
不登校でも留学できる?



海外留学が気になってるけど、費用や英語力が不安…



おすすめの国や地域はある?
不登校から留学を考え始めると、さまざまな疑問や迷いが浮かびます。
不登校でも大変なのに留学なんて…とハードルが高く感じてしまいますよね。
でも安心してください。不登校でも留学は可能です。
むしろ環境をガラリと変える留学は、子どもにとって学びを再スタートさせる絶好の機会になります。
この記事では、
- 不登校から留学するときの基本情報
- 小学生、中学生、高校生別、海外留学のメリット・デメリット
- 費用と国選びのポイント
- おすすめの留学先
- 不登校から留学を実現するステップ
- 不登校に人気の「地域みらい留学」
を詳しく解説します。
メリットもデメリットも理解することで後悔しない選択ができますよ。



進路を広げたい人、安心して一歩を踏み出したい人はぜひ最後までご覧ください。
不登校でも留学できる!知っておきたい基本情報
結論からいうと、不登校でも留学は可能です。
留学先の国々では過去の事実よりも、
- 子どもの学習意欲
- 将来の目標
が重視される傾向にあります。
環境をリセットして人生の選択肢を広げる良いきっかけになるでしょう。
ただし、出席日数や内申点の関係から、受け入れ先(国・学校)や留学方法が限定されてしまうケースも少なくありません。とくに交換留学は難しい傾向です。
- 推薦状の内容により希望の学校に入れるとは限らないこと
- 専門的なサポートの関係で費用が高くなりがちなこと
に注意してください。
事情を隠すのではなく、専門家とともに準備を進めていくことが大切です。



不登校に理解あるエージェントや支援機関を活用することで自分に合った留学が叶いますよ。
- ターニングポイント
不登校、発達障害、起立性調節障害のある子どもを専門にサポート - WSOセンター
現地サポートが手厚く、不登校の留学実績も多数 - 海外留学のEF
- 世界最大級の教育機関、合計10言語の学習プログラム
- ウィッシュインターナショナル
初めての留学に特化した充実サポート - ニュージーランド留学情報センター
不登校の受け入れに寛容なニュージーランドに特化したエージェント、不登校事情に詳しい
以下では事前に知っておきたい留学の基礎知識をまとめました。
正規留学と交換留学
正規留学と交換留学の違いは以下のとおりです。
| 正規留学 | 交換留学 | |
|---|---|---|
| 在籍校との関係 | 現地校に正式入学し、日本の学校籍を離れるか休学する | 日本の学校に籍を置いたまま一時的に海外へ |
| 目的 | 卒業資格取得、進学やキャリアのための学力・語学力習得 | 国際交流、語学力向上、異文化体験 |
| 期間 | 1年以上 (3年以上のフルコースも可) | 半年〜1年 |
| 学位・資格 | 現地の卒業資格や単位が取得できる | 原則として卒業資格は得られない(単位認定のみ) |
| 入学条件 | ・学力 ・英語力(TOEFL、IELTSなど)を求められることが多い | 成績や推薦が必要なこともあるが正規ほど厳しくない |
| 費用 | 授業料・寮費・生活費 (年間300〜600万円程度) | 交換プログラム費用+滞在費 (年間100〜200万円程度) |
| 進路への影響 | 帰国後、帰国子女枠や海外大進学に活かせる | 日本の学校に復学しやすく、進学ルートは国内中心 |
| サポート体制 | 学校やエージェントが中心 | 学校や団体が全面サポートする場合が多い |
| 心理的負荷 | 自立が求められ、適応力が必要 | 在籍校があるため精神的な拠り所になる |
不登校の場合、学校が全面的にサポートしてくれる交換留学は対象にならないことが多いです。
ただし、通信制高校のなかにも交換留学に対応している学校(コース)があります。
交換留学を検討している人は、留学プログラムのある通信制高校を候補に入れてみましょう。
※参考:通信制高校があるじゃん!「海外留学におすすめの通信制高校・サポート校」
短期留学と中期留学と長期留学
留学期間ごとのメリットやデメリットは以下のとおりです。
短期留学(数週間〜3か月程度)
- 目的
異文化体験、本格的な留学前のトライアル、語学力の基礎固め - 特徴
参加しやすいプログラムが多く、夏休みなどの長期休暇を利用 - メリット
海外生活が自分に合うかどうかを無理なく試せる。不登校からのリハビリに最適。 - デメリット
語学力の伸びは限定的。文化や慣習の深い理解までは難しい。
中期留学(3か月〜1年程度)
- 目的
実用レベルの語学力を習得、自信の回復 - 特徴
1学期から1年間現地の学校に通うことで単位取得も可能 - メリット
日本の学校と調整しやすい。長期留学より費用負担が少ない。 - デメリット
帰国後に学年の遅れが生じる場合あり。ホームシックになる可能性あり。
長期留学(数年)
- 目的
語学力向上、高校卒業資格の取得、帰国子女枠の獲得、海外大学へ進学 - 特徴
現地の生活に深く入り込み、人生観を変えるような経験が得られる - メリット
語学力が本格的に伸びる。進路の選択肢が広がる。新しい自分として再出発できる。 - デメリット
費用負担が大きい。適応に失敗したときのリスクが大きい。
子どもの心の準備や体力などを考慮し、まずは短期留学から始めるのがおすすめです。
スモールステップで成功体験を積み重ねることが自信につながります。
長期留学を希望するときは、家族で慎重に話し合いましょう。
留学形態と対象年齢
よくある留学形態と対象年齢は以下を参考にしてください。
ボーディングスクール
年齢の目安:小学生〜高校生
寮生活を通じた全人教育。手厚い生活指導があり自立を促す。
集団生活が苦手な場合は慎重に検討する必要。
現地校(公立・私立)
年齢の目安:小学生〜高校生
地域の生徒と共に学ぶ。
公立は費用が抑えられ、私立は少人数制や特定の教育方針をもつ学校を選べるのがメリット。
親子留学
年齢の目安:小学生・中学生
保護者が帯同し現地でサポート。
安心感があるため、分離不安が強い子や低年齢の子でも始めやすい。
サマースクール・短期留学
年齢の目安:小学生〜高校生
数週間〜数か月の短期プログラム。
留学への適性を測る「お試し期間」として活用できる。
通信制高校の海外キャンパス
年齢の目安:高校生
日本の高校卒業資格を得ながら、海外での経験を積める。
帰国後の進路選択を狭めることなく、語学力やグローバルな視点を身につけられるのが特徴。
不登校の小学生・中学生が留学するメリット
不登校の小学生・中学生にとって、環境を大きく変える留学は自己肯定感の回復や将来に役立ちます。
人間関係を完全にリセットできる
不登校の原因として最も多いのが、
- 友人関係のトラブル
- いじめ
- クラス内での孤立
など人間関係の問題です。
日本の学校では一度できてしまった人間関係のイメージを変えることが難しく、子ども自身も「あの出来事」から逃れられないと感じてしまいます。
留学はこうした過去の人間関係をすべてリセットできる貴重な機会です。
誰も過去を知らない環境では「不登校だった自分」ではなく「今のありのままの自分」として受け入れてもらえます。
新しい環境で自己肯定感を取り戻せる
不登校が続くと子どもの自己肯定感は大きく傷つきます。



