高認に合格するための勉強法を知りたい人へ。
この記事では高卒認定試験に独学かつ最短で合格できる勉強法を紹介していきます。
わたしはこの方法を実践して、完全独学ながら全科目A評価で合格できました。
難易度が低いとはいえ、適当に勉強すると落ちるのが高認。
- 独学で合格するための勉強法を知りたい
- 効率のいいやり方を知りたい
- 最短で合格したい
ここに当てはまる人は、ぜひ最後までご覧ください。
高卒認定試験におすすめの教材
はじめに、高卒認定試験の勉強におすすめの教材を紹介します。
『高卒認定ワークブック』新課程版
『高卒認定ワークブック』は高認のために作られた数少ない参考書です。
お値段は1冊2,200円(税込)。
今までのレビューをもとに改良を加え、より使いやすくなりました。
まずは1冊手元に置いてほしいです。
- 新課程対応版では本文2色刷りで重要キーワードがわかりやすい
- 暗記やセルフチェックに有効な赤シートを活用した学習も可能
- 高校の学習内容だけでなく中学の学習内容からわかりやすく解説
- 各科目の学習のしかたや注意点などをまとめた「学習のポイント」を掲載
- 巻末付録として科目の学習に役立つ参考資料を掲載
『高卒認定ワークブック』の詳細はこちらの記事をご覧ください。
追記
『高卒認定ワークブック』と同じ出版社から新しい過去問題集が発売されました。
『高等学校卒業程度認定試験問題 解答・過去問題』
文部科学省のホームページには、高卒認定試験の過去問が掲載されています。
2024年3月現在は、
- 平成30年度:第1回
- 平成30年度:第2回
- 令和元年度:第1回
- 令和元年度:第2回
- 令和2年度:第1回
- 令和2年度:第2回
- 令和3年度:第1回
- 令和3年度:第2回
の8回分です。
⇨【文部科学省】「高等学校卒業程度認定試験問題 解答・過去問題」はこちら
(おすすめ)スタディサプリ
高認の補助教材としておすすめなのが「スタディサプリ」。
無学年方式なので、国語・算数(数学)・英語・理科・社会の5教科を、小学生から高校生の範囲まで自由に学べます。
とくに
- 数学や英語を受ける
- 紙だと飽きてしまう
- 文章を見ると眠くなってしまう
- 映像授業が気になる
- 動画やイラストが豊富だと頭に入りやすい(とくに理科系や社会系)
ここに当てはまる人は使ってみる価値があるでしょう。
スタディサプリ高校講座を使えば、小学生の範囲・中学生の範囲もまとめて勉強できます。
算数が怪しいから小学生の分数に戻ろう!
ルートがわからないから中学生の範囲に戻ろう!
といったことも可能です。
とくに「中学総復習」シリーズは重要なところがまとまっているので最高でした。
別にわたしはスタサプの回し者じゃないんですけど、ホントにいい教材で。
下手したらすべての塾を敵にまわすくらいコスパも質も最強です。
無料体験もあるから試さないのはさすがに損だな。
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高卒認定試験のおすすめ勉強法
わたしのおすすめ勉強法を具体的なステップに分けて説明していきます。
鬼門である英語と数学に関しては、より詳しく説明するので、
をご覧ください。
過去問を3回分解く
ステップ1は過去問を3回分解くことです。
高認は毎回似たような問題が出題されるので過去問はめちゃくちゃ重要。
最初に見ておくことで、
- 高認ではどのような問題が出るのか
- 自分は今どのくらい解けるのか
- どこが理解できていないのか
が明確になり、これからやるべきことがわかってきます。
過去問を3回分解き終えたら、科目ごとに平均点を出し
- 平均点が60点以上の科目
- 40点〜59点の科目
- 39点以下の科目
の3つに分けましょう。
1回目の生物基礎
⇨60点
2回目の生物基礎
⇨40点
3回目の生物基礎
⇨35点
平均:45点
《考察》
細胞関係の内容が苦手かも
植物のところは結構わかるかも
高卒認定試験の合格点は100点満点中40~50点前後。
- 合格点以下の科目
- 合格ラインギリギリの科目
- ノー勉でも合格できそうな科目
に分類することで、勉強の優先順位がつけやすくなりますよ。
