こんにちは、ゆずです(*´ω`*)
この前Twitterを見ていたら、
「不登校になったのも何もかもママのせいだ」って言われた。頑張って見守ってたのに。もう全部イヤになった。
というようなツイートを目にして、
そういえば自分もこんなこと言ってたな
と思い出しました。
今回は不登校や引きこもり時代、信頼してるからこそ全部ママのせいにしてた話をしていきますね。
不登校時代は全部ママのせいにしてた
思い返せばわたしは不登校時代、なにかにつけて全部ママのせいにしていました。
ほんの些細なことをきっかけに言い合いになると、
「不登校になったのはママのせい」
「全部ママの責任。産んだのが悪い。」
「あのときの態度が気に食わなかった」
みたいなことを永遠と。
恨み・文句の連続でした…。
それで母も余計にヒートアップ。
「そんなこと今さら言われても」
「じゃあ出ていけばいいじゃん」
とか言い返してくる。
わたしも余計にイラつく。
目の前にあるものをぶん投げる。
シャンプーを投げた痕跡が壁に刻まれています…。
正直、これが日常すぎて、具体的にどんな話をしたかはあまり覚えていません。
今思えば、なんでこんなに口悪いんだろうって感じですが、
不登校&引きこもり時代は、なにかあるたびに
「ママのせい」「ママが悪い」「責任取れ」
みたいな恨み節を飛ばしていました。
でも本気でそう思ってたわけじゃない
でも、これだけは言わせてください。
わたしは不登校も病気のことも本気で「ママのせい」と思ったことは一度もありません。
些細なことで「ママが悪い」って怒ってしまったけど、声かけや態度にイライラしていたわけでもありません。
余計なことを言われて多少はイラッとすることもあったけど、
普段過干渉せずに見守ってくれて、いつも通りでいてくれて、信頼関係があれば、たまに言われる言葉なんてたいしたことない。
それどころか感謝してる。
でも不登校時代はとにかくキツくて。
声かけとか関係なく、キツすぎて、不安定で、苦しい。
だから、人のせいにすることでなんとか自分を保っていました。
とくに、
- 退学が迫られていたり
- 同級生の話を耳にしたり
- 将来が不安になる噂を聞いたり
- 体調が悪すぎたり
- 何もかも上手くいかなかったり
罪悪感・劣等感・嫉妬心・イライラなどでいっぱいのとき。
心がキャパオーバーのときはすべて拒絶で、なんでも突っかかって、暴言・暴力が出てしまうんですよね…。
不登校中は家族といることがほとんどで、関わるのも親がほとんど。
わたしがキツいときに
- 気持ちを吐き出せる相手
- 安心して文句を言える相手
- 気持ちを受け止めてくれる相手
はママだけでした。
振り返れば本当に申し訳ないことをしたと思うし、とにかく恥ずかしい。
でも安心して「ママのせいだ」って言えたことで、気持ちを受け止めてくれたことで、ここまで元気になれたと思ってます。
本当の毒親だったらこんなこと言えない
頑張って頑張って見守り続けているのに、面と向かって
「不登校になったのはママのせい」
「全部ママの責任」
とか言われたら、ショックだと思います。
見捨てたくもなると思います。
でも、恨み節が飛んでくるのは信頼の証。
見守りがうまくいってる証拠だと思うんです。
もし毒親だったら、子どもは
「親にどう思われるか」
「今これ言っても大丈夫か」
とか気にして、気を遣って、顔色を窺って、100%こんな文句は言えません。
そもそも家の居心地が悪すぎて、不登校にすらならない可能性も高いです。
親が悪いって思ってたとしても直接は言えないでしょう。
本当の毒親の場合は、ある日突然絶縁されるので…。
「ママのせいだ」って言えるのは、なんでも話せて安心感がある、そんな親子関係があってこそですよね。
もちろん言っていいこと・悪いことはあるけど、わたしは
- 信頼してるから
- 安心できるから
- 言っても大丈夫、見捨てられないって心の底から思えているから
母にキツい気持ちをぶちまけられました。
毒親ではないものの、気を遣ってしまう父にはこんなこと一言も言えなかったです。
「ママのせいだ」「ママが悪い」って言葉は、ある意味”助けを求めている“と思っていて。
相手を選んでるって言ったら語弊がありますけど、信頼できる人に
- わたしの辛さをわかってほしい
- 苦しさに寄り添ってほしい
- この気持ちを受け止めてほしい
