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【体験談】不登校でも人生終わりじゃなかった話

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不登校でも人生終わりじゃなかった話

こんにちは、ゆずです。

わたしは不登校時代、

  • 社会のレールから外れてしまった…
  • 学校に行けない自分はダメダメだ…
  • 人生終わった…消えたい…
  • こんな自分なんて生きてる価値なし…
  • なんとかしなきゃいけないけど無理…

毎日こんなネガティブ思考で頭をいっぱいにしていました。

真っ暗で一寸先もわからないジャングルに迷い込んでしまったような感覚。

世間から隔離され、ただただ一人取り残されてしまったような感覚。

ゆず

進学や就職も考えられないから、勉強も手につきません。

でも少し人生を進んでみたら、まったくそんなことはない。

「不登校は人生終わり」

これは単なる思い込みだったことに気がつきました。

思春期は劣等感もあるし、心がキャパオーバーだとどんな言葉も耳に入らない。ですが、たかが中学生・高校生で人生経験もろくにないのに、自分の知識や生きている場所が世界のすべてだと思い込んでいたこと。少ない知識で勝手に「もう無理だ」って判断していたこと。今考えればかなりおバカちゃんだったなと思っています…。いわゆる普通以外の人生だって面白いし、そこに自分なりの幸せがあったんですよね…。

今回は、

もう無理だ…

勉強だって追いつけない…

絶望不安でいっぱいのあなたに向けて、わたしの体験談や考えをまとめていきます。

ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

この記事のまとめ
  • 不登校は人生終わりじゃない
  • ほとんどの場合、ただの思い込み
  • あなたが思っているよりも世界は広くて、いろんな人がいて、いろんな道や生き方がある
  • いわゆる普通から離れた人生はちょっと大変だけど、なかなか面白い
  • 不登校になっても人生は続いていく
  • 人生ときには休むことも大切。焦らずゆっくり進んでいこう。
タップできる目次

ゆずと申します。
この記事を書いた人
  • おうち部」管理人
  • 20代の通信大学生
  • 【経歴】理由もわからず不登校→偏差値70の高校に合格→病気で高校中退→寝たきり→高認→通信制大学&在宅ワーク
  • わたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報やリアルな体験談を発信中です。

本記事は、わたしの体験談や考えをもとに作成しています。不登校は人によって異なりますので、参考程度にしていただけると幸いです。

結論:不登校は人生終わりじゃない

結論からいうと、「不登校は人生終わり」はただの思い込みでした。

実際はまったく終わりじゃありません。進学も就職もできます。楽しい人生も送れます。

しかし、わたしたちはずっと「小学校→中学校→高校→(大学)→正社員」という道を、なんの疑いもなく生きてきました。

それ以外の道は知りません。

頑張って、努力して、根性で生きていくことが大切だと信じてきました。

ゆず

だから、予想外に学校へ行けなくなり、社会のレールから外れてしまうとショック。

スパッと道が途切れたように感じ、将来が真っ暗に思えて、絶望してしまうのだと思います。

頑張れない自分が嫌になって、甘えのように感じて、責めてしまうこともあるでしょう。

正直、この思い込みは仕方ありません。

0歳のころから社会常識やまわりの人の言葉によって、無意識に

  • いい大学、大手への就職を目指すべき
  • 学歴で人生が決まる
  • 嫌なことがあっても耐えるべき
  • 努力することが大切だ
  • 学校に行くことは当たり前
  • 学校で青春することが幸せ
  • 正社員で働くべき
  • 家庭を持つべき
  • キラキラした人生が最高

