子どもが不登校になった。
最初は
「なんで行けないの?」
「学校に行きなさい」
とか言ってしまったけど、不登校について勉強したら見守ることが大切だと知った。
だから、あれこれ言いたいのをグッと我慢して見守っている!
でも、なかなか元気にならない…。
これだけ休ませているのになんで?
なにも変化がない日々で焦りと不安もすごい。
我慢しているけど、昼夜逆転&ゲームばかりの姿を見ているとやっぱりイライラ。
1日中ダラダラ、好き勝手にしている姿を見ているともっとイライラ。
あっ、また余計なこと言ってしまった…。
これは不登校あるある。
わたしの経験からすると本当のエネルギー回復は、親が覚悟を決めて学校に行ってほしいオーラがなくなった瞬間から始まります。
そういうオーラがあるうちは、親の顔色をうかがったり親を信頼できなかったりして、まったくエネルギー回復が進んでいないでしょう。
では、行け行けオーラをなくすためにはどうしたらいいか。
ここの境地にたどり着くのが難しいんですよね。
頭ではわかっているけど、どうしても心からは受け入れられない。
それで悩んでいると思います。
結論からいうと、この過程に正解はありません。
今までの自分の考え方や価値観と向き合う必要があるため、「あっそうですか」とすぐに悟りをひらけるわけでもないでしょう。
親にとっても子どもにとって、ある程度の時間薬が必要になります。
まあそうはいっても、今できること・具体的にするべきことを知りたいですよね。
今回は学校に行け行けオーラをなくすヒントとして体験談をまとめていきます。
わたしは不登校本人(子ども)ですが、5つのことを通してなんとなく「学校に行かなくても大丈夫そうだ」と不登校を受け入れられました。
わたしが
- 不登校中にむさぼるように得た知識
- 不登校脱出後に専門的に学んだ知識
も入っています。
わたしの脳みその原本をまとめたので読んでもらえると嬉しいです。
「学校に行ってほしい」という思いはあって当然
最初にこれだけは言わせてください。
親が子どもに対して「学校に行ってほしい」と思うのは当然です。
だって学校は
- 近くにあって
- 勉強を教えてもらえて
- 栄養満点の給食が用意されて
- 社会性も鍛えられて
とにかく必要なものが揃ってますから。
金銭面の負担も少なく、コスパ最強ですしね。
みんなと同じはラクだし余計なこと考える必要もないし「人生の最短コース」といえるでしょう。
わたしだって、できれば学校に行ったほうがいいと思っています。
- お金かかるな〜
- 大変だな〜
- 学校行ってほしいな〜
こんなふうに考えるのは悪いことじゃありません。
親ですから
青春を味わってほしい
なるべく最短ルートをいってほしい
とか子どもに期待することも普通です。
だから「学校に行ってほしい」と思っている自分を責めないこと。
でも、残念ながらみんなが楽しく学校に行けるわけではありません。
なかには気質や体質的に学校が合わない子どももいます。
学年が上がるにつれて追いつけなくなったり、ある出来事をきっかけにつまづいたりするケースもあります。
そして、合わない子たちはストレスや疲れがたまってしまい、あるとき学校に行けなくなります。
不登校は生まれもった要素や偶然の産物も大きいので、行けなくなるのはもう仕方ありません。
なんでうちの子が…
どうしてうちだけ…
と悲しくなりますが、こういうのはもう運命なんですよね。
「誰のせいだ!」と言いたくなるときもあるでしょう。
ただ、この先もヤバい人に出会うことはあるので、自分で逃げるなり対処法を身につけたりするしかありません。
実際のところ、人生のうち自分でコントロールできる部分はごくわずかだと思っています。
- 先祖代々の遺伝
- 生まれた環境
- もしかしたら先祖の徳とか