ってヘルプを出している言葉かなと感じます。
不登校になったらとにかく本心を見て
自分もさんざんなことをやってきて、お願いをするのはおこがましいですが、不登校になったらとにかく本心を見てほしいです。
言葉ではなく雰囲気・表情・声のトーンから、本心を察することが求められます。
言葉だけに反応せず心の奥に秘められたメッセージに気がつくこと。
「言ってることとやってることが違う!」と怒ったり疑ったりしないこと。
これが親子の信頼関係をつくり、回復を進める重要なポイントだと考えています。
なかなか難しいですが、
- 言葉と本心は違うことも多い
- 言葉だけに振り回されない
と意識しておくだけで対応は変わってくるでしょう。
「ママが悪い」「ママのせい」って言葉も実はそう思っていないように、うわべの言葉だけに振り回されないことが本当に大切です。
本心と信頼関係の話はこの記事(⬇︎)に詳しく書いているので、よかったらご覧ください。
【おまけ】文句を言われたときの対応
文句や恨みは不登校になって最初の混乱している時期に飛んでくることが多め。
いくら覚悟はしていても、いざ言われるとどう対応していいか困ることもあるでしょう。
以下では回復過程の記事から引用して、対応のコツをまとめました。少しでも参考になれば嬉しいです。
第二段階は学校に行けなくなったあと悩み苦しむ時期です。
不安・罪悪感・悔しさ・虚しさ・悲しさなどのグチャグチャした気持ちにより、反抗的な態度をとることが多くなります。
暴れたり怒鳴ったりして感情を発散することもあるでしょう。
壁や障子に穴があくかもしれない、このときの対応ポイントは3つ。
1つめは恨みに耳を傾けることです。
混乱している子どもは、何かにつけて恨みや文句をぶちまけてきます。
言っている内容が事実ではないこともあるでしょう。
しかしこれらは罪悪感・苦しさ・悲しさなどの裏返し。
本気で親を嫌いだと思って、本気で親を憎んで言っているわけではありません。
だからこそ、まずはしっかりと子どもの話を聞いてください。
事実でなくても反論は控えましょう。
ひどい言葉が飛んでくると動揺する気持ちもわかります。
ですが、わたしは母の動揺した顔・困惑した顔・自分を責めている顔を見ると余計に腹が立っていました。
簡単ではないものの「辛いんだな」と共感しつつ、うろたえない・毅然とした姿勢が重要です。
2つめは献身的になりすぎないことです。
子どもが恨みをぶつけてきたり、暴力を振るったりすると「自分のせいでこうなった…」と感じ、甘んじて受け止めてしまう人もいます。
しかし共依存のような関係はNG。
ほとんどの場合、子どもは親のせいと思っていません。
それどころか親に対して「申し訳ない」と感じていることが多いです。
自分のせいで…と後悔するのではなく、子どもの気持ちを理解しようとすること。
不登校や引きこもりは世間が思っているよりキツイので、とにかく”共感“と”寄り添い“が求められます。
3つめは相談先を準備しておくことです。
恨みや暴力の矛先は母親に向くことがほとんど。
子どもがつらいのはもちろんですが、お母さんも逃げ場を失い余裕がなくなる可能性が高いです。
親がつぶれてしまわないためにも、はじめに相談先や避難先を見つけておきましょう。
- スクールカウンセラー
- 教育支援センター(適応指導教室)
- ひきこもり地域支援センター
- 児童相談所
- 精神科
- 心療内科
- 思春期外来
- 親の会
わが子から受けた衝撃をそのままカウンセラーにぶつけるイメージです。
話を聞いてもらったり吐き出したりするだけでも、ずいぶん心が軽くなると思います。
不登校から元気になるためには親の安定が必須なので、第三者をしっかり頼ってください。
相談先や専門機関についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
ちなみに第三者に相談をしても
絶望的に理解がなかった…
相談にのってくれなかった…
というケースも多いでしょう。
いくら専門機関でも全員が理想的な対応をしてくれるわけではありません。自分に合う合わないもあります。
もし最悪な人に当たったら「ここはダメだ」と割りきって次の機関に相談してください。
以上、信頼してるからこそ全部ママのせいにしていたわたしの体験談でした(*´ω`*)