と洗脳されてきました。

個性とは一番遠い、社会が求める大人になりなさいってことですね。

だから、もしあなたが今

社会のレールから外れた…

人生終わった…

と思っていたら、それはしょうがないことです。

なんで自分だけ…と泣いているのも当たり前です。

まあ考えすぎとはわかっていても、不登校って本当にキツいですよね。

罪悪感ヤバくて苦しくて、不安に押しつぶされそうな感じ。

学校に行きたいけど行けない。涙も出てくる。

親からの圧力期待がツラい。

欠席するときの残念そうな顔や学校に行ってほしいオーラも苦しい。

自分のせいで、ママが悲しそう…。

なんでも綺麗事に聞こえて、なんにも耳に入ってこない。

勉強しなきゃいけないのも十分わかっているけど、身体が動かない。

みんなと同じがいい、青春したい、普通になりたい…。

友達のSNSを見るのも地獄…。

こんな自分は生きてる価値なし、消えてしまいたい…。

わたしはしばらくこんな感じでした…。

ただ、そんな時期もあるのが不登校。

一番理解してもらいたい親や先生にもわかってもらえない。

まわりの人の何気ない言葉が、グサグサと刺さる。

そんな状況では、死にたくなるのも当然です。

だから、ダークな心の自分をダメダメだなんて思う必要ありません。

罪悪感や劣等感があるのも仕方ありません。

とくに思春期は、ただでさえ心がキツすぎる時期ですからね…。

ゆず

でも、これだけは言わせてください。

あなたは不登校になっただけで、決してダメな人間なんかじゃない。

休むことはまったく悪いことじゃない。

いわゆる環境調整といって、キツいときにストレス源から離れることは、生きていくうえで重要な力。

堂々と生きていいんです。

ゆず

今日もなんとか1日を過ごして、いろんな感情と戦ってるだけで充分ですよ。

今がどん底なら、あとは上がればいいだけ。

下に落ちる心配はないので、安心して休んでください。

不登校から元気になるためには、時間薬も必要なので、ゆっくりいきましょう。

わたしは、

  • 友達のキラキラしたSNSを見たり
  • 同級生の話を聞いたり
  • 不安を煽る記事を目にしたり
  • 体調が悪かったり
  • 退学が迫られていたり

すると、まったく人の言葉を受け入れる余裕がありませんでした。

この記事も「こんなの理想論だ」「うるせぇ」と拒絶したくなるかもしれません。

それでもどうにかこうにか、文句を言いつつも目を通してもらえたら嬉しいなと思います。

補足

不登校になると、

  • 迷惑かけて申し訳ない
  • まわりの人を苦しめている

と感じることが増えます。

わたしも最初はそう思っていました。

でも、いつか恩返しできればいいかな、いつか誰かの役に立てればという気持ちで、いっぱい甘えるようにしたんです。

だって、わたしたちは人だから。

人は万能ではなく、支え合って生きていくもの。

とくに子どもは迷惑かけて、親に甘えて、当たり前ですからね。

自分にそんな価値ない…と思うかもしれないけど、価値がない=頼っていけないわけじゃない。

ゆず

勇気を出して、きちんと人を頼ること・甘えることは、生きていくうえで必要な力でした。

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思っているよりも世界は広い

子どものころって、知識や経験が少ないので視野が狭くなりがちです。

しかし、世界はあなたが思っているよりも広い。

いろんな人がいて、いろんな道があって、いろんな生き方があります。

学生だと、どうしても家庭や学校が世界のすべてと感じてしまいますが、実際はそうではありません。

これはわたしが引きこもりのときの話ですが、Twitterでリアルな不登校体験談を知って衝撃。

元不登校でも進学して就職して、それなりに幸せに暮らしている人がいっぱいいたんですよね。

「自分の知らない世界がたくさんある」

と認識し、

「こんな選択肢もあるんだ」

「こんなルートもあるんだ」

と知れたことで、すごく心がラクになったんです。

元不登校の人たちの体験談はこちらの記事にまとめています。

これを読んだところで、すぐに不登校でも大丈夫そう!とは思えないかもしれません。

不登校のときって視野が狭くなって卑屈になって不安もすごくて、

  • 自分なんか絶対無理
  • そんなのあり得ない
  • オレは普通に戻るんだ

って思いがちです。