できれば
- 確実に理解できている問題には◯
- 勘で当たった問題には△
- 間違えた問題には✖︎
をつけて問題を分析してください。
以下のように問題番号の上に◯△✖︎印をつけるのがおすすめです。
2024年度より新科目「歴史」と「公共」が追加されます。
「歴史」は2023年までの「世界史A」と「日本史A」が統合した科目、
「公共」は2023年までの「現代社会」「倫理」「政治経済」が統合された科目です。
「歴史」と「公共」を受験する人は統合される前の科目の過去問を活用してください。
「平均点が39点以下の科目」の勉強
ステップ2は「平均点が39点以下の科目」の勉強です。
まずは優先順位が高い、合格点に届いていない科目を勉強します。
『高卒認定ワークブック』を最初から最後まで読み進めながら、ステップ①で△と×がついた問題を確認しましょう。
なぜテキストを読み進めながら復習を行うのか。
なかには
間違えた問題だけ確認したほうが効率的じゃない?
最初から最後まで読むのは時間がかかる…。
と考える人もいると思います。
たしかに最低限、合格ラインギリギリを狙うなら、それでいいかもしれません。
しかし、平均点が39点以下はほとんど理解できていない証拠。
『高卒認定ワークブック』を使って復習すれば、過去問で出題された内容だけでなく周辺知識を同時に身につけられるメリットもあります。
周辺知識?とピンとこない人のために例を挙げますね。
歴史系教科の過去問で「○○」という人に関する問題を間違えた。
そこで、○○のことをテキストで確認したら、○○が何をした人か分かった。
さらに、同時代には△△や□□という人も活躍していたことをまとめて覚えられた。
このように関連した知識も一緒に覚えられるので勉強の効率が上がります。
時間に余裕があればテキストに付属する問題を解くのもおすすめです。
解き終えたら上と同じように問題に◯△✖︎印をつけ、△✖︎の問題を復習してください。
より知識が定着しますよ。
テキストを読んでもさっぱり分からない・理解できないような問題もあると思います。
そのような問題に出会ったときは、付箋などで目印をつけた後、次の問題へ進んでください。
この時点で完ぺきに理解しようとしなくて構いません。
「平均点が40〜59点の科目」の勉強
ステップ3は「平均点が40〜59点の科目」の勉強です。
ステップ②と同様に進めていきましょう。
科目によっては合格点が40点以上になることもあります。
まだまだ要注意段階なので頑張ってください。
「平均点が60点以上の科目」の△✖︎問題を確認
ステップ4では「平均点が60点以上の科目」の△✖︎問題を確認します。
時間がない場合、この過程は飛ばして構いません。
安定して60点以上を取れる科目はテキストを買う必要も無いでしょう。
時間に余裕がある場合はステップ①で間違えた問題をテキストやネットで確認していきます。
このとき『高卒認定ワークブック』を全て読む必要はありません。
わからないところ・間違えたところだけチャチャっと確認してください。
再び過去問を3回分解く
ステップ5では再び過去問を3回分解きます。
時間を測って本番さながらに過去問を解いてみましょう。
最初のころよりは40点を超える科目が増えているのではないでしょうか。
理解できていないところを重点的に
ステップ6では理解できていないところを重点的にチェックします。
- さっぱり分からない
- まったく理解できない
- 何回やっても間違える
そういった部分や、①〜⑤のステップを通して見えてきた自分の苦手分野を中心に学習を進めていきましょう。
『高卒認定ワークブック』やネットを活用しても理解できない教科・分野に関しては、高校生向けの入門・初級レベルの参考書を使うのもおすすめです。
②〜⑥の繰り返し
確実に合格を目指すのであれば、時間の許す限り②〜⑥のステップを繰り返します。
重要なのは、理解できなかった・間違えた問題をそのままにしないこと。
間違えた問題に向き合うのは疲れますが、ここを乗り越えた先には合格が待っているでしょう。
ただし、すべてを完ぺきにするのは不可能です。
苦手分野など、ときには思い切って捨てることも必要ですよ。
どうしても独学は難しい…
誰かに頼りたい…