そういうのまで関係してるかもしれません。
人間といえども自然の一部ですからときには災害もきますし、思い通りにならないことばかりでしょう。
不登校になると「学校に行けない」という事実にとらわれてしまいますが学校はあくまでも手段。
本当の目標は、無事に大人になって、仕事があって、自立できて、信頼できる人がいて、山あり谷ありしながらも長い長い人生を充実させることのはずです。
そして今は人生100年時代。
ちょっと嫌になるくらい長いです。
だから、学校に行けない数年くらい引きこもりだっていい。
せっかく青春を休みに使っているなら堂々と休んじゃいましょう。
変わり者の人でない限り、人生は安泰コースがいいと思うのも当然です。
マイノリティになること・多くの人と違う道に進むことは不安でいっぱいだから。
わたしもできればノーマルモードがよかったかな。
アドベンチャーモードはちょっときついから。
それでも、とりあえず生きていればどうにかなるっていうのが人生だと思っています。
これは綺麗事じゃなくて、ほんとに生きてさえいればチャンスも来るし立ち直れるし。
「学校に行ってほしい」と思うのは悪いことじゃないし不安や心配になるのも当然。
子どもが不登校や引きこもりだったら心配するのが普通でしょう。
だけど、不安や心配に支配されるのはよくないから、
- 視野を広げつつ
- 情報を仕入れつつ
- 不登校でも大丈夫と信じつつ
うまく気を散らしてみる。
その繰り返しが「行け行けーオーラ」を自然と減らすのかもしれません。
「生きていればいい」って言われても
そんなの綺麗事じゃん
将来どうするんだよ。責任とってくれるの。
と思う人もいるかもしれません。
もちろんまだまだ頑張れる子には「休んでいい」と言いたくないけど、どれだけキツイかは本人しかわからない。
しかも、だいたいブレーキって遅れるし、限界を超えた結果メンタルが壊れる。
だから早めに積極的にブレーキをかけたほうがいいです。
もし朝になると頭が痛い・お腹が痛いなどの身体症状が出るなら、ストレスは限界を超えていると思ってください。
【必見】学校に行け行けオーラをなくすための5つのヒント
前置きが長くなってしまいすみません。
以下では、学校に行け行けオーラをなくすための5つのヒントをまとめていきます。
わたしが「学校に行かなくても大丈夫そうだ」と不登校を受け入れられたのは、多分この5つのおかげです。
不登校の将来について体験談を知る
わたしはまず不登校の将来について知ることで、なんとなく
「学校に行かなくても大丈夫そう」
「人生なんとかなりそう」
と思えました。
今までは当たり前のように学校に行って、学校に行く人生しか考えてこなかったので、いざ不登校になるとパニック。
- 受験は?
- 進学は?
- 就職は?
とくに将来のことが不安でした。
誰か教えて、わたしを安心させて、そんな願うような気持ちでいたのを覚えています。
そんなある日、Twitterで不登校の体験談を発見。
気になって調べていくと、ネット上にはたくさんの不登校体験談がありました。
もちろん嘘か本当かもわからないし、どこの誰かもわからない。
でも、あれだけたくさんの
「元不登校、元引きこもり、色々あったけど今は働いている」
みたいな具体的な体験談があると、
不登校って別に人生終わりじゃないんだー。
あー、なんかわたしも大丈夫そうかなー。
と感じられたんです。
よく考えれば、不登校って昔からめちゃくちゃいますよね。
通信制高校などのイベントで実際に元不登校の人の話を聞くのもいいでしょう。
そういうのが難しい場合でも、Twitter(X)・Google・YouTubeを活用すればいろんな体験談を見つけられますよ。
もしかしたら不登校で苦しんでいるときは
- 不登校だって大丈夫!
- なんとかなる!