ですが、一応わたしも友達もみんなそういう道を通って、ここまで来れました。

わたしは他人だからあなたの人生を100%保証することはできません。

あなたの苦しさや辛さがわからないので、安易に「大丈夫」「頑張れ」とも言えません。

でも、たとえ今この瞬間に絶望していても、未来は真っ暗じゃないってことだけは知ってほしい。

ゆず

「そんなことわからないだろ」と疑いつつ、騙されたと思って未来に進んでもらえたら嬉しいです。

さらに、社会に出てみたらいろんな方と出会いました。

元不登校、元引きこもり、フリーター、持病を抱えてどうにか頑張っている人などなど。

社会にいる人ってみんなキラキラして見えますが、「小学校→中学校→高校→(大学)→正社員」以外の道を通ってきた人もたくさんいます。

わたしが尊敬している社会人の先輩が元不登校って知ったときは、めちゃくちゃびっくりしましたね。

あんなにキラキラしていて、人生がハッピーハッピーハッピー(^-^)vな感じだから、まったくそんなふうには感じませんでした。

ゆず

「まじですかー!」って言っちゃいましたもん。

もちろんその方も苦労してここまできたのだと思いますが、不登校でも引きこもりでも人生は終わりじゃないと実感できる出会いでした。

あとは、本で知った「月乃光司さん」。

小中学校時代にいじめられ、高校入学後に対人恐怖症、醜形恐怖症で4年間引きこもり、20代半ばからアルコール依存症、自殺未遂という経歴をお持ちです。

『こわれ者の祭典』という活動もしています。

月乃さんはわたしにとって、「こんな人でも生きていけるなら、わたしはまだまだ大丈夫だろう」と安心させてくれる存在です(失礼な言い方ですみません)。

しかも、すごく生き生きとしていて。

ゆず

過激な部分もありますが、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。

こんな感じで、世の中にはいろんな人がいて、いろんな道や生き方があります。

コロナ禍で在宅ワークやオンラインを使った活動も増えましたし、時代の影響もあって働き方生き方も多様になってきました。

みんな雇われることしか頭にないけど、別に自営業でもいいし、フリーランスでもいいし、農家に弟子入りしてもいい。

人が苦手だったら、ものを相手にする仕事をすればいい。

今は全員が個人事業主になれるとも言われているし、高齢で後継ぎを募集している農家さんもたくさんありますよ。

これを読んでいるのが中学生や高校生だったら、試しに通信制高校の情報を集めてみてください。

あなたが思っているより高校はいろいろあって、全日制にとらわれない道もあるってわかると思います。

そして、いわゆる普通以外の選択も、決して悪いものじゃない。

わたしのおすすめは、「ズバット通信制高校比較」というサイト。

ここなら、質問に答えるだけで自分に合った学校がわかるし、まとめて資料請求もできますよ。

もちろん無料なので、

  • めんどくさいからまた今度〜
  • まだ先だし〜
  • 今は興味ないし〜

なんて言わずに、まずは資料を取り寄せてみてほしいです。

なにか相談したい方は「相談したいです」、電話がいらない方は「電話は不要です」と備考欄に書いておけばOK。

安心して、情報収集してみてくださいね。

【公式】ズバット通信制高校比較

もしかしたら小中学生くらいだと、選択肢が少ないかもしれません。

でも、大丈夫。

大人になるにつれて選択肢は増えるので、案外どうにかなるもの。

あなたが思っているよりも世界はずっと広いですよ。

とはいっても、なかには

世界が広いのはわかったけど、こんな自分に生きる意味なんてない…

って考える人もいるでしょう。

でも、わたしは生きる「意味」なんてないと思っています。

生まれてきちゃったから、生きてるだけ。

ゆず

なんでもかんでも意味とか理由とか考えすぎでした。

生きる意味がなくなって、なんとなく生きてていい。

わたしの大好きな養老先生も、

人生の意味なんか「わからない」ほうがいいので、わからないと気がすまないというのは、気がすまないだけのことで、それなら気を散らせばいい。

出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社

今日も日向ぼっこをしていたら、虫が一匹、飛んできた。寒い日だったから、なんとも嬉しかった。今日も元気だ、虫がいた。それが生きているということで、それ以上なにが必要だというのか

