、社会が求める大人になりなさいってことですね。

だから、もしあなたが今

社会のレールから外れた…

人生終わった…

と思っていたら、それはしょうがないことです。

なんで自分だけ…と泣いているのも当たり前です。

まあ考えすぎとはわかっていても、不登校って本当にキツい。

罪悪感ヤバくて苦しくて、不安に押しつぶされそうな感じ。

学校に行きたいけど行けない。涙も出てくる。

みんなの視線が怖い。

親からの圧力期待がツラい。

欠席するときの残念そうな顔や学校に行ってほしいオーラも苦しい。

自分のせいでママが悲しそう。

なんでも綺麗事に聞こえて、なんにも耳に入ってこない。

勉強しなきゃいけないのも十分わかっているけど、身体が動かない。

みんなと同じがいい、青春したい、普通になりたい。

友達のSNSを見るのも地獄

休んでいいって言う人もいるけど、夢とかやりたいこともあるし休んだらいろいろヤバい。

こんな自分は生きてる価値なし、消えたい。

わたしはしばらくこんな感じでした。

ただ、そんな時期もあるのが不登校。

一番理解してもらいたい親や先生にもわかってもらえない。

まわりの人の何気ない言葉がグサグサ刺さる。

そんな状況では死にたくなるのも当然です。

だから、ダークな心の自分をダメダメだなんて思う必要ありません。

罪悪感や劣等感があるのも仕方ありません。

とくに思春期はただでさえ心がキツすぎる時期ですからね。

ゆず

でも、これだけは言わせてください。

あなたは不登校になっただけで、決してダメな人間なんかじゃない。

休むことはまったく悪いことじゃない。

いわゆる環境調整といって、キツいときにストレス源から離れることは生きていくうえで重要な力。

堂々と生きていいんです。

ゆず

今日もなんとか1日を過ごして、いろんな感情と戦ってるだけで充分ですよ。

不登校から元気になるためには、時間薬も必要なのでゆっくりいきましょう。

わたしは、

  • 友達のキラキラしたSNSを見たり
  • 同級生の話を聞いたり
  • 不安を煽る記事を目にしたり
  • 体調が悪かったり
  • 退学が迫られていたり

すると、まったく人の言葉を受け入れる余裕がありませんでした。

この記事も「こんなの理想論だ」「うるせぇ」と拒絶したくなるかもしれません。

ゆず

それでもどうにかこうにか、文句を言いつつも目を通してもらえたら嬉しいです。

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思っているよりも世界は広かった

子どものころって知識経験が少ない。

そのうえ思春期は客観的にみるのも難しいから、視野が狭くなりがちです。

でも世界はあなたが思ってるよりも広い。

あなたが今見ている世界は世界のすべてじゃない。

いろんな人がいて、いろんな道があって、いろんな生き方があります。

これはわたしが引きこもりのときの話ですが、Twitterでリアルな不登校体験談を知って衝撃。

元不登校でも進学して就職して、それなりに幸せに暮らしている人がいっぱいいたんですよね。

自分の知らない世界がたくさんある

と認識し、

こんな選択肢もあるんだ

こんなルートもあるんだ

と知れたことで、すごく心がラクになったんです。

進学とか進路とか仕事とかの情報を具体的に知りたい人はこちらをどうぞ⬇︎

【不登校からの進学・進路・仕事】

元不登校の人たちの体験談はこちらの記事にまとめています。

これを読んだところで、すぐに不登校でも大丈夫そう!とは思えないかもしれません。

不登校のときって視野が狭くなって卑屈になって不安もすごくて、

  • 自分なんか絶対無理
  • そんなのあり得ない
  • オレは普通に戻るんだ

って思い込みがちです。

ですが、一応わたしも友達もみんなそういう道を通って、ここまで来れました。

わたしは他人だからあなたの人生を100%保証することはできません。

あなたの苦しさや辛さがわからないので、安易に「大丈夫」「頑張れ」とも言えません。