と言われても全然信じられないかもしれません。
わたしも最初のころは
「だってわたしは…」
「持病もあるし…」
「あなたはお金持ちじゃん…」
「うちとは違う…」
と勝手に失望していました。
でも実際になんとかなっている人が多いから、大体なんとかなるっているのは事実ですよね。
「なんとかならない人もいるじゃん!」と言われてしまうかもしれません。
しかし、学校に行っていてもなんとかならない人は一定数います。
今は大人になってから精神疾患や引きこもりになる人も多いですから。
こんなこと言いたくないですけど、世の中では順風満帆そうな人がうつ病・引きこもり・自殺とかもあるわけで…。
結局のところ、学校に行っていても行っていなくても将来のことなんてわからないってことです。
まずは今を生きること。
できることを一つ一つ積み重ねていくのみです。
不登校のその後の人生についてはこちらの記事にまとめました。
わたしのリアルな体験談ものせています。
同じ状況の人とつながる
①とも関係ありますが、同じ状況(似た状況)の人とつながることはわたしに安心感を与えてくれました。
まずは共感。
「あるあるー」「わかるー」と話をすることで、
- 苦しいのはわたしだけじゃないんだ
- みんな同じなんだ
- こんな人もいるんだ
とホッとできたんです。
そしてリアルな体験談もわたしを救ってくれました。
超失礼ですが、
「あの人はこんなにヤバかったのに自立できたのだから、わたしも大丈夫かも」
って思えたんですよね。
相談をしたときは、ただただ共感してくれて嬉しかったです。
わたしは体調が悪くて外出できなかったのでネットのつながりだけ。
それでもたくさん前を向くきっかけをもらえました。
- 親の会
- フリースクールの保護者会
など同じような状況の人とつながれる場所はいろいろあります。
あなたも疲れない程度に、不登校コミュニティでつながりを持ってみてはいかがでしょうか。
本や映画を通していろんな世界・生き方・考え方を知る
わたしは本や映画を通して、いろんな世界・生き方・考え方を知りました。
これが今の視野の広さや考え方の柔軟性などにつながっていると思います。
もともと映画が大好き。
不登校のときは暇なので、プライムビデオ、ネットフリックス、U-NEXTを契約してジャンル問わずいろんな映画を見ていました。
わたしが映画好きだからと、いろんな動画配信サービスを使わせてくれた母には感謝しています。
好きを応援してくれて嬉しかったです。
映画は娯楽でただただ楽しめるのはもちろんですが、細かく見るといろんな学びがあります。
話すと長くなるので割愛しますが、とにかく
- こういう生き方もあるんだ
- こんな世界もあるんだ
- 絶対ああいう人にはなりたくない
- あの主人公の考えっていいな
- こんな自分でもいいんだ
みたいな発見の連続だったんです。
わたしの気持ちに共感してくれて、寄り添ってくれて、救われるような毎日でした。
最近出たこの本(⬇︎)がかなりおすすめ。
わたしが不登校時代に出会いたかったメッセージと言葉が詰まった一冊です。
本はそんなに好きではありませんでしたが、KindleやAudibleなど便利なサービスがあるのでうまく活用していました。
わたしはとくに松下幸之助と養老先生の本を読んで気持ちが吹っ切れましたね。
「そうか、そんな考え方もあるのか」と目から鱗が落ちたような気分でした。
本当に出会えてよかったです。
以下におすすめの本とおすすめサービスをまとめておきますね。
おすすめの本
①道をひらく
パナソニックグループの創業者、松下幸之助が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとにつづった短編随想集です。
ここには、時代を超えて生き続ける不変の真理が書かれています。
わたしの人生の指針にもなっている「道」をのせておきますね。
道
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。
この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。
あきらめろと言うのではない。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道ではないか。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩めねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。
松下幸之助(1968)「道をひらく」株式会社PHP研究所 p.10-11
やっぱり先人の言葉は偉大です。
今となってはパナソニック製品を見るたびに「道」が思い出されます。
Amazonのオーディオブックを使えば今すぐ「道」を聴けますよ。
初回30日間の無料体験もあるので、ぜひ松下幸之助さんの言葉を味わってみてほしいです。
②ものがわかるということ
自分を自由にしてくれる、養老流のものの見方や考え方を学べる一冊。
とにかく見える世界が変わります。
わたしは養老先生の本を読んでいるとき、森にいるみたいに心が落ち着くんです。
読めば読むほど身体にまとわりついた重りが外れ、脳に巻きついていた鎖がほどけていく感覚もあります。
