
学校へ行かずに毎日ゲームばかりしている子どもを見ているとストレスがすごい……



昼夜逆転で生活リズムも崩れてる。将来が不安でたまらない……



不登校は見守りが大事っていうけど本当にこのままでいいの?
勉強しない、昼夜逆転、ご飯も忘れてゲームに没頭する姿を見ると、この先どうなってしまうのかと心配になりますよね。
見守りが大事だとはわかっていても、ゲームしかしない生活にイライラしてしまうこともあるでしょう。
ここまできたら禁止すべき?と悩んでいるかもしれません。
しかし、無理やり取り上げるのは逆効果。
子どもがなぜゲームに夢中になっているのか、その心の奥底にある理由を理解し、信頼関係を積み重ねていくことが解決の糸口になります。
この記事では、
- 不登校の子どもがゲームをする本当の理由
- 元不登校のわたしの体験談
- 長時間使用とゲーム依存症の違いと見極め方
- 悪化を防ぐために親ができること6選
- 絶対にやってはいけない対応
- 課金問題など不登校とゲームのよくある質問
をまとめました。
焦る気持ちはよくわかりますが、まずは現状を客観的に理解することが必要です。



子どもの状態に合わせて、できることから一歩ずつ進んでいきましょう。
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一家に1冊用意しておくと安心です
結論:昼夜逆転でゲーム三昧の生活は不登校あるある
- 不登校になって一切勉強しない
- 昼夜逆転や引きこもり気味
- 1日のほとんどがゲーム
このような状況に頭を抱えている家庭は少なくないでしょう。
しかしながら、不登校になってゲーム中心の生活になるのは珍しいことではありません。
むしろ多くの不登校が経験する典型的なパターンです。
不登校の回復段階には、昼夜逆転・引きこもりのドン底のような時期があります。
ゲーム三昧になるのは子どもが怠けているからでも、意志が弱いからでもありません。
学校に行けない状況のなかで、現実の苦しさから自分(こころ)を守るためにゲームという場所を選んでいます。
好きでやっているよりも現実逃避の意味合いが強いでしょう。
お気楽にダラダラ過ごしているように見えて、心のなかでは「自分はダメだ」「どうしよう」「不安すぎる」「辛い、でも動けない……」など、現状をどうしたらよいかわからずに悩んでいます。
そのため機器を無理やり取り上げても、「やめなさい」と口うるさく言っても、根本的な問題が変わらない限りはなにも解決しません。
まずは
- 不登校中はこんな時期があって当たり前
- ゲームばかりになるのは悪いことではない
- ゲーム(YouTube)が原因で不登校になっているわけではない
と理解しておきましょう。
不登校の回復過程はこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎


元不登校のわたしの体験談
元不登校のわたしの体験談を紹介します。
わたしも中学・高校のとき、不登校になって夜更かしとゲーム三昧の日々を送っていました。そして朝起きられないこともしばしば。
表面的な状況だけを見ていると



夜更かししていれば、朝起きられないのも当たり前だ……



不登校で体も動かしてないから、眠れないに決まってる……
と思われるかもしれません。
でも、違うんです。
わたしの場合
- 目を閉じると不安になったり
- 気持ちがザワザワしたり
- 成績や受験が怖くなったり
するので気を紛らわすためにゲームやスマホで現実逃避。
夜中の3時、4時にやっと寝られるような感じでした。
昼間はみんなが活動している時間。起きていると、ほかの人たちが普通にしていることを自分はできない現実を意識しなければいけません。



これが本当に苦しいんですよね……。
昼間の太陽の光は罪悪感・劣等感を増すばかり。
その結果、心の負担を軽くするために、心が壊れないようにするために、少しずつリズムが崩れていきました。
「ゲーム→夜更かし→学校行けない」
ではなく、
「学校行けない→不安→夜更かし&ゲーム」
だったと思っています。
もちろん、
- 思春期の生活リズムの崩れ
- オンラインゲームやショート動画
は成長期の心身に与える影響が大きく、依存の危険性もあります。
しかし経験上、
「今すぐゲームをやめさせなければ」
と焦るのは逆効果にしかならないと思います。
大切なのは子どもが今どんなことに苦しんでいるのかを理解し、向き合い、地道に信頼関係を築くこと。
この時期に甘えだのサボりだの疑われると、どんどん親子の距離が離れていきます。



まずは子どもの苦しさを理解し、心の奥の部分に共感してもらえるとうれしいです。
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不登校の子どもがゲームばかりする3つの理由
不登校になったあとゲームばかりの生活になるのには、いくつかの心理的な理由があります。
ここでは代表的な3つの理由を解説します。
現実逃避
- 学校での人間関係のトラブル
- 勉強へのプレッシャー
- いじめの経験
- 不登校の劣等感
- 将来や人生への不安
など、つらい現実から一時的に離れるための手段としてゲームを選ぶことがあります。
ゲームの世界では学校での失敗も友達とのすれ違いも関係ありません。
キャラクターを操作し、ミッションをクリアし、達成感を得られる。どんどんスキルが上がり、レベルアップできる。
現実では「できない自分」を感じていても、ゲームのなかでは「できる自分」を体験できます。
ストレス解消
不登校の子どもは周囲が思っている以上に大きなストレスを抱えています。
- 学校に行けない自分への罪悪感
- 親を心配させている申し訳なさ
- 将来への漠然とした不安
など、人生をやめたくなるほど辛い感情が日々積み重なっていくなかで、ゲームはストレスを一瞬でも和らげてくれます。
とくにアクションゲームやリズムゲームなど、集中して取り組むタイプのゲームは、不安な思考を一時的にストップさせるのに効果的です。
敵を倒すゲームなら爽快感やスッキリした気持ちも味わえます。
心の居場所
学校にも家庭にも安心感がないときに、ゲームが唯一の居場所になることがあります。
ゲームの世界では誰にも責められません。「なんで学校行かないの?」と聞かれることもありません。
自分のペースで進められて、失敗したら何度でもやり直せます。
さらにオンラインゲームでは、同じゲームを楽しむ仲間との交流が生まれます。学校での立場や成績は関係なく、ゲーム内での実力やキャラクターで評価されるのは心地いいもの。
学校の友達とは会えなくても、ゲーム内のフレンドとなら気軽につながれる。この感覚は、孤立しがちな子どもの心の支えになるでしょう。
不登校の子どもにとってゲームは悪いものではなく、一時的な避難場所として機能していることが多いです。
うちの子はゲーム依存?チェックリストと診断基準
子どもがゲームに没頭する姿を見て、