自分はダメな人間だ



何をやってもうまくいかない
といった否定的な自己イメージをもつことも少なくありません。
海外の教育現場では一人ひとりの個性や努力を認める文化があります。
日本では評価されにくかった部分も、違う価値観のなかでは輝いて見えるもの。
現地の友人に日本の文化を教えて頼りにされるなどの経験を通じて、
- 必要とされている
- 自分は価値がある
と実感できるはずです。
言語習得の黄金期を活用できる
言語学習には「臨界期」と呼ばれる概念があります。
とくに発音やリスニングに関しては、10歳前後までが最も習得しやすい時期とされています。
小学生や中学生での留学は、言語習得の黄金期を最大限に活かせるタイミングです。
バイリンガルとして育つことは語学力が高まるだけでなく、認知能力の発達にもプラスの影響があることが示されています。
将来グローバルな環境で活躍したいと考えているなら、この時期の留学が大きなアドバンテージになるでしょう。
多様な文化や価値観に出会える
日本は比較的均質な社会であり、みんなと同じであることが重視されます。
不登校になる子どものなかには、同調圧力に苦しんでいるケースも少なくありません。
海外ではさまざまな人種、宗教、文化的背景をもつ人々が共存しています。
「普通」の定義が一つではなく、多様性そのものが当たり前の環境です。
こうした環境で過ごすことで、子どもは
- 人と違っていい
- 自分を大切にしていい
ことを自然に学べます。
多様な価値観に触れる経験は視野を広げるだけでなく、自分自身を見つめ直すきっかけにもなりますよ。
将来の進路や選択肢が広がる
早い時期に海外経験を積むことで、将来の進路の幅が大きく広がります。
海外の高校・大学進学という道も現実的な選択肢として見えてくるからです。
帰国子女として日本の学校に戻るときも、帰国生入試という有利な受験方式を利用できる可能性があります。
不登校の高校生が留学するメリット
高校生の時期は、自我が確立し始める思春期の真っ只中。留学を選ぶことで得られるメリットは以下の5つです。
過去の自分から脱却できる
高校生になると「不登校である自分」というアイデンティティに悩むことが増えてきます。
留学はこうした過去のイメージを完全に断ち切り、まっさらな状態で再スタートできる機会です。
新しい環境では誰もあなたの過去を知りません。
自立心や自己管理能力が成長する
高校生の留学は親元を離れた生活になります。
ホストファミリーや寮のスタッフはいますが、自分のことは自分でやらなければいけません。
- 起床時間の管理
- 宿題の計画
- 食事や洗濯
など日常生活のすべてを自分で考えて行動するなかで、自然と自立心と自己管理能力が身につきます。
この経験は驚くほど子どもを成長させ、自律的に生きる力につながりますよ。
語学力を高められる
高校生は文法や論理的思考力が発達している年齢です。
この段階で英語圏に留学すると、会話だけでなくアカデミックな英語力も身につけられます。
- 文学作品を読んだり
- エッセイを書いたり
- プレゼンテーションをしたり
する経験を通じて、大学レベルで通用する本格的な英語力を養えるでしょう。
英検、TOEIC、TOEFL、IELTSなどの英語試験のスコアアップにも役立ちますよ。
グローバルな視点や考え方が身につく
高校生は社会問題や将来のキャリアについて真剣に考え始める年齢です。
この時期に海外で学ぶことで、日本だけでなく世界規模で物事を考える視点が養われます。
日本では「当たり前」だと思っていたことが、実は一つの見方に過ぎないと気づく瞬間もあるでしょう。
帰国子女入試など進路の幅が広がる
高校留学の最大のメリットは進路選択の幅が飛躍的に広がることです。
海外の高校を卒業すれば、そのまま海外の大学に進学する道が開けます。
日本に帰国して大学進学を目指す場合も、帰国生入試を利用できます。
帰国生入試は一般入試とは異なる基準で選考されるため、海外での学びを活かして有利に受験できる可能性が高いです。
また、総合型選抜でも
- 不登校を乗り越えた経験
- 留学のチャレンジ精神
が高く評価されるでしょう。
不登校の小学生・中学生が留学するときのリスクと注意点
小学生・中学生という早い時期に留学することはメリットが多い反面、年齢が低いがゆえのリスクも存在します。
以下に注意点をまとめました。
日本語力の低下
早期留学で懸念されるのが日本語力の低下です。
学年が上がるにつれて必要になる高度な日本語(抽象的な概念を表す言葉など)の習得が遅れる可能性があります。
中学生であっても漢字の読み書きや敬語の使い方など、年齢相応の日本語力を維持できないことが多いです。
日本で受験や復学をするときに困らないためにも、以下の3つの対策をしておきましょう。
- 家庭での日本語教育
週末などに日本の教材を使い、国語の学習を継続する - 日本の文化に触れる
日本の書籍、漫画、映画などを積極的に見たり読んだりする - オンラインでの交流
日本の友達や親戚と定期的に日本語でコミュニケーションを取る
カルチャーショックによる不適応
異文化に触れることは成長の機会ですが、同時に大きなストレスにもなります。
食事、生活習慣、コミュニケーションスタイルなど、すべてが日本と違う環境でカルチャーショックに苦しむケースも少なくありません。
とくに
- 環境の変化に敏感な子
- 対人関係にトラウマがある子
だと新しい環境への適応に時間がかかります。
言葉が十分に通じないなかで孤立感を感じたり、文化の違いから誤解が生じたりすることもあるでしょう。
最悪の場合「日本でもダメだったし、海外でもダメだった」と二重の挫折感を味わってしまうかもしれません。
分離不安などホームシックの悪化
小学生や中学生はまだ精神的に幼い部分があり、親から離れることへの抵抗が強い時期です。
とくに不登校の子は
- 生まれつき不安が強い
- 親への依存度が高い
傾向があるので留学で精神的に不安定になってしまうことも考えられます。
低年齢での留学を希望する人は、親子留学や母子留学など保護者も一緒に渡航することを視野に入れましょう。
事情により保護者の同伴が難しいときは、ホストファミリーや現地スタッフとの信頼関係を築けるプログラムを選ぶことが大切です。
帰国したあとの学年で年齢差
日本の学校制度と海外の学校制度では、学年の区切り方や進級の仕組みが異なります。
その結果、長期留学から帰国したときに元の学年に戻れない可能性も……。
同級生と異なる学年に配置されて、違和感や疎外感を覚えるかもしれません。
帰国後の学校生活をスムーズにするためには、留学前に在籍校や教育委員会と十分に相談し、帰国後の受け入れについて確認しておくことが重要です。
規定によっては親の付き添いが必要
ビザの条件や現地の規定によっては、保護者の同伴が必要です。
親が仕事を辞めたり休職したりする必要が出てくるため、家族全体のライフプランに大きな影響を与えるかもしれません。
親の付き添いが必要かどうかは、
- 留学先の国
- 子どもの年齢
- プログラムの種類