でも、たとえ今この瞬間に絶望してても未来は真っ暗じゃないってことだけは知ってほしい。

ゆず

「そんなことわからないだろ」と疑いつつ、騙されたと思って未来に進んでもらえたら。

さらに、社会に出てみたらいろんな人と出会いました。

元不登校、元引きこもり、フリーター、持病を抱えてどうにか頑張っている人などなど。

社会にいる人ってキラキラして見えますが「小学校→中学校→高校→(大学)→正社員」以外の道を通ってきた人もたくさんいます。

わたしが尊敬している社会人の先輩が元不登校って知ったときは、めちゃくちゃびっくりしましたね。

あんなにキラキラしていて、人生がハッピーハッピーハッピー(^-^)vな感じだから、まったくそんなふうには感じませんでした。

ゆず

「まじですか!?!?!?」って言っちゃいましたもん。

もちろんその人も苦労してここまで来たのだと思いますが、不登校でも引きこもりでも人生は終わりじゃないと実感できる出会いでした。

あとは、本で知った「月乃光司さん」。

小中学校時代にいじめられ、高校入学後に対人恐怖症、醜形恐怖症で4年間引きこもり、20代半ばからアルコール依存症、自殺未遂という経歴をお持ちです。

『こわれ者の祭典』という活動もしています。

月乃さんはわたしにとって「こんな人でも生きていけるなら、わたしはまだまだ大丈夫だろう。」と安心させてくれる存在です。

(失礼な言い方ですみません)

ゆず

しかも、すごく生きてる!って気がする。

こんな感じで、世の中にはいろんな人がいて、いろんな道や生き方がありました。

コロナ禍で在宅ワークやオンラインを使った活動も増えましたし、時代の影響もあって働き方生き方も多様になっています。

みんな雇われることしか頭にないけど、別に自営業でもいいし、フリーランスでもいいし、農家に弟子入りしてもいい。

人が苦手だったら、ものを相手にする仕事をすればいい。

今は全員が個人事業主になれるとも言われているし、高齢で後継ぎを募集している農家さんもたくさんあります。

これを読んでいるのが中学生や高校生だったら、試しに通信制高校の情報を集めてください。

あなたが思っているより高校はいろいろあって、全日制にとらわれない道もあるってわかると思います。

そして、いわゆる普通以外の選択も決して悪いものじゃない。

わたしのおすすめは「ズバット通信制高校比較」というサイト。

ここなら質問に答えるだけで自分に合った学校がわかるし、まとめて資料請求もできますよ。

もちろん無料なので

  • めんどくさいからまた今度〜
  • まだ先だし〜
  • 今は興味ないし〜

なんて言わずに、まずは資料を取り寄せてみてほしいです。

なにか相談したい人は「相談したいです」、電話がいらない人は「電話は不要です」と備考欄に書いておけばOK。

安心して情報収集してくださいね。

【公式】ズバット通信制高校比較

もしかしたら小中学生くらいだと選択肢が少なくて、人生が牢獄みたいに感じるかも。

でも大丈夫。

これだけは断言できますが、大人になるにつれて選択肢はぐんっと増えます。

学生時代に見ている景色とは違うから、案外どうにかなるもの。

わたしが思っていたより世界はずっとずっと広かったです。

とはいっても、なかには

世界が広いのはわかったけど、こんな自分に生きる意味なんてない…

って考える人もいるでしょう。

でも、わたしは生きる「意味」なんてないと思っています。

生まれてきちゃったから生きてるだけ。

ゆず

なんでもかんでも意味とか理由とか考えすぎでした。

生きる意味がなくなって、なんとなく生きてていい。

わたしの大好きな養老先生も、

人生の意味なんか「わからない」ほうがいいので、わからないと気がすまないというのは、気がすまないだけのことで、それなら気を散らせばいい。

出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社

今日も日向ぼっこをしていたら、虫が一匹、飛んできた。寒い日だったから、なんとも嬉しかった。今日も元気だ、虫がいた。それが生きているということで、それ以上なにが必要だというのか