出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社

と述べています。

余計なことは考えないのが一番です。

理想の自分にはなれないかも。

でも、人生なんて遺伝環境社会状況とか自分じゃどうしようもできないことが多いから、思い通りにならないのも仕方ない。

憧れてた生活も叶わなそう。

でも、ちょっとお高いコンビニスイーツを食べたり、Netflixを見たり、M-1で大笑いしたり、こういう小さな出来事こそがザ・人生かもしれない。

毎日ただただ暗闇にいて、なにもできなくて、こんなに不安とか罪悪感とかで苦しむなら、死んだほうがラクだろうなと思うこともあります。

生きてるのがホントに辛い、消えてしまいたい思いでいっぱいになる日もあります。

ただ、わたしは3.11でおばあちゃんを亡くし、小学生のときには病気で友達を亡くしていて。

あの2人を思うと、絶対に自分から死のうとは思えなかったです。

今もキツイけど、保護している猫ちゃんたちを守らなきゃいけない使命感があるし、とにかく猫がかわいすぎるので、乗り越えられています。

あとはまだまだ見たい映画もありますから…。

人生には予想外のこと、理不尽なこともいっぱいあるし、何があるかもわからない。

それでも、死ぬまでの間、長い長い暇つぶしをするつもりで、ゆるく生きていこうと思ってます。

できれば少しでも誰かの役に立てれば嬉しいな、なんて思ったり。

夢とか希望とかあればいいけど、そんなものなかなか見つからないので、とりあえず今日を生きればOKです。

そもそも人生は悩んでも考えても仕方のないことばかりでしょう。

でも、現代の社会って息苦しいから、なんか難しいことを考えすぎちゃうんですよね。

よかったらこの動画も見てほしいです。

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不登校になっても人生は続いていく

「そんなのわかってるよ」と言われてしまうかもしれませんが、不登校になっても人生は続いていきました。

そう簡単に命を断つこともできません。

ちょっとしつこいですけど「不登校は人生終わり」は思い込み(認知の歪み)です。

ゆず

なんなら「無職になったら人生終わり」とかも思い込みです。

ちょっと冷静に考えてみるとわかりますが、昔から不登校は何十万人といて、全員引きこもりではないし、死んでいるわけでもない。

ほとんどの人は社会の一員として生きていることになりますね。

不登校になると「学校に行けない」という事実にとらわれてしまいますが、学校はあくまでも手段。

本当の目標は、無事に大人になって、自立できて、信頼できる人がいて、山あり谷ありしながらも長い長い人生を充実させることだと思います。

そして、今は”人生100年時代“。

ちょっと嫌になるくらい長いです。

だから、学校に行けない数年くらい引きこもりだっていい。勉強だってキツかったらやらなくていい。

ゆず

せっかく青春を休みに使っているなら堂々と休んじゃいましょう。

そして、少し元気になってきたら、勉強や体力づくりなどできるところから始めればOK。

  • どうせ無理…
  • もう追いつけない…
  • もう人生詰んだ…

と思うかもしれませんが、これも頭で勝手にブレーキをかけているだけです。

やろうと思えばいくらでも道は開けます。ほんとに不登校でも人生はどうにかなりました。

充実した人生を歩めるかどうかは、結局のところ考え方次第なんですよね。

適当でいいし、回り道してもいいし、寄り道してもいいし、転んでもいいし、間違えてもいいし、失敗してもいい。

今は突然死にたくなるのもしょうがない、頑張りたいのに頑張れないのもしょうがない、焦りや不安があってもしょうがない。

普通に憧れてもいい、自分を受け入れられなくてもいい、弱い自分が嫌いでもいい。

人生は長いし、今は”リハビリ期間“だと思って、ゆっくり進めばいいんです。

大切なのは、無理に社会のレールに戻ることではなく、自分にあった道をそれなりに生きていくこと。

自分を大切にする」という視点をもって、環境や生き方を選択していくことが求められます。

  • 勉強嫌いだなと思ったら、とりあえずバイトするのもよし
  • 人が苦手だったら、登校が少ない通信制高校に進学するのもよし
  • 普通に戻りたいというあなたも、今はまだエネルギー回復する時間だと誓って、ゆっくり休むのもよし
  • とりあえず高認を受けて、あとは好きなことに没頭するのもよし
  • あいつを見返したいという気持ちで、勉強を頑張るのもよし