によって異なります。事前に確認し実現可能な計画を立てましょう。
留学によるメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断したときは、フリースクールと地域みらい留学の検討がおすすめです。
この2つならリスクが少なく、
- 人間関係のリセット
- 再スタート
- 自立に向けた一歩
など留学に近い環境ができますよ。
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不登校の高校生が留学するときのリスクと注意点
高校生の留学は自立のチャンスである一方、学業面や進路面でのリスクも伴います。
後悔しないための注意点は以下の5つです。
日本の高校卒業資格が取れない
海外の高校に正規留学して卒業した場合、日本の高校卒業資格は取得できません。
海外の高校卒業資格(ディプロマ)は取得できますが、これは日本の高卒資格とは別物です。
日本で受験する場合、高校卒業資格または高卒認定試験(旧大検)の合格が必要になります。
海外の高校卒業資格で受験できるかどうかは、大学によって対応が異なるため注意してください。
この問題を回避する方法として、日本の通信制高校に在籍しながら海外留学するという選択肢があります。
通信制高校の提携校(海外の学校)で学びながら、日本の高校卒業に必要な単位を取得できるプログラムもあるので気になる人は候補にいれてみましょう。
帰国生入試の受験資格を満たせない
帰国生入試は海外経験者に有利な制度ですが、厳密な受験資格があります。
多くの大学では
保護者の海外勤務に伴う2年以上の海外在住
などの条件が設定されており、私費留学・短期留学では資格を満たせないケースも珍しくありません。
また、
- 最終学年を含む連続2年以上の海外在住
- 帰国後◯年以内
といった細かい条件もあります。
せっかく留学したのに帰国生入試の資格が得られなかったという事態を避けるためにも、事前に志望校の受験資格を確認しておきましょう。
大学によっては私費留学でも帰国生入試の対象になる場合や、
- 国際バカロレア(IB)入試
- 英語資格利用入試
などの特別入試枠が用意されているケースがあります。
条件はそれぞれ異なるため、念入りな情報収集が大切です。
大学受験科目の履修漏れ
海外の高校は日本の高校とカリキュラムが異なるため、大学受験で以下のような問題が生じます。
例:理系大学を目指すのに必要な数学や理科を履修できない
例:日本史や古典などの必要な科目がカリキュラムに存在しない
帰国後にゼロから学び直すことはハンデです。
不利にならないために、下記の選択肢を検討しておきましょう。
- 留学中にオンライン家庭教師等を活用して日本の受験科目の対策をする
- 帰国生入試で有利な大学・学部を選ぶ
- 推薦入試を活用する
- 海外大学への進学に切り替える
精神的な孤独感でうまくいかない
高校生は自我が確立する時期であり、アイデンティティの揺らぎや思春期特有の悩みを抱えやすい年齢です。
言葉の壁、文化の違い、友人関係の構築の難しさなどが重なると、
「誰も自分のことを理解してくれない」
という孤立感に苦しむことがあります。
精神的に追い詰められると、留学を途中で断念せざるを得なくなったり、メンタルヘルスの問題が深刻化したりするリスクも……。
不登校経験があって留学したい場合は、
- 現地でのカウンセリング体制
- 日本人スタッフによるサポート
- 定期的な保護者との連絡
など精神面のケアが充実している留学プログラムを選ぶと安心です。
費用や生活費の負担が大きい
高校留学には多額の費用がかかります。
学費だけでなく、滞在費、食費、航空券、保険、お小遣いなど、すべてを合わせると年間200万円〜300万円程度が必要になることも珍しくありません。
私立の寮制学校(ボーディングスクール)に入学する場合は、さらに高額になります。3年間留学すれば、総額で1000万円以上かかることも。
奨学金制度や留学ローンを活用する方法もありますが返済の負担は大きいです。
費用に見合うメリットがあるか検討し、無理のない範囲で留学計画を立てましょう。
留学期間はどのくらい?
留学期間は
- 子どもの状況
- 留学の目標
- 家族の事情
を総合的に考えて決める必要があります。
期間ごとの特徴を理解しておきましょう。
短期留学(2週間〜3か月)
「海外を体験してみたい」
「留学のトライアルをしたい」
そんな人にピッタリなのが短期留学。
夏休みや冬休みを利用したサマーキャンプ・ウィンタープログラムが代表的です。
語学力が劇的に向上するわけではありませんが、「自分は海外でもやっていける」という自信を得られたり、留学への意欲が高まったりする効果が期待できます。
メリット
- 気軽に挑戦できる
- リスクを抑えて留学経験を積める
- 休学や留年をしなくて済む
- モチベーションや自信を取り戻すきっかけになる
デメリット
- 語学力の伸びが限定的
- 表面的な体験にとどまる
- 帰国後に環境が変わらない
こんな人におすすめ
- 初めての海外生活に挑戦したい
- お試し感覚で留学してみたい
- 長期留学は金銭的にも生活的にも不安がある
中期留学(3か月〜1年)
実質的な語学力向上と現地校での学習体験の両方が得られる期間です。
1学期から1年間、現地の学校に通うことで単位取得もできます。
この期間であれば日本の学校との調整もしやすく、1年間休学して留学することも可能です。
メリット
- 語学力が一定レベルまで伸びやすい
- 日本での進学に影響が少ない
- 長期留学前に適応力を試せる
- 費用負担が長期留学より少なめ
デメリット
- 日本のカリキュラムから一時的に外れる
- 帰国後に学年の遅れが生じるケースがある
- 一定の適応力が必要
こんな人におすすめ
- 長期留学を視野に入れながら、まずは1年間挑戦したい
- 不登校から本格的に学び直したい
- 日本の大学に進学する可能性が高い
長期留学(1年以上)
海外の高校卒業資格取得を目指す本格的な留学です。
- 海外大学への進学を視野に入れている場合
- 日本の学校システムから完全に離れたいとき
に選ばれます。
高校2年生や3年生から留学する場合、卒業までに2〜3年かかることに注意してください。
メリット
- 語学力が飛躍的に伸びる
- 卒業資格が得られる
- 自立心や自己管理能力が成長する
- 帰国子女枠や海外大学進学など進路が広がる
デメリット
- 費用負担が大きい
- 日本の受験科目が不足する可能性あり
- 適応失敗のリスクが高い
- 孤独感やホームシックが深刻化する場合も
こんな人におすすめ
- 海外大学やグローバルキャリアを目指したい
- 強い意志と準備ができている
- 日本の学校に戻る予定がない
- 環境を大きく変えて再スタートしたい
結論
最も人気なのは1学期〜1年間の中期留学です。
海外経験と語学力の両方を獲得しながら、日本での進路選択も維持できるバランスの良さがあります。
ただし子どもの適応状況によっては、短期留学や長期留学が適していることも考えられます。