そんなときは家庭教師の「高卒認定コース」がおすすめです。
とくに大学受験を予定している人は、勉強法を見直し基礎を固めるきっかけになります。
学び方を忘れてしまった大人にもピッタリ。
この3つは「高認コース」があり、価格やサービスも花丸ですよ。
厳選した3つなので、気になったらぜひ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
高認のおすすめ勉強法:数学編
元々のレベルによりますが、数学はかなり難関です。
積み重ねていくタイプの科目なので、基礎の基礎である部分(公式など)が理解できていなければ、まったく点数を取れません。
逆に考えると、公式などを固められれば一気に合格点にたどり着きます。
攻略法はないため、根気強く学んでいくことが重要です。
高認の数学は基礎レベル。怖がる必要はありません。
一歩一歩確実に基礎から勉強していけば、必ず合格できるぞ〜。
おすすめの参考書はこちらの2冊です。
最初にも説明したように、途中で嫌になったり困ったりしたらスタディサプリなどの動画も活用しましょう。
高認のおすすめ勉強法:英語編
英語も数学と同じく積み重ねていくタイプの科目。
基礎である単語や文法がわからなければ、厳しい結果に終わるでしょう。
おすすめの勉強法は過去問に出てくる単語を暗記すること。
高認では毎回似たような問題が出題されます。
だからこそ過去問に出てくる単語がわかれば、一気に合格に近づけますよ。
語彙が増えればどうにかなることも多いぞ〜。
おすすめの参考書はこちらの2冊です。
「中学英語と書いてあるけど…」
「高校生用じゃなくて大丈夫?」
と思う人もいるかもしれませんが、高認の英語は中学レベル。
テキストや参考書を使って地道に進めることが合格の鍵です。
どのくらいの時間がかかる?
1日2〜3時間の学習で、成績関係なく合格することだけを目指す場合、以下を目安にするとよいと思います。
1科目あたり
- 39点以下の科目
⇨約2〜3週間 - 40点〜59点の科目
⇨約5日〜2週間 - 60点以上の科目
⇨約0日〜5日
ここに書かれている点数はステップ①での平均点※を表しています。
※はじめて過去問を解いたときの平均点
科目や集中力によってばらつきがあるため、大まかな目安として考えてください。
どうしても独学は難しい…
誰かに頼りたい…
そんなときは家庭教師の「高卒認定コース」がおすすめです。
とくに大学受験を予定している人は、勉強法を見直し基礎を固めるきっかけになります。
学び方を忘れてしまった大人にもピッタリ。
この3つは「高認コース」があり、価格やサービスも花丸ですよ。
厳選した3つなので、気になったらぜひ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
大学受験をするならA評価を目指そう
大学受験のとき、高認の成績は調査書の代わりに使われる場合があります。
大学進学を目指している人はできるだけA評価での合格を目指しましょう。
いい成績は必ずあなたの味方になってくれますよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ:高卒認定試験のおすすめ勉強法
この勉強法のポイントは科目・問題を分析し、苦手な部分に絞って勉強を進めていく点にあります。
苦手な部分のみを継続的に勉強するのは、効率は良いもののなかなかキツイでしょう。
しかしながら独学で合格を目指すには強い意志が必要です。
焦らず無理せず。でも根気強く。
諦めずに勉強を続ければ必ず合格できますよ。
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
どうしても独学は難しい…
誰かに頼りたい…
そんなときは家庭教師の「高卒認定コース」がおすすめです。
とくに大学受験を予定している人は、勉強法を見直し基礎を固めるきっかけになります。
学び方を忘れてしまった大人にもピッタリ。
この3つは「高認コース」があり、価格やサービスも花丸ですよ。
厳選した3つなので、気になったらぜひ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。