「自立」「勉強」「就労」はもちろん大切だけど、それよりはあなたが幸せでいられる、生きてていいなと思える環境づくりを優先してください。

もしかしたら、体調などの関係で夢を諦めなければいけないこともあるかもしれません。

でも、思い通りにならないこと、苦しいこと、それも含めて人生というものです。

生まれもった要素も大きいので、自分ではどうしようもできないこともたくさんあります。

「なんで自分だけ…」

「甘えじゃないか…」

と思うかもしれませんが、頑張れるキャパだって一人ひとり違います。

向き不向きもあるでしょう。

ゆず

遺伝や生まれた環境に関しては、仕方ないですからね。

わたしの場合、

無理して普通に戻ろうとして、

そこで挫折を繰り返して、

自己否定や社会への恐怖がマシマシになるくらいなら、

自分はバイト生活で生きていくんだ!

って決めて堂々としているほうがいい感じです。

何回転校したって、転職したって、OKだし。

まわりの人や社会はなんかいろいろ言ってくるけど、わたしの人生なんだから、生き方はわたしが決めます。

「この生き方になんか文句あるか」って感じでいたら、次第にまわりの人もなにも言ってこなくなりましたよ。

一方的に説得したり、アドバイスを押し付けたり、正義ヅラして説教したりしてくる第三者には、心のなかでデコピンを連発しています。

劣等感もあったけど…

もちろん不登校になってしばらくは漠然とした劣等感もありました。

「みんなより人生経験が足りない…」

「中身が空っぽでなにもできない…」

とか思っていました。

でも、別に中身が空っぽでも平気。

今から少しずつ、ゆっくり満たしていけば大丈夫だったんですよね。

今日みたドラマだって映画だってYouTubeだって、頭いっぱいに悩んだことだって、わたしの栄養になっていました。

とくにわたしは、ドラマを見ていて、

「こういうときはこの敬語を使うのか〜」

「このコミュニケーションいいな〜」

「話し方を真似してみようかな〜」

「あの人になりきって生きてみようかな〜」

など、些細なことを吸収するように。

おかげで、寝たきりの日々でもどうにかなった気がします。

自分に自信がないとき、コミュニケーションが無理なとき、誰かを真似して話してみるのは結構おすすめです。

ゆず

腐らず進んでみたら、人生なんとかなっていますよ。

そして、青春だって人それぞれ。

大学で青春を楽しむ人もいるし、大人になってから人生を謳歌する人もいます。

たしかに学校に行っていなかった期間は取り戻せません。

みんなとは歩んできた道が違うかもしれません。

多少の遅れやハンデもあるかもしれません。

それでも、あなたはあなた。

みんなと同じがいいという気持ちや劣等感を捨てろなんて言いませんが、あなたはあなたの人生を生きればいいんです。

なんだかんだ、青春のキラキラなんてイメージ、幻想みたいなものですからね。

わたしは無理して学校に行っていたころより、今のほうが2倍も3倍も幸せです。

同級生から突き放されている感覚もあったし、みんながすごく見えた時期もあったけど、自分の弱さと向き合えたわたしは最強でした。

やっぱり、人生において学校に行く行かないはそこまで重要じゃないんですよ。

わたしの場合、自分の意思だけではどうしようもできない現実を受け入れて、高すぎるプライドを捨てて、未熟な自分を知って、「しなやかさを身につけること」。

学校から逃げるのは全然OKだけど、逃げた自分からは逃げないこと。

ゆず

これが生きるうえで1番大切だった気がします。

あと、余裕がないと無理だし、信じられないかもしれないんですけど、いろんな「セルフケア」はわたしの生きやすさのレベルを10段、20段とあげてくれました。

こんなの意味ないだろと思いつつ続けてみたら、案外効果抜群でしたよ。

ポイント

セルフケアと言われても、抽象的でわかりにくいので、わたしが身につけた例をあげます。

  1. 「相手の不機嫌は自分のせいだけじゃない」と知る
    →今までみたいに「わたしのせいかな…?」「どうにかしなきゃ…」と考えすぎてストレスをためこむことがなくなりました。疲れてんのかな〜勝手にしろ〜と思えるように。