金銭面に余裕がある場合は、長期留学(数年単位)も視野に入れておきましょう。
費用はどのくらいかかる?
留学費用は国、都市、学校の種類、滞在形態、期間によって異なります。
目安は以下のとおりです。
留学期間別 費用の目安
| 短期 (2週間〜3か月) | 中期 (3か月〜1年) | 長期 (1年以上) | |
|---|---|---|---|
| 学費 | 約10〜40万円 | 約30〜120万円 | 年間100〜300万円 |
| 滞在費(ホームステイ・寮費) | 約8〜30万円 | 約30〜100万円 | 年間100〜250万円 |
| 食費 | 滞在費に含まれることが多いが、別途で数千〜数万円 | 滞在費に含まれることが多いが、別途で月1〜3万円 | 滞在費に含まれることもあるが、寮・自炊だと年間30〜80万円 |
| 航空券 | 約8〜20万円 ※シーズン・国により変動 | 約8〜20万円 | 往復8〜20万円 ※年1回帰省すれば追加費用 |
| 保険・医療費 | 約1〜3万円 | 約3〜10万円 | 年間10〜20万円 |
| ビザ申請費用 | 0〜3万円程度 | 約1〜5万円 | 約1〜8万円 |
| 現地交通費・お小遣い | 約1〜5万円 | 約5〜20万円 | 年間20〜60万円 |
| エージェント手数料 (利用する場合) | 約5〜20万円 | 約10〜30万円 | 約20〜50万円 |
| 合計の目安 | 30〜100万円前後 | 100〜300万円前後 | 年間300〜600万円以上 |
※上記の表は目安です
※費用は都市規模、公立・私立、ホームステイ・寮、為替等によって変わります
国別に見ると、ニュージーランドやカナダは費用を抑えられる傾向です。
公立高校への留学であれば、年間200万円〜300万円程度で実現できます。
一方、アメリカやイギリスの私立ボーディングスクールは高額で、年間500万円を超えることも少なくありません。
費用は滞在形態によっても変わります。
ホームステイは比較的リーズナブル、学生寮や一人暮らしは高くなることが一般的です。
費用を抑える工夫はこちら⬇︎
- 公立高校への留学を選ぶ
- ホームステイを選ぶ
- 物価の安い都市や地方を選ぶ
- 留学エージェントの手数料が安いプログラムを選ぶ
- 奨学金制度を活用する(トビタテ!留学JAPANなど)
- 通信制高校の海外提携校プログラムを利用する
- 交換留学プログラムを利用する
不登校から1年間の中期留学をするには200万円〜400万円程度を見込んでおくのが現実的です。
これに加えて、予備費として50万円程度の余裕があると安心でしょう。
決して安くはないものの、子どもの人生を変える投資と考えれば検討する価値はあります。