出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社

と書いています。

余計なことは考えないのが一番です。

理想の自分にはなれないかも。

でも、人生なんて遺伝環境社会状況とか自分じゃどうしようもできないことが多いから、思い通りにならないのも仕方ない。

憧れてた生活も叶わなそう。

でも、お高いコンビニスイーツを食べたり、Netflixを見たり、M-1で大笑いしたり、こういう小さな出来事こそがザ・人生かもしれない。

毎日ただただ暗闇にいて、なにもできなくて、こんなに不安とか罪悪感で苦しむなら、死んだほうがラクだろうなと思うこともあります。

生きてるのがホントに無理、消えたい思いでいっぱいになる日もあります。

ただ、わたしは3.11でおばあちゃんを亡くし、小学生のときには病気で友達を亡くしていて。

あの2人を思うと、自分から消える勇気はなかったです。

ゆず

そもそも消えたあとがラクな保証もないですからね。

キツイ日もあるけど、保護してる猫ちゃんを守らなきゃいけない使命感があるし、とにかく猫がかわいすぎるので乗り越えられています。

まだまだ見たい映画も漫画もあるし。

ちょっと行ってみたいお店もあるし。

生きる理由ってこれくらいで十分ですよね。

人生には予想外のこと、理不尽なこともいっぱいあるし、何があるかもわからない。

それでも死ぬまでの間、長い長い暇つぶしをしつつ、ゆるく生きていこうかなと。

ゆず

みんなと比較してばかりだと疲れちゃうから、「自分ブランド」を立ち上げるのが楽に生きるコツでした。

あとは少しでも誰かの役に立てれば嬉しいな、なんて思ったり。

夢とか希望とかあればいいけど、そんなものなかなか見つからないので、とりあえず今日を生きればOKです。

そもそも人生は悩んでも考えても仕方のないことばかりでしょう。

でも、現代の社会って息苦しいから難しいことを考えすぎちゃうんですよね。

よかったらこの動画も見てください。

【追記】

人生に絶望しているときはこの本にも救われました⬇︎

著:フランツ・カフカ, その他:頭木弘樹
¥616 (2024/08/25 11:14時点 | Amazon調べ)
  • 正論なんか言われても
  • 頭ではわかってるけど
  • ポジティブな言葉なんていらない
  • 自分にはまぶしすぎる
  • 他人の言葉を何も受け入れられない

そんな超超超ネガティブな心にとことん寄り添ってくれましたよ。

1  倒れたままでいること

将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。

将来にむかってつまずくこと、これはできます。

いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。

──フェリーツェへの手紙──

出典:『絶望名人カフカの人生論』フランツ・カフカ著

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不登校からの進学・進路・仕事

世界が広いのはわかったから

抽象的なことばっかり言われても

もっと具体的な進路とか教えてよ

と言われてしまう気がするので、ここではわたしが調べていたこと&体験談をもとに具体的な進学・進路・仕事情報をまとめました。

地域や学校、そのときの状況によっても異なるので、以下の内容は参考程度でお願いします。

ゆず

時代も状況もどんどん変わるので、必ず自分で確認してください。

高校進学

小学校中学校不登校でも高校に進学できます。

一般的に

  • 全日制私立高校
  • 通信制高校
  • 定時制高校
  • チャレンジスクール
  • 不登校特例高

は中学不登校を受け入れてくれることが多いです。

通信制は空きがあれば、内申が悪くても成績が悪くても大丈夫。

定時制もまず大丈夫。

全日制の私立高校は学校の方針にもよるので、直接確認することが重要です。

わたしが見たところ、願書に

出願基準:中学3年間で欠席日数30日以下

などと記載されているケースもありました。

ただここだけの話、相談次第でなんとかなったケースも知っているので電話&面談を推奨します。

不登校特例校は聞いたことがない人も多いでしょう。

詳細はこちらをご覧ください。

文部科学省「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)(不登校児童生徒を対象とする特別の教育課程を編成して教育を実施する学校)について」