  2. 「人は思っているより他人のことを気にしていない」と知る
    →みんな興味があるのは自分のこと。全員に好かれることもない。どんなときも挨拶や感謝、笑顔を大切にすればOK。「どう思われてるのかな…」と考えすぎることがなくなりました。
  3. 「◯◯すべき」という思い込みや価値観に気がつく
    →「◯◯すべき」は勝手な思い込み。他者の価値観の押しつけ。この思い込みに気がつくことで、自分を過剰に追い詰めたり、できなくて落ち込んだりすることが減りました。「たしかに100点ではないけれど、◯◯できたからOKでしょ」と自分を認められるように。
  4. 不安なときはノートに書き出す
    →外在化することで、頭の中でグルグルしていたことがスッキリ。不安やストレスが減りました。
  5. ありのままの感情を書き出す
    →ネガティブな感情も含め、ありのままの感情・素直な気持ちを書き出す。自分の感情をしっかり味わうことで、わたしを取り戻し、他者に振り回されなくなりました。
  6. 自分の体質を知って環境調整
    →わたしはロングスリーパー。どうしても朝が苦手な体質。無理すると体調を崩す。だから、お昼ごろから活動できる学校や仕事を選んでいます。
  7. 自分の特性を知ってセルフケア
    →いわゆるHSPで、不安になりやすかったり緊張しやすかったりする。なので、安心材料を揃えたり、意識的に力を抜いたり、ボーッとしたり、マインドフルネスを実践したりしています。
  8. 自分なりのリラックス法を見つける
    →わたしは都会やデジタルが苦手。自律神経を整えるために、観葉植物を置いたり、デジタルデトックスをしたり、定期的に自然に行くようにしています。
  9. エネルギーを調整する
    →自分の体調やエネルギー量を記録して、自己洞察力を高める。それをもとに「今日はここでやめておこう」「この予定はキャンセルしよう」とセーブする。その結果、エネルギーを安定供給できるように。
  10. きちんと他人を頼る
    →頼ることは悪いことじゃない。頼ったり甘えたりして迷惑をかけることもあるけど、いつか恩返しできればいいな、わたしもできる限り親切にしようという思いで、遠慮なく頼るようにしています。とくに親にはこれでもかっ!というくらい頼る・甘えるのがコツです。
  11. 睡眠・運動を大切にする
    →あたりまえすぎるけど、すべての基盤。リングフィットをやる、ウォーキングをする、夜は部屋を暗くするなど、できることはやるように。外出して、ショッピングモールをぶらぶらして、適度な人とのつながりも感じる。そのおかげか、昼夜逆転にならず、心も身体も安定しています。
  12. 栄養をとる
    →ビタミン、タンパク質、亜鉛、鉄、マグネシウムなどやっぱり栄養は大切。意識するのとしないのでは、心の調子もカラダの調子も大違いでした。
  13. 日光にあたる
    →うつ状態やどん底のときはキツかったものの、効果は圧倒的。幸せホルモンが出るので、浴びるだけで負の支配から抜け出せました。毎日継続しています。
  14. キツイときは自分を甘やかす
    →キツイときがあるのは仕方ないから、そういうときはきちんと自分を甘やかすこと。罪悪感とか捨てて、好きなことをやり続けることが、結果的に回復を早めてくれました。
  15. SNSを見ない
    →友達のSNSを見て比べたり落ち込んだり嫉妬したりするなら見ない方がマシ。暗いニュースに影響を受けるなら知らない方がマシ。きちんと離れること、自分の心とうまく付き合うことが大切でした。
  16. 気を散らすスキル
    →暇だと不安や心配、イライラ、焦り、嫉妬に支配されるので、考えても仕方ないことはうまく気を散らすこと。ゲームに没頭したり、運動したり、気を散らすスキルを身につけることで心の負担が減りました。
  17. 視野を広げる
    →本(文字が読めないときはYouTubeや聴く読書)を活用して、いろんな世界・人・見方・考え方などを知ったり、心理学などを学んだり、間接体験をしたり、とにかく視野を1度でも2度でも広げることが、困難を乗り越える力になりました。