家族でしっかり話し合い、無理のない範囲で計画を立てることが大切です。
※参考:トビタテ!留学JAPAN
国・学校選びのポイント
不登校からの留学を成功させるには、通常とは異なる視点から国や学校を選ぶ必要があります。
5つのポイントをまとめました。
不登校生の受け入れ実績
すべての学校が不登校の受け入れに理解があるわけではありません。
不登校でも入学しやすい学校を見つけたい人は留学エージェントに相談しましょう。
効率よく不登校の受け入れ実績のある学校を探せますよ。
- ターニングポイント
不登校、発達障害、起立性調節障害のある子どもを専門にサポート - WSOセンター
現地サポートが手厚く、不登校の留学実績も多数 - 海外留学のEF
- 世界最大級の教育機関、合計10言語の学習プログラム
- ウィッシュインターナショナル
初めての留学に特化した充実サポート - ニュージーランド留学情報センター
不登校の受け入れに寛容なニュージーランドに特化したエージェント、不登校事情に詳しい
自分で選ぶときは、以下の特徴をもつ学校(プログラム)を探してみましょう。
- 個別サポートが充実している
- カウンセラーや専門家が常駐している
- 柔軟なカリキュラムで学べる
- 多様性を尊重する校風がある
- 日本人留学生の受け入れ経験がある
現地サポートの充実度
親元を離れて海外で生活するため、困ったときに頼れるサポート体制が求められます。
確認すべき項目はこちらです⬇︎
- 日本人スタッフの有無
- 24時間緊急連絡が取れるか
- 定期的な面談や報告があるか
- ホストファミリーと連絡できるか
- 学習面でのサポートはあるか
治安・生活環境の安全性
安全は最優先事項です。
治安の良さ、医療体制の充実度、自然災害のリスクなどを総合的に判断しましょう。
犯罪率の低い地域を選ぶことが基本です。
ニュージーランド、カナダ、オーストラリアは比較的治安が良いとされています。
学校の所在地だけでなく、通学路や周辺環境の安全性も確認が必要です。
- 留学生が利用できる病院やクリニックが近くにあるか
- 日本語対応可能な医療機関があるか
をチェックしましょう。
海外旅行保険だけでなく、現地の医療保険に加入できるかもポイントです。
気候、食文化、交通の便なども考慮に入れます。
持病やアレルギーがある場合は、それに対応できる環境かどうかも要チェックです。
単位取得・編入・進級のしやすさ
- 現地で取得した単位が日本で認められるか
- 海外の他の学校や大学に編入しやすいか
は留学後の進路に関わります。
日本の高校に復学予定の場合
現地校で取得した単位を日本の在籍校が認定してくれるかを事前に確認。
学校によって対応が異なるため、留学前に相談しておきましょう。
通信制高校と併用する場合
提携校での留学なら単位互換がスムーズに進みます。
通信制高校のなかには、海外留学プログラムを正式なカリキュラムに組み込んでいるところもあります。
費用対効果と家計への負担
留学をするときは家計への影響を現実的に考えることが大切です。
高額な費用を支払う以上、それに見合った教育が受けられるかを冷静に判断しましょう。
- 学費に含まれる内容
(教材費、課外活動費など) - 少人数制か大人数制か
- 卒業生の進路実績
- 施設・設備の充実度
- 追加費用の有無
(想定外の出費が発生しやすいか)
留学費用を捻出するために家族の生活が破綻してしまっては本末転倒です。
不登校におすすめの留学先3選
不登校の留学実績が豊富で、サポート体制が整った国を3つ紹介します。
それぞれの特徴を理解して、子どもに合った留学先を選びましょう。
ニュージーランド
ニュージーランドは不登校生の留学先として人気ナンバーワンの国です。
おすすめの理由
- 治安が良く、世界で最も安全な国の一つ
- 教育制度が柔軟で、個々の生徒のペースに合わせた学習が可能
- 留学生の受け入れ体制が整っておりサポートが手厚い
- 日本との時差が少なく(3〜4時間)、家族との連絡が取りやすい
- 自然豊かな環境が心の回復に適している
- 費用が抑えられる
(年間250万円〜350万円程度)
ニュージーランドの教育は「個を尊重」しており、画一的な日本の教育になじめなかった子どもにとって心地よい環境です。
公立高校でも留学生を積極的に受け入れており、現地の生徒と同じクラスで学べます。



小規模な町の学校を選べば、地域全体で留学生を温かく迎え入れてくれるでしょう。
カナダ
カナダは多文化主義の国として知られ、多様性を受け入れる寛容な社会です。
おすすめの理由
- 教育水準が高く、公立高校の質が良い
- 多民族国家のため、外国人に対する理解と受け入れ態勢が整っている
- 銃規制が厳しいため安全性が高い
- 州ごとに異なる教育制度があり選択肢が豊富
- アメリカに近く、将来的に米国大学への進学も視野に入れやすい
- 英語とフランス語の両方を学べる環境がある(ケベック州など)
カナダの教育制度は柔軟性が高く、不登校だった生徒でも無理なく編入できます。
公立高校であれば年間250万円〜400万円程度で留学が可能です。
バンクーバーやトロントなどの大都市は費用が高めですが、地方都市を選べばコストを抑えられます。



冬は寒い地域が多いため、寒さに弱い子どもは西海岸の温暖な地域(バンクーバー周辺など)を選ぶとよいでしょう。
オーストラリア
オーストラリアは温暖な気候と開放的な国民性が魅力の留学先です。
おすすめの理由
- 気候が温暖で過ごしやすい
(特に北部や東海岸) - おおらかでフレンドリーな国民性
- 留学生の受け入れが盛んで、サポート体制が整っている
- 教育の質が高く、国際的に評価されている
- 安全性が高く治安が良い
- アジアに近く日本との往来がしやすい
オーストラリアの高校はスポーツや芸術活動が盛んで、学業以外の面でも生徒の成長を支援する文化があります。
シドニーやメルボルンなどの都市部には日本人コミュニティもあり、困ったときに相談しやすいです。
費用は年間300万円〜450万円程度とやや高めですが、教育の質とサポート体制を考えれば納得できる範囲でしょう。



ただし、ニュージーランドとカナダの公立高校に比べると不登校の受け入れは厳しいので注意してください。
受け入れ国の詳細はこちらの記事も参考になります⬇︎
留学パパの高校留学ホットライン「不登校や欠席が多くても高校留学ってできるの? 失敗しないために知っておくべき5つのこと」
英語力がなくても大丈夫?