『ものがわかるということ』は2023年発売なので不登校時代に読んだわけではありませんが、養老先生の総まとめという感じなのでおすすめです。
人生の意味なんか「わからない」ほうがいいので、わからないと気がすまないというのは、気がすまないだけのことで、それなら気を散らせばいい。
出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社
今日も日向ぼっこをしていたら、虫が一匹、飛んできた。寒い日だったから、なんとも嬉しかった。今日も元気だ、虫がいた。それが生きているということで、それ以上なにが必要だというのか
出典:養老孟司『ものがわかるということ』祥伝社
本の内容を一部抜粋した記事があったのでのせておきますね。
⇨東洋経済オンライン『養老孟司「思い通りにならない時に人は試される」』
③嫌われる勇気
不登校対応にも役立つ「課題の分離」がよくわかる一冊です。
例えばこの記事の最初に書いた
1日中ダラダラ、好き勝手にしている子どもの姿を見ているとイライラ
という場合。
- こっちはこんなに頑張ってるのに…
- 将来が不安すぎる
- 呑気な姿を見ているとムカついてくる
理由はいろいろ考えられますが、イライラしているのはあくまであなた自身。
子どもは子どもの人生を生きているだけです。
ついつい子どものせいでイライラすると思ってしまいますが、
イライラする根本的な原因は、子どもではなく親自身にある可能性が考えられるでしょう。
わたしはこれを知ってから、生きるのがホントに楽になりました。
わたしはよく、
「なんでこっちがこんなに頑張らなきゃいけないんだ」
と思ってストレスを溜めていたんです。
でも変えられるのは自分だけだし、相手の行動はどうしようもできないんですよね。
ほかにも『嫌われる勇気』では生きるのがラクになる考え方や対人関係を改善していくための具体的な方策を学べます。
すべてに納得できるわけではないかもしれませんが一度は読んでみる価値がありますよ。
④「これでいい」と心から思える生き方
悩みや迷いを抱えていても、
思いどおりにならないことがあっても、
辛いことや悲しいことがあっても、
どんなときも自分の人生を「これでいい」と受け入れたい。
そして、今この瞬間を自分らしく輝いて生きていきたい。
そんなあなたにとって、人生の土台をつくる一冊になると思います。
わたしは不登校時代にたまたまAmazonで見つけて、読んで、人生がガラッと変わるほど大きな影響を受けました。
この本に出会えていなかったら今ごろどうなっていたか…。
控えめにいって全員読んだほうがいいと思ってます。
おすすめのサービス
こういうのは実際に読んだり聞いたりしないとなにも始まりません。
あなたも今日から早速試してみてくださいね。
心理学を学んでイラショナル・ビリーフに気がつく
心理学を学ぶことで、自分の心の理解を深めることができました。
心理学は不登校はもちろん、いろんな場面で役に立つので学んでおいて損はないと思います。
とくに「イラショナル・ビリーフ」はわたしにとって頭をハンマーで殴られるほどの衝撃でした。
「イラショナル ビリーフ (irrational belief)」は、直訳すると「非合理的な思い込み」。
心理学では「認知の偏り」や「バイアス認知」などとも呼ばれます。
「コーチングよりも大切なカウンセリングの技術」から引用して具体例をのせておきます。
二分割思考 | ものごとを極端に判断してしまっている状態。中間がない。白か黒か、失敗か成功か、健康か病気か、など |
過度の一般化 | たまたま良くないできごとが起こったとして、それが常に起きると決めつけて一般化してしまっている状態 |
選択的抽出 | 様々な状況の中で、自分が関心を持っている情報だけに注意を向けてしまっていて、その状況のその他の情報は無視している状態 |
マイナス化思考 | 取るに足らないことや、良いできごとを悪いできごとのようにすり替えてしまっている状態 |
心の読み過ぎ | 確たる証拠もないのに、人は私のことを見下しているとか、否定しているなどと、勝手に思い込んでいる状態 |
先読みの誤り | これから起きるできごとについて否定的な予測をして、そのことが実際に起きるものと信じている状態 |
拡大解釈 | ネガティブなできごとを客観的に判断するのではなく、必要以上に注目してしまっている状態 |
過小評価 | 拡大解釈の逆で、ポジティブなできごとや自分の長所について、取るに足らない小さなものであると考えている状態 |
情緒的理由づけ | 自分の感情の状態があたかも事実を表しているように考えてしまう状態 |
すべき思考 | 何かを始めようとした時に「〜すべきである」「〜しなければならない」と考えてしまう状態 |
レッテル貼り | ネガティブな自己イメージがとても強いために、何か失敗した時に、事柄に注目しないで自分自身をダメな人間だと考えてしまう状態 |
自己関連づけ | 何か良くないできごとがあると、様々な要因があるにもかかわらず、自分が原因でこうなってしまったと考えている状態 |
結局のところ、悩みやストレスの正体は認知の歪みなんですよね。
イラショナル・ビリーフついて知ることで、落ち込んでいるとき・苦しいとき・悩んでいるときも
- あっ、今って歪んだ考え方してたかも?
