高認でも進学できる?
高認から行ける大学は?
調査書はどうなる?
高認から大学に進学する人は少数派。
どんな大学に行けるのか、調査書の扱いはどうなるのか不安な人も多いでしょう。
この記事では高認からの大学受験を経験したわたしが、高卒認定試験で行ける大学と合格に近づくポイントをまとめました。
絶対に知っておくべき注意点もあるので最後までご覧ください。
- 高卒認定試験に合格すれば、すべての大学を受験できる
- 学部や学科の制限もない
- 一般受験であれば学力一本勝負
- 調査書は使われないことが多い
- 出願要件などを、早めに確認しよう
- おすすめは「スタディサプリ進路」
- 「合格(見込)成績証明書」の発行を忘れずに
高卒認定試験で行ける大学は?
結論からいうと、高卒認定試験に合格すれば国公立・私立大学・専門学校・短大のすべてを受験できます。
※外国の大学を除く
もちろん学部や学科もあなたの行きたいところでOK。
高卒認定だから…という理由で、受験を制限されることはありません。
東大だって早稲田だって学力があれば合格できますよ。
多様化する社会において、高認だけを理由に不当に扱うことは許されないでしょう。
たしかにな。それじゃあ不正入試だ。
高認は進学や就職の門戸を開くために、国が正式に認めている資格ですからね。
推薦入試だと校長の推薦の関係で、高校を中退していると受験できない場合もあります。
しかし大学によっては自己推薦入試やAO入試も可能です。
とくに一般入試であれば学力一本勝負。
当日の試験でよい点数が取れればサクラが咲くでしょう。
まずは大学の募集要項を手に入れて、出願要件や注意点などをあなたの目で確認してみることが重要です。
気になること・不安なことがあれば、早めに問い合わせることも合格に欠かせないポイントですよ。
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志望大学が決まっておらず「どこにしよう…」と迷ったら、
- 早慶、GMARCH、日東駒専などの有名大学
- 気になる学部・学科がある大学
- 家から近い大学
などがいいと思います。
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⇨【公式】スタディサプリ進路で気になる大学の入試・出願情報をチェックする
AO入試や推薦入試は出願が夏ごろから始まります。
一般入試と比べてかなり早いです。
面接や小論文等の準備期間を考えると、余裕をもった情報収集が求められます。
つねに早め早めを心がけましょう。
高卒認定からの大学入試の詳細はこちらの記事まとめています⬇︎
- 高認から大学受験するときの勉強法
- 高認から大学受験するときの注意点
- おすすめの塾・予備校
を知りたい人にはこちらの記事もおすすめです⬇︎
体験談をもとにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
高認で履歴書に不安があるなら今のうちからスキルアップも意識してみてくださいね。
⇨スタディチェーン「TOEIC初心者でも600・700・800点取れる勉強法を徹底解説!【独学】」
調査書はどうする?
高卒認定試験から大学受験に挑む場合、一般入試を選ぶケースが多いと思います。
そこで気になるのが「調査書」。
近年は入試改革の影響もあって、
調査書も活用しよう!
学力以外も重視しよう!
という流れになってきました。
高校に通っていないor高校を中退していると調査書がなく困りますよね。
結論からいうと、調査書は合否に影響しないことがほとんどです。
実際に早稲田大学の一般入試では以下のように記載があります。
調査書の活用方法について
出願書類として提出された調査書については、主として出願資格の確認および入学後の学習指導上の参考資料として活用します。合否には一切影響しませんが、記載内容等について、必要に応じて発行元の高等学校等に問い合わせることがあります。
出典:早稲田大学 2024年度 入学試験要項 p.2
さらにQ&Aのコーナーでは、
調査書および出願時に入力する「学力の3要素に関する経験」は、合否判定に利用しますか?
どちらも合否判定には利用しません。
出典:早稲田大学 2024年度 入学試験要項 p.59
と書かれていました。
ハッキリと合否判定には影響しないと書かれていれば、安心できますね。
これを読んでいるあなたも、自分が気になっている大学の募集要項をチェックしてみてな。
⇨【公式】スタディサプリ進路で気になる大学の入試・出願情報をチェックする
高認から受験するときの注意点
ここまで
- 高認でも行ける大学は?
- 高認でも受験できるのか?
- 調査書がなくて大丈夫か?
についてまとめてきました。
高認からの受験にあたっては、いろいろ心配なこともあるでしょう。
しかし、一番忘れちゃいけないのが「合格(見込)成績証明書」の発行。
出願では高認の「合格(見込)成績証明書」が必要になります。
毎年毎年
これは「合格(見込)証明書」で「合格(見込)成績証明書」じゃない!
ギリギリ、成績証明書の発行を申し込んだ!