うちの子は英語が全然できないけど留学できるの?
と不安をもつ保護者は多いでしょう。
結論からいうと、英語力がゼロでも留学は可能です。
多くの留学プログラムでは、英語初心者向けのサポートが用意されています。
- ESL(English as a Second Language)クラス
英語を母語としない生徒向けの英語集中コース - バディシステム
現地の生徒が留学生をサポートする仕組み - 少人数クラス
個別指導に近いかたちで丁寧に教えてもらえる - 日本人スタッフのサポート
最初は日本語で説明してもらえる
ただし、まったく英語ができない状態で渡航すると苦労するのも事実。
授業についていけず友達もできず、孤立してしまうリスクが高いです。
不適応を起こさないためにも、留学前にはできる限りの準備をおすすめします。
- 中学レベルの基本文法を復習する
- 簡単な日常会話フレーズを覚える
- オンライン英会話で実践練習する
- 英語の動画や音楽に触れて耳を慣らす
完璧な英語力は必要ありませんが、「まったく何も分からない」状態は避けたいところ。
- 英検3級〜準2級
- TOEIC400点程度
の基礎力があれば、現地での適応がぐっとラクになりますよ。
留学が始まったあとに大切なのは、英語力よりもコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。
間違いを恐れず積極的に話しかけていく勇気があれば、自然と英語力がついてくるでしょう。
不登校から留学を実現するステップ
留学を成功させるためには計画的な準備が欠かせません。
以下のステップに沿って、一つずつ進めていきましょう。
本人の意志を確認する
留学は親の希望だけで進めるものではありません。
最も大切なのは
- 本人が留学を望んでいるか
- なぜ留学したいのか
動機を明確にすることです。
親子でじっくり話し合い、以下の点を確認しましょう。
- 留学に対する本人の気持ち
(前向きか不安が強いか) - 留学で達成したい目標(語学習得、進学、環境を変えたいなど)
- どの程度の期間を考えているか
- どんな生活スタイルを望んでいるか
また、親も本人も過度な期待は禁物です。
海外は自由でキラキラしたイメージがあるものの、実際は地味な努力が必要とされる毎日。
留学してもすべてが解決するわけではありません。
とくに中期留学や長期留学を希望するときは不登校にならない覚悟が求められます。
デメリット、留学の厳しさ、費用負担をきちんと理解したうえで、
- 留学をするのかしないのか
- する場合、短期か長期か
を明確にしていくことが重要です。
留学エージェントに相談する
留学の専門家に相談することで、具体的な選択肢が見えてきます。
不登校生の留学実績があり信頼できるエージェント(支援機関)を選びましょう。
- 不登校に理解がある
- 高額なプログラムをすすめない
- 子どもの状況を丁寧にヒアリングしてくれる
- 現地サポート体制が明確である
- 料金体系が透明である
「不登校専門」と謳っているところが良いとは限りません。
できるだけ複数のエージェントから話を聞き、費用やサポート体制を比較検討することをおすすめします。
- ターニングポイント
不登校、発達障害、起立性調節障害のある子どもを専門にサポート - WSOセンター
現地サポートが手厚く、不登校の留学実績も多数 - 海外留学のEF
- 世界最大級の教育機関、合計10言語の学習プログラム
- ウィッシュインターナショナル
初めての留学に特化した充実サポート - ニュージーランド留学情報センター
不登校の受け入れに寛容なニュージーランドに特化したエージェント、不登校事情に詳しい
在籍校や教育委員会に相談する
留学を決めたら、できるだけ早い段階で在籍校に相談しましょう。
公立の小中学校に在籍している場合、教育委員会への届け出が必要です。
- 留学期間中の在籍扱い
- 帰国後の復学や学年配置
- 留学先で取得した単位の認定可否
- 必要な手続きや書類
通信制高校に在籍している、または転校を検討している場合は、留学提携プログラムがある学校を選ぶとスムーズです。
単位互換がしやすく、帰国後の手続きも簡単に行えます。
国・学校・プログラムを比較して選ぶ
情報収集を重ねて、子どもに最適な留学先を絞り込んでいきます。
見出し【国・学校選びのポイント】の内容を参考に、複数の選択肢を比較検討しましょう。
- 費用総額
学費、滞在費、生活費、渡航費など - サポート体制
日本人スタッフ、カウンセリング、緊急対応 - 教育内容
カリキュラム、単位認定、進学実績 - 環境
治安、気候、都市規模、日本人比率 - 過去の留学生の評判や体験談
オンライン説明会や現地校とのビデオ面談に参加すると雰囲気がつかめます。
実際に留学した先輩の体験談を聞くことも参考になるでしょう。
必要書類の準備、費用計画を立てる
留学先が決まったら具体的な手続きに入ります。
この段階でやるべきことは多岐にわたるため、チェックリストを作って漏れがないようにしましょう。
- パスポート(有効期限を確認)
- 学生ビザ申請書類
- 入学願書
- 成績証明書・在学証明書
- 自己推薦文
- 健康診断書・予防接種証明書
- 医師からの診断書
- 保護者の同意書
- 英文の推薦状(学校によっては必要)
※不登校で推薦状をもらえない場合はサポートレターなど - 財政証明書
ビザ申請は国によって手続きが異なり、数週間から数か月かかります。
余裕をもって準備を始めましょう。
書類準備の詳細はこちらの記事も参考になります⬇︎
ニュージーランド留学情報センター「不登校からのニュージーランド留学」
語学準備、生活面を整える
渡航前の数か月間は、語学力と生活スキルを高める重要な期間です。
- オンライン英会話で実践的に会話する
- 基本文法と語彙の復習をする
- リスニング力を鍛える
(英語の動画、ポッドキャストなど) - 学校で使う専門用語を学ぶ
(数学、理科など)
- 基本的な家事スキルを身につける
(洗濯、掃除、簡単な料理) - 時間管理・自己管理の練習をする
- 異文化について学ぶ
(留学先の文化、マナー、タブー) - 規則正しい生活リズムを作る
また、心の準備も大切です。
不安な気持ちは当然ですが、
「失敗しても大丈夫」
「困ったら助けを求めていい」
というマインドセットをもつことで適応力が高まります。
渡航後のフォロー体制を確認する
留学は渡航したら終わりではありません。
渡航後のサポートこそが留学の成功を左右します。
- 定期的に連絡をとる
(週1回程度のビデオ通話など) - 過度な干渉は避けつつ、困ったときは話を聞くことを伝える
- 現地スタッフやホストファミリーと密に連携する
- 緊急時の連絡先、トラブル時の対応方法などを確認しておく
- 現地の頼れる人、相談先を見つける
最初の数か月は手厚いフォローがあると安心です。
子どもが実際にサポートを活用できるよう、出発前に確認しておきましょう。
不登校からの留学でよくある質問
不登校からの留学に関して、よくある質問をまとめました。
不登校でも高校留学は可能?
可能です。
不登校の経歴があっても、海外の高校で受け入れてもらえます。
ただし欠席日数が多い場合、受け入れ先の国・学校が限られてしまう可能性も。
入学条件は学校ごとに異なるため、不登校の受け入れ実績がある学校を選び、個別に相談することが大切です。
留学エージェントを頼るときは「不登校だったこと」を正直に伝えましょう。