全日制公立高校では基本的に「欠席日数の多い生徒は審議の対象とする」としています。

「審議の対象とする」=「合格の確率が下がる」。

しかしながら、

  • 内申書をあまり重視しない高校
  • 中3の内申書しか見ない高校
  • 内申書を見ない受験方式がある高校

もあるので、先生や高校に聞いてみることをおすすめします。

地域や学校にもよりますが、自己申告書があれば内申書の代わりにできる場合がありますよ。

自己申告書とは欠席理由高校生活の抱負などを記載する書類。不登校を理由に不利な扱いを受けないようにします。

ほかには独自に不登校を対象とした特別選抜を行なっている地域&学校もあります。

例:神奈川県、埼玉県

埼玉県「不登校特別選抜について」

自己申告書や不登校入試を活用できれば、公立高校の合格率もグッと上がるでしょう。

ただし、お住まいの都道府県にもよるので、まずは「都道府県+不登校+高校受験」のように検索してみてください。

もちろん内申や学力の関係で希望の高校に行けないこともあると思います。

しかし、これは学校に行っている子だって同じ。

ゆず

不登校だから…と落ち込むのではなく、今できる一番の選択をすることが大切です。

ちなみに完全不登校からいきなり毎日勉強&通学はキツイ。

少し落ち着いたら通信教育なりなり家庭教師なりフリスクなり、勉強や人との関わりなどやれることをやっておくといいでしょう。

大学進学

通信制でも定時制でも高卒認定からでも大学に進学できます。

とくに通信制高校なら全日制と同様、

  • 指定校推薦
  • 自己推薦
  • 公募推薦
  • AO入試
  • 一般入試

が可能です。

実際にわたしの知り合いも、通信制高校からAO入試で希望の大学へ進学しています。

定時制は高卒なので、あなたの学力次第でどこでも進学可能です。

高卒認定とは高校を卒業した者と同等以上の学力があることを証明するための資格。

高認さえ取れば、高校に行かなくても大学進学ができます。

高認だと一般受験が多く、一般入試なら完全に当日の点数勝負です。

ゆず

あなたの学力次第で、どこの大学にも入れます。

最近では推薦AOにも出願できることが多くなっていますよ。

ぶっちゃけ小学校・中学校・高校全部をすっ飛ばしても、大学(専門学校など)には行けるってことですね。

高認からの大学受験に関しては、こちらの記事をご覧ください。

仕事

わたしや友達の経験からすると、不登校の経歴でもアルバイト&就職はできました。

中退とか高認でも、思っていたより社会は受け入れてくれます。

もちろん学歴を理由に弾かれることもありますが、こればかりは相性なので仕方ないでしょう。

今は少子化&売り手市場なので、

  • 高卒(通信制高校含む)
  • 高認取得
  • 専門卒
  • 大卒(通信制大学含む)