自分の人生をどうにかできるのは自分だけ、変えられるのも自分だけ。

不登校になってしまったのは仕方ない。悪いことでもない。

だから、とりあえず前向きに諦めて、どうにかこうにかやれることをやってみること。

こういう経験こそが「自分はダメだ」「劣等感がやばい」と思っているわたしの、ホントの成長につながったと思います。

あっ、うつ症状がひどいとか必要があればきちんと治療することも大切ですからね。

いますぐみんなに追いつこうなんて思わなくて大丈夫。

ゆず

できることから、少しずつ少しずつ自分のペースで前に進んでいきましょう。

できるだけ第三者とのつながりを【勉強法やおすすめの本も】

最後に一つだけ注意点を。

不登校になると引きこもりがちになりますが、必ずしも家が安心・安全な場所とは限りません。

家にいると、

  • 孤独になったり
  • 過去の嫌な出来事を思い出したり
  • 将来の不安を感じたり
  • 「自分はダメだ」とか考えすぎたり
  • 自己否定ばかりで卑屈になったり
  • 親から責められたり

します。

家庭によっては、プレッシャーをかけられたり、無理解な言葉をぶつけられたりもします。

親だけは自分のことをわかってほしいと願っても、結局は別の人格をもった人間。

育ってきた環境や時代、考え方や価値観も違うため、すべてを理解してもらうのは不可能でしょう。

どうしてもわかってくれない、受け入れてくれない…。

とにかく頭がカチカチで、自分の意見なんて尊重してくれない…。

どうしても親子の相性が合わない…。

ゆず

こういったケースもざらにあります。

そもそも親は完ぺきじゃないし、絶対的な存在でもありません…。

学生の立場だと自由は制限されますが、できるだけ外出第三者とのつながりを大切にしてください。

もしかしたら人が怖い・社会が怖いと感じているかもしれません。

わたしもこんなに傷つくくらいなら、人と関わらないほうがいいと、完全にシャットアウトしてた時期もありました。

しかし、あなたを傷つけたのが人や社会なら、癒してくれるのもまた人や社会。

家以外のどこかに、あなたが心から信頼できる人はいるはずです。

例えば、適応指導教室、保健室、フリスク、習いごと、病院、整体、引きこもりが集まる居場所をはじめ、おばあちゃん、親戚、近所のおじちゃん、よく行くお店の店員さん、塾の先生、カウンセラーさんの存在など。

外出するのは嫌

だけど、第三者とのつながりや居場所がほしい

そんなあなたには、家庭教師オンライン個別指導オンラインの習いごとがおすすめです。

わたしも不登校時代にオンラインの習いごとで、ちょっと視野が広がったので。

少しの自信や自分を受け入れてくれる人の存在も、前を向くきっかけになりました。

不登校に特化したサービスをまとめているので、よかったら試してみてくださいね。

ちょっと勉強も頑張りたいな〜」と思っているあなたに向けて、おすすめの勉強法や教材もまとめています。

生きづらさを感じていたわたしが、自分と向き合って、自分を受け入れるために役に立った本も紹介しておきますね。

子ども向けではないので難しい内容もありますが、読んで損はありません。

どれも心にスーッと馴染んできますよ。

著:松下 幸之助
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著:野口 嘉則
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著:養老孟司
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著:柳川由美子
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1万年堂出版
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著:岸見 一郎, 著:古賀 史健
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わたしは精神安定剤として、いつも養老先生の本を読んでいます(*´-`)

下はだいぶ刺激的なタイトル(内容)ですが、世の中に息苦しさを感じていたわたしにとって、目からウロコの内容でした。

何気ない一文にも共感できて、すごく安心できたんですよね…。

「この国の不寛容の果てに」を書いている雨宮処凛さんの本は、ぜひ一度読んでもらいたいなと思っています。

とくに「14歳の世渡り術シリーズ」は、不登校の小中学生にピッタリですよ。

著:雨宮処凛
¥1,562 (2024/03/14 11:55時点 | Amazon調べ)