オープンに話すことで、より良いマッチングが実現します。
不登校からの留学は決して簡単なものではありません。
留学先では不登校にならない覚悟が求められます。
不登校からの留学の現実など、リスクやデメリットもきちんと理解したい人にはこちらの記事もおすすめです⬇︎
参考:留学パパの高校留学ホットライン「不登校や欠席が多くても高校留学ってできるの? 失敗しないために知っておくべき5つのこと」
通信制高校に転校すべき?
留学期間や帰国後の進路によって最適な選択肢は変わります。
短期〜中期留学(1年以内)の場合
現在の学校に在籍したまま、一時的に休学または留学する形が一般的です。
帰国後に元の学校に復学できるか、単位認定されるかなどを事前に確認しましょう。
長期留学(1年以上)の場合
通信制高校への転校を検討する価値があります。
通信制高校なら海外にいながら日本の高校卒業資格を取得できるからです。
- 海外留学プログラムをもつ学校がある
- 単位認定が柔軟
- オンラインで日本の授業を受けられる
- 帰国後の進路がスムーズ
- 自分のペースで卒業できる
留学提携校をもつ通信制高校を選べば、現地での学習がそのまま日本の高校卒業単位として認定されます。
どちらを選ぶにしても、子どもの将来の目標(日本の大学進学か、海外大学進学か、就職かなど)を見据えて判断しましょう。
帰国後の進路はどうなる?
留学後の進路は、留学期間、取得した資格、子どもの希望によって多様な選択肢があります。
日本の大学進学を目指す場合
- 帰国生入試
(私費留学でも受験資格がある大学あり) - 英語外部試験利用入試
(TOEFL、IELTSなどのスコアを活用) - 総合型選抜・推薦入試
(不登校からの留学経験をアピール) - 一般入試
(帰国後に受験勉強、英語で強みを発揮)
海外の大学進学を目指す場合
- 留学先の国の大学に直接進学
- 国際バカロレア(IB)やAレベルを活用してグローバルに出願
- コミュニティカレッジから4年制大学への編入(アメリカの場合)
帰国後に復学できる?
基本的には復学可能ですが、事前の調整が重要です。
公立小中学校の場合
義務教育期間中は元の学校に戻れます。
ただし長期間留学していた場合、学年配置が変わる可能性があります。
高校の場合
休学扱いで留学していた場合は復学可能です。
ただし単位不足で同学年に戻れないケースもあるため、留学前に必ず確認しましょう。
- 帰国のタイミングによっては、学期の途中からの編入になる
- クラスメイトが変わっている(自分だけ1年遅れるなど)
- カリキュラムの違いで補習が必要
復学がスムーズにいくかどうかは、留学前の学校との関係性や連携の取り方に左右されます。
留学中も定期的に学校と連絡を取り合い、帰国時期や復学の手続きについて早めに相談しておきましょう。
また、帰国後や留学終了間近に



やっぱり日本の学校には戻りたくない
と感じる子もいます。
その場合は
- 通信制高校への転校
- 海外での学業継続
など柔軟に対応できるよう、複数の選択肢を用意しておくと安心です。
留学のタイミングはいつがいい?
留学のベストタイミングは子どもの年齢、状況、目標によって異なります。
小学生での留学
- メリット
→言語習得が早い、適応力が高い、柔軟な思考が育つ - デメリット
→親の付き添いが必要、日本語力の低下リスク、ホームシックが強い - 親子留学や短期留学に限定するのが現実的
中学生での留学
- メリット
→柔軟性がある、言語習得の黄金期、思春期の悩みをリセット - デメリット
→精神的な不安定さ、進路が定まっていない - 1学期〜1年程度の中期留学が適している
高校1年生での留学
- メリット
→新しい環境でのスタートを切りやすい、単位調整がしやすい - デメリット
→大学受験への影響を考慮する必要がある - 長期留学を考えているなら最適なタイミング
高校2〜3年生での留学
- メリット
→目的意識が明確、自立心が育っている - デメリット
→大学受験との兼ね合い、卒業時期のずれ - 海外大学進学を視野に入れている場合に適している
総合的に見ると、高校1年生の時期が留学に最適といえます。
義務教育を終えているため自由度が高く、かつ大学受験まで時間的余裕があるからです。
ただし、最も大切なのは子どもの準備ができているかという点です。
子どもが心から「行きたい」と思えるタイミングを待ったほうが上手くいく確率が上がります。
【番外編】国内の「地域みらい留学」も不登校に選ばれています


海外留学には大きな魅力がある一方で、
- いきなり海外はハードルが高い
- 費用面で難しい
- まずは国内で環境を変えたい
と考えている人もいるでしょう。
そんな人におすすめしたいのが「地域みらい留学」という選択肢です。
地域みらい留学とは
海外ではなく日本国内の地方にある公立高校に進学・転校する制度です。
近年不登校経験のある生徒から注目を集めています。
北海道から沖縄まで全国173の高校が参加しており、それぞれの地域の特色を活かしているのが特徴です。
生徒は親元を離れ、寮やホームステイで生活しながら
- 地域の人々との交流
- 自然体験
- 地域課題解決のプロジェクト
などに取り組みます。