など基本的に就職はできます。

高認は経歴上中卒。

ですが、最近は高認合格者を高卒者と同等とみなしてくれることも増えていますよ。

ゆず

極論をいえば、高校まで学校に行かなくてもなんとかなるってことです。

わたしはまだまだ社会の未熟者なので、これ以上のことは言えません。

ですが、

  • 高認をとった経緯
  • 乗り越えたこと
  • みんなとは違う経験
  • その経験から得られた学び
  • 会社に活かせること

をポジティブに話せれば、あまり問題ない気がしています。

さっきも書いたとおり、そもそも働き方は正社員として雇われるだけではありませんからね。

派遣でもバイトでもOKだし、フリーランスでも自営業でも、ものを相手にする仕事でもOK。

わたしは障害者雇用や就労継続支援・就労移行支援も視野に入れています。

まあ、就職なんかは社会の流れも関係しているでしょう。

氷河期世代のように自力ではどうしようもできないことだってあります。

人生なるようにしかなりません。

ゆず

もちろんあなたの頑張りや努力は大切ですが、そんなに心配しすぎなくても大丈夫かなと思います。

高認からの就職に関してはこちらの記事をご覧ください。

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不登校になっても人生は続いていく

「そんなのわかってるよ」と言われてしまうかもしれませんが、不登校になっても人生は続いていきました。

そう簡単に命を断つこともできません。

ちょっとしつこいですけど「不登校は人生終わり」は思い込み(認知の歪み)です。

ゆず

なんなら「無職になったら人生終わり」とかも思い込みです。

ちょっと冷静に考えてみるとわかりますが、昔から不登校は何十万人といて全員引きこもりではないし、死んでいるわけでもない。

ほとんどの人は社会の一員として生きていることになりますね。

不登校になると「学校に行けない」事実にとらわれてしまいますが学校はあくまでも手段

本当の目標は、無事に大人になって、信頼できる人がいて、山あり谷ありしながらも長い長い人生を充実させることだと思います。

そして今は”人生100年時代“。

ちょっと嫌になるくらい長いです。

だから学校に行けない数年くらい引きこもりだっていい。勉強だってキツかったらやらなくていい。

ゆず

せっかく青春を休みに使っているなら堂々と休んじゃいましょう。

そして、少し元気になってきたら、勉強や体力づくりなどできるところから始めればOK。

  • どうせ無理…
  • もう追いつけない…
  • もう人生詰んだ…

と思うかもしれませんが、これも頭で勝手にブレーキをかけているだけです。

充実した人生を歩めるかどうかは、結局のところ考え方次第なんですよね。

適当でいいし、回り道してもいいし、寄り道してもいいし、転んでもいいし、間違えてもいいし、失敗してもいい。

今は突然死にたくなるのもしょうがない、頑張りたいのに頑張れないのもしょうがない、焦りや不安があってもしょうがない。

普通に憧れてもいい、自分を受け入れられなくてもいい、弱い自分が嫌いでもいい。

人生は長いし、今は”リハビリ期間“だと思って、ゆっくり進めばいいんです。

大切なのは、無理に社会のレールに戻ることではなく、自分にあった道をそれなりに生きていくこと。

自分を大切にする」という視点をもって、環境や生き方を選択していくことが求められます。

  • 勉強嫌いだなと思ったら、とりあえずバイトするのもよし
  • 人が苦手だったら、登校が少ない通信制高校に進学するのもよし
  • 普通に戻りたいというあなたも、今はまだエネルギー回復する時間だと誓って、ゆっくり休むのもよし
  • とりあえず高認を受けて、あとは好きなことに没頭するのもよし
  • あいつを見返したいという気持ちで、勉強を頑張るのもよし

「自立」「勉強」「就労」はもちろん大切だけど、それよりはあなたが幸せでいられる、生きてていいなと思える環境づくりを優先してください。

もしかしたら、体調などの関係で夢を諦めなければいけないこともあるかもしれません。

でも、思い通りにならないこと、苦しいこと、それも含めて人生というものだから。

生まれもった要素も大きいので、自分ではどうしようもできないこともたくさんあります。

なんで自分だけ…

甘えじゃないか…

と思うかもしれませんが、頑張れるキャパだって一人ひとり違う。

向き不向きもあるでしょう。

ゆず

遺伝や生まれた環境に関しては仕方ないですからね。

わたしの場合、

無理して普通に戻ろうとして、

そこで挫折を繰り返して、

自己否定や社会への恐怖がマシマシになるくらいなら、

自分はバイト生活で生きていくんだ!