- わたしの考え方ってひねくれてない?
と客観的に考えられるように。
歪みに気がつくだけでストレスがグッと減りました。
そして、
わたしって学校に行けないだけ。ただそれだけ。なのに人生終わりとか思ってるの極端すぎない?その中間にもいろんな生き方があるよね?
不登校は将来が真っ暗って誰が言った?データとか体験談とか見たらわかるけど、全然真っ暗じゃない。もしかしてわたしが勝手に思い込んでいるだけ?
学校に行けない自分はダメダメだ…。あれ、わたしって勉強得意・映画に詳しい・観察力があるとか、いろいろ長所があるよね?学校に行けないことだけに注目しすぎじゃない?
今日も早起きできなかった…。もう無理だ…。でもこれって、頭で勝手に「早起きすべきだ」って決めてるだけだよね?今はリハビリ期間だし気楽にやっていけばいいんじゃない?たしかに100点ではないけれど、今日は暗くなる前に起きられたからOKでしょ。
先生の機嫌が悪い。わたしのせいだ…。ちょっと待って。わたしなにもしてないよね?勝手に機嫌悪くなってるだけじゃん。ずっとイライラしてかわいそうに。自分の機嫌は自分でとってください。
さっき余計なこと言っちゃったかも。嫌な思いさせたかも…。いや待て待て。わたしはなんでも考えすぎる傾向がある。これはわたしの癖であって、相手は関係ない。もう言ってしまったことは仕方ないし。その人に幸せが訪れますようにって祈ることで解決。
こんな感じでとにかく気づいて、別の考え方をしてみる。
これを繰り返すうちに、わたしを支配していたイラショナル・ビリーフを70%くらい減らせたんです。
今もゼロにはできませんが、だいぶ生きやすくなりました。
あなたは「◯◯すべき思考」で自分を縛りつけていませんか?
少し意識してみるだけで心が軽くなるかもしれません。
不安とうまく付きあう方法を学ぶ
不登校はとにかく不安。
すべてが不安。
なので、不安とうまく付きあう方法を学ぶことも大切でした。
わたしがとくに効果を感じたのは不安を書き出すこと。
ノートでもスマホでもOK。
とにかく思ったままに書き出します。
実際に書いてみると、漠然とした不安の正体が明らかに。
今まで頭の中でモヤモヤしていたものがハッキリとしてきます。
自分の悩んでいることが視覚的にわかるので、
「じゃあどうすればいいか?」
と対処法も思いつきやすかったです。
不登校が不安っていう漠然としたものが、
- 受験が不安
- 就職が不安
などに細分化。
受験については情報収集することで解決できそう。
就職については体験談を知ることで大丈夫そうと思えそう。
こうやって、やるべきことがわかれば心も落ち着いてきました。
脳みその中身が紙の上に移動するので、とにかくスッキリしますよ。
「羨ましい」「悔しい」などの思いもじゃんじゃん書き出してくださいね。
不安とうまく付きあっていく方法はこちらの記事に詳しくまとめています。
まとめ
今回は、学校に行け行けオーラをなくすための5つのヒントをまとめてきました。
長くなってしまい申し訳ありません。
ちょっと情報量が多いと思うので、ブックマークして少しずつ読み返していただけたらと思います。
ここだけの話、今は「多様性を尊重」とか言いながら、学校や会社で多様性をつぶす時代。
生きづらいのも無理はありません。
わたしの経験からすると、最近は変わり種の人ほど面白がってもらえます。
実際にわたしもこの経歴のおかげで人から覚えてもらえたり、話のネタが増えたり、得することがたくさんありました。
普通とは違う経歴を面白いって思ってくれる人がいるし、そこから新しい出会いやつながりが生まれたりする。
人生、なにが有利に働くかは分かりません。
だからこそ今の状況を、ネガティブだけで捉えないでほしいと思っています。
- 不登校は悪いことじゃない
- 悲しいことでもない
不登校になったからこそ見えた世界は、あなたを新しい世界へ連れて行ってくれるかもしれません。
生きていれば、かたつむりの歩みでもOK。
クネクネ人生をのんびり進んでいきましょう。
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
もっとしなやかに柔軟に生きていきたい!
そんなあなたには、こちらの記事もおすすめです。