「小さな学校」「少人数教育」「地域との関わり」を軸に、一人ひとりの個性を大切にしていますよ。
不登校に選ばれる理由
「地域みらい留学」が不登校から選ばれる理由は以下の6つです。
海外より心理的ハードルが低い
言葉の壁がなく文化も同じであるため、海外留学に比べて適応しやすいのがメリットです。
「いきなり海外は不安だけど、環境は変えたい」
という子どもにとって、ちょうど良い選択肢になります。
費用が大幅に抑えられる
海外留学が年間200万円〜500万円かかるのに対し、地域みらい留学は3年間で100〜200万円程度で実現できます。
公立高校なので学費が安く、寮費や食費を含めても経済的負担が少ないです。
奨学金制度や補助金を用意している自治体も多く、さらに費用を抑えられる可能性があります。
費用は、主に「一般的な学費」と「現地での生活費」となります。 各費用は高校によって異なるため、学校紹介ページの「学費・生活費」をご確認ください。
一般的な学費:入学金、授業料、教材費など 授業料に関して、公立高校の場合は国の「高等学校等就学支援金制度」により減額になる場合があります。 その他、部活にかかる費用や教材費は個人の負担となります。
現地での生活費:住居費(寮費、下宿代)、食費など こちらは条件は様々異なり、寮等の経費は2万〜8万まで様々です。 例えば、昼食は給食か自分で用意をしなくてはならないか、土日や休業期間等の食事の有無など各校によって異なりますのでよく確認をしてください。
また留学の費用について、自治体が補助金を出しているところがありますので、各自治体にお問い合わせください。 (例:閉寮期間での帰省交通費の一部補助、寮費の半額補助など)
少人数で手厚いサポートが受けられる
地域みらい留学に参加している高校の多くは、1学年20〜40人程度の小規模校です。
先生が生徒一人ひとりの顔と名前をしっかり覚え、きめ細やかな指導ができる環境があります。
- 大規模な都市部の学校で埋もれてしまった
- 集団生活に疲れてしまった
そんな子どもにとって、見守られている感覚は心の安定につながります。
新しい人間関係をゼロから築ける
過去の人間関係から完全に離れて新しいスタートを切れます。
地方の高校には都市部から来た生徒だけでなく、地元の生徒も通っています。
多様なバックグラウンドをもつ仲間との出会いが、視野を広げてくれるでしょう。
地域コミュニティに受け入れてもらえる
地域みらい留学の大きな特徴は、学校だけでなく地域全体で生徒を育てる文化があることです。
- 農業体験
- 伝統工芸
- 地域イベントへの参加
など教室の外での学びが豊富にあります。
こうした活動を通じて得られる



自分は必要とされている



役に立っている
という実感が、自己肯定感の回復につながるでしょう。
日本の高校卒業資格を取れる
地域みらい留学なら確実に日本の高校卒業資格を取得できます。
大学受験も国内の一般的なルートで進められるため進路選択がシンプルです。
こんな人におすすめ
地域みらい留学は以下のような人におすすめです。
- 大規模な学校が苦手で、少人数の落ち着いた環境を求めている
- 人間関係をリセットしたいが、海外はハードルが高いと感じている
- 自然や地域との関わりのなかで、ゆっくり自信を取り戻したい
- 将来、地方創生や地域活性化に関わる仕事がしたい
- 費用を抑えて環境を変えたい
地域みらい留学は、海外留学と同じく環境を変えて再スタートを切るための選択肢です。
費用面、言葉の壁、心理的ハードルなど海外留学が難しい場合でも、この制度なら実現できる可能性があります。
不登校からの回復には
- 安心できる環境
- 新しいチャレンジ
のバランスが大切です。



地域みらい留学はその両方を提供してくれる貴重な機会といえるでしょう。
地域みらい留学の詳細は公式サイトで確認できます。
オンライン合同学校説明会や個別相談会も定期的に開催されているので、まずは情報収集から始めてみましょう。
まとめ:不登校でも留学は可能


- 留学は人間関係のリセット、自己肯定感の回復、語学力アップ、グローバル視点の習得、進路選択の拡大、心身の成長などメリットがたくさん
- ただし、日本語力低下、カルチャーショック、高額な費用負担、単位認定の問題、不適応などリスクもある
- 最も人気があるのは3ヶ月〜1年程度の中期留学
- おすすめ留学先はニュージーランド・カナダ・オーストラリア
- 費用や心理的ハードルが気になる場合は「地域みらい留学」もおすすめ
留学は万能な解決策ではないものの、子どもの人生をポジティブな方向に変えるきっかけになり得ます。
不登校だったからこそ得られる強さや視点があり、それが海外で花開くこともあるでしょう。
費用・リスク・手続きの煩雑さなど、乗り越えるべきいくつもの壁に挫折しそうになるかもしれません。
そんなときは不登校のサポート実績が豊富な留学エージェントや支援機関を頼ると安心です。
子どもの「変わりたい」という声に耳を傾け、チャレンジを応援していきましょう。
留学を開始するまでには数ヶ月程度の準備期間が必要です。



進路選択にも関わるので、気になる人は早めの情報収集をおすすめします。
この記事が少しでもあなたのお役に立てますように。最後までご覧いただきありがとうございました。
- ターニングポイント
不登校、発達障害、起立性調節障害のある子どもを専門にサポート - WSOセンター
現地サポートが手厚く、不登校の留学実績も多数 - 海外留学のEF
- 世界最大級の教育機関、合計10言語の学習プログラム
- ウィッシュインターナショナル
初めての留学に特化した充実サポート - ニュージーランド留学情報センター
不登校の受け入れに寛容なニュージーランドに特化したエージェント、不登校事情に詳しい
※入学条件は学校・国・年によって変動します。本記事の内容は参考程度にしてください。
※参考:地域みらい留学
※参考:トビタテ!留学JAPAN




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