って決めて堂々としているほうがいい感じです。

何回転校したって転職したってOKだし。

まわりの人や社会はなんかいろいろ言ってくるけど、わたしの人生なんだから、生き方はわたしが決めます。

この生き方になんか文句あるか

って感じでいたら、まわりの人もなにも言ってこなくなりましたよ。

一方的に説得したり、アドバイスを押し付けたり、正義ヅラして説教したりしてくる第三者には、心のなかでデコピンを連発しています。

劣等感もあったけど…

もちろん不登校になってしばらくは漠然とした劣等感もありました。

みんなより人生経験が足りない…

中身が空っぽでなにもできない…

とか思っていました。

でも、別に中身が空っぽでも平気。

今から少しずつ、自分のペースで満たしていけば大丈夫だったんです。

ゆず

だってわたしはわたし。

わたしはわたしのスピードでわたしのできる範囲で生きていくから。

まあ、とにかくどうにでもなるってことです。

生きづらさを紛らわして、

消えたい気持ちをうまく散らして、

「◯◯すべき」とか社会的な圧力はちょっと緩めて。

心から楽しめなくても、まあまあ好きなことをやってみて。

ゆず

腐らず進んでみたら、人生なんとかなっています。

そして、青春だって人それぞれ。

大学で青春を楽しむ人もいるし、大人になってから人生を謳歌する人もいます。

たしかに学校に行っていなかった期間は取り戻せません。

多少の遅れハンデもあるかもしれません。

それでも、あなたはあなた。

みんなと同じがいいという気持ちや劣等感を捨てろなんて言いませんが、あなたはあなたの人生を生きればいいんです。

なんだかんだ青春のキラキラなんてイメージ・幻想みたいなものですからね。

わたしは無理して学校に行っていたころより、今のほうが心地よくて幸せです。

やっぱり、人生において学校に行く行かないはそこまで重要じゃない。

わたしの場合、

  • 高すぎるプライドを捨てて
  • 未熟な自分を知って
  • しなやかさを身につけること

学校から逃げるのは全然OKだけど、逃げた自分からは逃げないこと。

かわいそうな自分に酔わないこと。

自分の弱さを認めて受け入れること。

ゆず

これが生きるうえで1番大切だった気がします。

あと、いろんな「セルフケア」は生きやすさのレベルを10段、20段とあげてくれました。

こんなの意味ないだろと思いつつ続けてみたら案外効果抜群でしたよ。

ポイント

セルフケアと言われても、抽象的でわかりにくいので、わたしが身につけた例をあげます。

  1. 「◯◯すべき」という思い込みや価値観に気がつく
    →「◯◯すべき」は勝手な思い込み。他者の価値観の押しつけ。この思い込みに気がつくことで、自分を過剰に追い詰めたり、できなくて落ち込んだりすることが減りました。
  2. 不安なときはノートに書き出す
    →外在化することで、頭の中でグルグルしていたことがスッキリ。不安やストレスが減りました。
  3. 自分の特性を知ってセルフケア
    →いわゆるHSPで、不安になりやすかったり緊張しやすかったりする。なので、安心材料を揃えたり、意識的に力を抜いたり、ボーッとしたり、マインドフルネスを実践したりしています。
  4. きちんと他人を頼る
    →頼ることは悪いことじゃない。頼ったり甘えたりして迷惑をかけることもあるけど、いつか恩返しできればいいな、わたしもできる限り親切にしようという思いで、遠慮なく頼るようにしています。とくに親にはこれでもかっ!というくらい頼る・甘えるのがコツです。
  5. 日光にあたる
    →うつ状態やどん底のときはキツかったものの、効果は圧倒的。幸せホルモンが出るので、浴びるだけで負の支配から抜け出せました。毎日継続しています。
  6. キツイときは自分を甘やかす
    →キツイときがあるのは仕方ないから、そういうときはきちんと自分を甘やかすこと。罪悪感とか捨てて、好きなことをやり続けることが、結果的に回復を早めてくれました。
  7. 視野を広げる
    →本(文字が読めないときはYouTubeや聴く読書)を活用して、いろんな世界・人・見方・考え方などを知ったり、心理学などを学んだり、間接体験をしたり、とにかく視野を1度でも2度でも広げることが、困難を乗り越える力になりました。