でも、混み合っていてなかなか来ない…
と困っている人の話を聞きます。
「合格(見込)証明書」と「合格(見込)成績証明書」は異なるので、注意してください。
できるだけ早めの発行をおすすめします。
大学の選び方
高卒認定からでも大学受験はできます。
学力があれば合格できます。
しかし一番大事なのは、受験後の大学生活。
せっかく頑張って合格しても、思っていた状況と違ったらドロップアウトしてしまう可能性が高いでしょう。
以下では大学を選ぶときにチェックするべきポイントをまとめました。
学びたいことを学べる学部はあるか
まず調べたいのが、学びたいことを学べる学部があるかどうかです。
当たり前のように思うかもしれませんが、同じ名前の学部でも大学によって力を入れている分野や特色が異なります。
学べる内容もかなり変わってきます。
「国際教養学部」でも海外留学があったりなかったり。
カリキュラムも時代とともに変化し続けているため、親世代のイメージとは違うケースも。
細かく絞る必要はないので、気になる学部学科はどんどん情報収集してみましょう。
スタディサプリ進路なら簡単に大学情報を集められます。
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希望の資格取得を目指せるか
2つめは希望の資格取得を目指せるかです。
資格を取りたい人は、その学部学科で
- 資格取得できるか
- 受験資格を得られるか
- 資格勉強は充実しているか
などを確認しておきましょう。
スタディサプリ進路なら取りたい資格から大学(学部学科)の検索ができます。
ぜひ活用してください。
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就職・進学サポートは充実しているか
3つめは就職・進学サポートの充実具合です。
就活をする予定があるなら、その大学に
- 会社説明会
- 書類添削
- 面接練習
- キャリア教育
などのサポートがあるか、どれくらい充実しているかを確認してください。
現在行きたい企業がある人は、志望大学に就職実績があるかどうかもチェックしておきましょう。
そのほか、勉強が遅れたとき・単位を落としたときのサポートも見逃せないポイント。
面倒見のいい大学とそうでない大学があるので要チェックです。
4年間でどのくらいのお金がかかるか
4つめは4年間でかかるお金です。
大学生活で必要なのは学費だけではありません。
パンフレットやHPに書かれているほかにも、意外と出費がかさみます。
学費以外にかかるお金
- 入学金
(滑り止め分も) - 設備費
- 教科書代
- 交通費
- 交際費
- 機材費
- 研修費
- 検定費用
- 留学費用
もし留年をすることになれば、学費はもう一年分。
学業が忙しければアルバイトも難しいかもしれません。
できるだけ余裕をもった計画が大切です。
立地とキャンパス環境は合っているか
5つめは立地とキャンパス環境です。
大学とひとくちにいっても、キャンパスライフは様々。
- 大規模大学なのか
- 小規模大学なのか
によって雰囲気は大きく変わります。
- 学生数多めで人脈を広げやすい
- 全国から学生が集まる
- 部活動やサークル活動が充実
- 学生数少なめでアットホームな雰囲気
- 同じ夢や目標をもった仲間が集まる
- やりたいことを突き詰めて学べる環境が充実
大学といえば広く段々になった教室をイメージする人もいるかもしれませんが、それがない大学もたくさんあります。
総合大学でも学部学科によっては小さいビルがキャンパスになることもあります。
イメージと違っていたらがっかりですよね。
理想と現実のギャップを少なくするためにも必ず
- パンフレットで情報収集
- オープンキャンパスへの参加
- 在校生の先輩に相談
をしましょう。
直接大学へ足を運ぶことを強くおすすめします。
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高卒認定でも奨学金は使える?
大学進学で気になるのがお金。
一括でポンっと支払えるほど余裕はない…
高卒認定でも奨学金を使えるの?
と不安な人もいるでしょう。
結論から言うと、高認でも問題なく奨学金を利用できます。
日本で一番使われている日本学生支援機構(JASSO)の奨学金も対象です。
詳しい内容や申し込み日程はこちらをご覧ください⬇︎
⇨独立行政法人 日本学生支援機構「高卒認定試験合格者等の申込手続きについて」
また各大学にも独自の奨学制度が用意されていることがあります。
条件はさまざまですが、成績優秀者など基準を満たしていれば利用できることもあるので、直接大学に確認することが大切です。
金銭面に不安がある場合は「奨学金を利用できる大学」という視点から、大学を選ぶことも一つの選択肢ですよ。
合格に近づくポイント
合格に近づくポイント。
それはズバリ、諦めないこと・堂々と勉強に励むことです。
いきなり精神論で申し訳ありません。
ですが、高認からの大学受験は、
- 孤独だったり
- 自信を無くしがちだったり
- モチベが下がるような言葉をかけられたり
大変なことがいっぱい。
途中で嫌になることもあるでしょう。
実際にわたしも低すぎる偏差値からのスタートでキツかったです。
将来へのフワフワとした不安があり体調も不安定でした。
そんな状況だからこそ、前もって大変だと知り覚悟を決めておくこと。
それでもなんとか続けてやる
と心に誓っていれば合格に一歩近づきますよ。
- 高認から大学受験するときの勉強法
- 高認から大学受験するときの注意点
- おすすめの塾・予備校
を知りたい人にはこちらの記事(⬇︎)もおすすめです。
体験談をもとにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ:高卒認定試験で行ける大学はすべて
- 高卒認定試験に合格すれば、すべての大学を受験できる
- 学部や学科の制限もない
- 一般受験であれば学力一本勝負
- 調査書は合否に影響しない
- 出願要件などを、早めに確認しよう
- おすすめは「スタディサプリ進路」
今は多様性の時代で、高認合格者にも広く道が開かれています。
高認だから…、
高校中退だから…
と悲観しないで。
塾や通信教育も活用しながら、
第三者にも頼りながら、
勉強仲間と励まし合いながら、
一歩一歩進んでいくことが大切です。
高認からの受験勉強でついた力は、必ずあなたの人生を支えてくれますよ。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。