もしあなたがHSPならHSP関連の本を、発達障害なら発達障害関連の本を、コミュニケーションが苦手ならコミュニケーションに関わる本を読むこともおすすめします。

ひきこもりの自覚があれば、厚生労働省が運営している「ひきこもりVOICE STATION」もおすすめです。

ひきこもりに特化したサイトで、当事者の声やメッセージなど、関連する情報がギュッとまとまっています。

厚生労働省「ひきこもりVOICE STATION」

今は何もしたくない…

今は何もできない…

そんなあなたはとにかく休みましょう。

休むことは甘えでもサボりでもありません。

深呼吸して肩の力をぬいてゆっくり休んでくださいね。

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まとめ:焦らずゆっくり進もう

最後までご覧いただきありがとうございました
まとめ
  • 不登校は人生終わりじゃない
  • ほとんどの場合、ただの思い込み
  • あなたが思っているよりも世界は広くて、いろんな人がいて、いろんな道や生き方がある
  • いわゆる普通から離れた人生は、ちょっと大変だけど、なかなか面白い
  • 「自分を大切にする」という視点をもって、環境や生き方を選択していくことが重要
  • 不登校になっても人生は続いていく
  • 人生ときには休むことも大切。焦らずゆっくり進んでいこう。

長くなってごめんなさい。

もしかしたら不登校で苦しんでいるときには、「不登校だって大丈夫!」「不登校は人生終わりじゃない!」と言われても、信じられないかもしれません。

わたしも

  • だってわたしは…
  • うちとは違う…

と勝手に失望していました。

でも、実際になんとかなっている人が多いから、大体なんとかなるっていうのは事実ですよね。

元気出して!落ち込まないで!なんて言っているわけではありませんが、

  • 世界は広い
  • いろんな生き方がある
  • なんとかなる

これが事実なんです。

体験談を見てみると、元不登校の多くの人が、なんらかのかたちで社会との関わりを持っています。

ゆず

なんとかならない人もいるじゃん!と言われてしまうかもしれません。

しかし、学校に行っていてもなんとかならない人は一定数いる。

別に不登校だけの問題ではないと気づいたら、「やっぱり大丈夫そう」と思えてきました。

もちろん学校を否定するわけではありません。

行けるなら行ったほうがいい。

別室登校でも適応指導教室でも、学校に行くメリットはたくさんあります。

ただ、今は多様性とか言いながら教室で多様性をつぶす時代です。

わたしの経験からすると、変わり種の人ほど面白がってもらえます。

普通になりたい人は、

  • 変わり者は嫌!
  • 普通でいい!
  • みんなと同じ道がいい!

と言うかもしれません。

でも、これって本当に貴重な経験で、人生の強みになるんですよ。

もしあなたが学校や会社の面接官だとして、

こんなに辛いことがあったけど、乗り越えてここまで来ました

って言われたら、「おーすごい(パチパチ)」ってなるし、印象にも残りますよね。

なかには、こういう経歴をよく思わない人もいますが、そんな企業(学校)なんてこっちからお断りです。

考えて悩んで葛藤した経験は、必ずあなたを成長させてくれます。

わたしは、どうせ不登校になったらそれを活かそうと思ってここまできました。

不登校でも人生は終わりません。

ゆっくり休みつつ、どんな自分にもOKを出しつつ、できることからコツコツ積み重ねていきましょうね。

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。

ゆず

ぜひ関連記事もチェックしてくださいね。

なかなか現実を受け入れられないあなたは、こちらの記事もどうぞ。

わたしが不登校時代に学んだことや考えがギュッと詰まっています。

ひわたりブログ「アドラー心理学⑯現実を受け入れられない人はどうしたらいいの?」

学校に行けないときの勉強・友達・進路・仕事・昼ごはんなど、役立つ情報はこちらの記事にまとめました。

不登校になったけどこれからどうする?

と不安があれば、チェックしておくと安心かもです。

【体験談】不登校でも大丈夫ってホント?学校に行かなくてもどうにかなっている話

※noteに移動します

当サイトの内容は、主にわたしの体験談をもとに作成しています。不登校は100人いれば100通りなので、対応に正解はありません。記事内容は、ヒントにしていただければ幸いです。また、身バレ防止のために一部事実とは異なる箇所もございます。ご了承ください。

不登校でも人生終わりじゃなかった話

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