やっぱり人として基本的なことを疎かにすると、どんどん腐るので。

自分の人生をどうにかできるのは自分だけ、変えられるのも自分だけ。

不登校になってしまったのは仕方ない。悪いことでもない。

だから、とりあえず前向きに諦めて、どうにかこうにかやれることをやってみること。

あっ、うつ症状がひどいとか必要ならきちんと治療することも大切ですからね。

いますぐみんなに追いつこうなんて思わなくて大丈夫。

ゆず

できることから、少しずつ少しずつ自分のペースで前に進んでいきましょう。

できるだけ第三者とのつながりを【勉強法やおすすめの本も】

最後に一つだけ注意点を。

不登校になると引きこもりがちになりますが、必ずしも家が安全な場所とは限りません。

ひとりで家にいると、

  • 孤独になったり
  • 過去の嫌な出来事を思い出したり
  • 将来の不安を感じたり
  • 「自分はゴミだ」とか考えすぎたり
  • 自己否定ばかりで卑屈になったり
  • 親から責められたり

します。

家庭によっては、プレッシャーをかけられたり、無理解な言葉をぶつけられたりもします。

親だけは自分のことをわかってほしいと願っても、結局は別の人格をもった人間。

育ってきた環境や時代、考え方や価値観も違うため、すべてを理解してもらうのは不可能でしょう。

どうしてもわかってくれない、受け入れてくれない…。

とにかく頭がカチカチで、自分の意見なんて尊重してくれない…。

どうしても親子の相性が合わない…。

ゆず

こういったケースもざらにあります。

そもそも親は完ぺきじゃないし、絶対的な存在でもありません…。

学生の立場だと自由は制限されますが、できるだけ外出第三者とのつながりを大切にしてください。

もしかしたら人が怖い・社会が怖いと感じているかもしれません。

わたしもこんなに傷つくくらいなら、人と関わらないほうがいいと、完全にシャットアウトしてた時期もありました。

しかしあなたを傷つけたのが人や社会なら、癒してくれるのもまた人や社会。

家以外のどこかに、あなたが信頼できる人はいます。絶対に。

例えば、適応指導教室、保健室、フリスク、習いごと、病院、整体、引きこもりが集まる居場所をはじめ、おばあちゃん、親戚、近所のおじちゃん、よく行くお店の店員さん、塾の先生、カウンセラーさんの存在など。

居場所を見つけるのも自己流の生き方を見つけるのも自分次第ですからね。

外出するのは嫌

だけど第三者とのつながりや居場所がほしい

そんなあなたには、家庭教師オンライン個別指導オンラインの習いごとがおすすめですよ。

わたしも不登校時代にオンラインの習いごとで、ちょっと視野が広がったので。

少しの自信や自分を受け入れてくれる人の存在も、前を向くきっかけになりました。

不登校に特化したサービスをまとめているので、よかったら試してみてくださいね。

ちょっと勉強も頑張りたいな〜」と思っているあなたに向けて、おすすめの勉強法や教材もまとめています。

生きづらさを感じていたわたしが自分と向き合って、自分を受け入れるために役に立った本も紹介しておきますね。

子ども向けではないので難しい内容もありますが、読んで損はありません。

どれも心にスーッと馴染んできますよ。

著:松下 幸之助
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著:野口 嘉則
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著:フランツ・カフカ, その他:頭木弘樹
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わたしは精神安定剤として、いつも養老先生の本を読んでいます(*´-`)

下はだいぶ刺激的なタイトル(内容)ですが、世の中に息苦しさを感じていたわたしにとって目からウロコの内容でした。

「この国の不寛容の果てに」を書いている雨宮処凛さんの本は、ぜひ一度読んでもらいたいなと思っています。

とくに「14歳の世渡り術シリーズ」は、不登校の小中学生にピッタリですよ。

著:雨宮処凛
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ひきこもりの自覚があれば、厚生労働省が運営している「ひきこもりVOICE STATION」もおすすめです。

ひきこもりに特化したサイトで当事者の声やメッセージなど、関連する情報がギュッとまとまっています。

厚生労働省「ひきこもりVOICE STATION」

今は何もしたくない…

今は何もできない…

そんなあなたはとにかく休みましょう。

休むことは甘えでもサボりでもありません。

深呼吸して肩の力をぬいてゆっくり休んでくださいね。

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まとめ:不登校は人生終わりじゃない。焦らずゆっくり進もう。

最後までご覧いただきありがとうございました
まとめ
  • 不登校は人生終わりじゃない
  • ほとんどの場合、ただの思い込み
  • あなたが思っているよりも世界は広くて、いろんな人がいて、いろんな道や生き方がある
  • いわゆる普通から離れた人生は、ちょっと大変だけど、なかなか面白い
  • 「自分を大切にする」という視点をもって、環境や生き方を選択していくことが重要
  • 不登校になっても人生は続いていく
  • 人生ときには休むことも大切。焦らずゆっくり進んでいこう。

長くなってごめんなさい。

もしかしたら不登校で苦しんでいるときには、「不登校だって大丈夫!」「不登校は人生終わりじゃない!」と言われても、信じられないかもしれません。

わたしも

  • だってわたしは…
  • うちとは違う…

と勝手に失望していました。

でも、実際になんとかなっている人が多いから大体なんとかなるっていうのは事実ですよね。

元気出して!落ち込まないで!なんて言っているわけではありませんが、

  • 世界は広い
  • いろんな生き方がある
  • なんとかなる

これが事実なんです。

体験談を見てみると、元不登校の多くの人がなんらかのかたちで社会との関わりを持っています。

ゆず

なんとかならない人もいるじゃん!と言われてしまうかもしれません。

しかし、学校に行っていてもなんとかならない人は一定数いる。

別に不登校だけの問題ではないと気づいたら「やっぱり大丈夫そう」と思えてきました。

もちろん学校を否定するわけではありません。

行けるなら行ったほうがいい。

別室登校でも適応指導教室でも、学校に行くメリットはたくさんあります。

ただ、今は多様性とか言いながら教室で多様性をつぶす時代です。

わたしの経験からすると、変わり種の人ほど面白がってもらえます。

普通になりたい人は

  • 変わり者は嫌!
  • 普通でいい!
  • みんなと同じ道がいい!

と言うかもしれません。

でも、これって本当に貴重な経験で、人生の強みになるんですよ。

もしあなたが学校や会社の面接官だとして、

こんなに辛いことがあったけど、乗り越えてここまで来ました

って言われたら「おーすごい(パチパチ)」ってなるし、印象にも残りますよね。

なかにはこういう経歴をよく思わない人もいますが、そんな企業(学校)なんてこっちからお断りです。

考えて悩んで葛藤した経験は、必ずあなたを成長させてくれます。

わたしはどうせ不登校になったらそれを活かそうと思ってここまできました。

不登校でも人生は終わりません。

ゆっくり休みつつ、どんな自分にもOKを出しつつ、できることからコツコツ積み重ねていきましょうね。

なかなか現実を受け入れられないあなたはこちらの記事もどうぞ。

わたしが不登校時代に学んだことや考えがギュッと詰まっています。

ひわたりブログ「アドラー心理学⑯現実を受け入れられない人はどうしたらいいの?」

学校に行けないときの勉強・友達・進路・仕事・昼ごはんなど、役立つ情報はこちらの記事にまとめました。

不登校になったけどこれからどうする?

と不安があればチェックしておくと安心です。

【体験談】不登校でも大丈夫ってホント?学校に行かなくてもどうにかなっている話

※noteに移動します

当サイトの内容は、主にわたしの体験談をもとに作成しています。不登校は100人いれば100通りなので、対応に正解はありません。記事内容は、ヒントにしていただければ幸いです。また、身バレ防止のために一部事実とは異なる箇所もございます。ご了承ください。

不登校でも人生終わりじゃなかった話

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