もしかして依存症?
と心配になるお母さんお父さんは多いでしょう。
結論からいうと、ゲームの時間が長くても、すぐに依存症というわけではありません。
ここではゲーム依存(ゲーム障害)について詳しく解説します。
WHO認定「ゲーム障害」とは
2019年、WHO(世界保健機関)は「ゲーム障害(Gaming disorder)」を正式な疾病として認定しました。
これはゲームのコントロールができなくなり、日常生活に深刻な支障が出ている状態を指します。
世界保健機関(WHO)は25日、ゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病として正式に認定した。スマートフォンなどの普及でゲーム依存の問題が深刻化し、健康を害する懸念は強まっている。ギャンブル依存症などと同じ精神疾患と位置付け、治療研究や世界の患者数の把握を後押しする。2022年1月から発効する。
- ゲームの時間や頻度をコントロールできない
- 他の生活上の関心事や日常活動よりもゲームを優先する
- 問題が起きているのにゲームを続ける、またはさらに増やす
- 個人、家族、社会、教育、職業やほかの重要な機能分野において著しい障害を引き起こしている
これらの症状が12ヶ月以上続いている場合に診断されます。
(重症の場合はより短期間でも診断可能)
※参考:WHO「Gaming disorder」
※参考:厚生労働省「ゲーム障害について」独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター依存症対策全国センター 樋口進
※参考:文部科学省「ネット・ゲーム依存の理解と対応について」幸地クリニック 精神保健福祉士・臨床心理士・公認心理師 中元康雄
依存症セルフチェックリスト
「ゲーム障害」とは診断されなくても、ゲームばかりの生活が成長期の体や脳に悪影響を及ぼしていることがあります。
以下のチェックリストで確認してみましょう。
日常生活への影響
- 食事の時間が不規則になった、または食事を抜くことが増えた
- お風呂に入らない
- 睡眠時間が極端に短い
例:5時間未満 - 体調不良を訴えている
例:頭痛、腹痛、目の疲れなど
ゲームへの執着
- ゲームをしていないときもゲームのことばかり考えている
- ゲームができないとイライラしたり、不安になったりする
- ゲーム時間を減らそうとしても減らせない
- ゲーム時間について嘘をつくことがある
人間関係の変化
- 家族との会話がほとんどなくなった
- ゲーム以外の趣味に興味を示さなくなった
- 友人との交流がゼロになった
感情のコントロール
- ゲームを中断させると激しく怒る
- ゲームの結果で感情の起伏が激しくなった
- 自分や他人を傷つけるような言動が出ている
これらの項目に多く当てはまる場合は、専門家に相談することを検討しましょう。
相談先は見出し【どこに相談すればいい?不登校とゲームの相談先】をご覧ください。
長時間ゲームと依存症の違い
ここで重要なのは「長時間ゲームをしていること(過剰使用)」と「ゲーム依存症」は別物だということです。
たとえば1日6〜8時間ゲームをしていても、以下のような状態なら依存症とはいえません。
- 食事やお風呂、睡眠など基本的な生活習慣が保たれている
- 放課後登校など必要な外出ができている
- 家族から声をかけられたら反応する
- ゲーム以外の話題でも会話ができる
- 自分でゲーム時間や生活リズムを調整しようとする意志がある
不登校の子どもの場合、学校という活動の場がないためゲーム時間が長くなってしまうのは自然なことです。
判断のポイントは生活に支障が出ているか、本人がコントロールできているかの2つ。
時間の長さだけでなく、生活全体のバランスや本人の心身の状態を注意深く見ていくことが求められます。
とくに注意すべき兆候
ただし、以下のような様子が見られる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
身体的な問題
- 極度の睡眠不足で日中ほとんど動けない
- 食事をほとんど取らず、体重が減少している
- 手首や指の痛み、視力の低下など身体症状が出ている
精神的な兆候
- ゲームを止めると自傷行為や暴力的な言動が見られる
- 現実と仮想の区別がつかなくなっている
- 強い抑うつ状態や無気力状態が続いている
金銭的な問題
- 親の財布から無断でお金を取るようになった
- クレジットカードを無断で使用していた
- 課金のために借金をしようとしていた
これらは単なる「ゲーム好き」の範囲を超えている可能性があります。
心身の病気や犯罪にもつながりかねないため、一刻も早く専門家とつながりましょう。
ここまで悪化していなくても、脳の発達の関係上、
- 年少者(小学生、中学1〜2年生)
- 発達障害や特性がある子ども
は依存傾向になりやすいため、早めに相談しておくと安心です。
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ゲーム依存を防ぐために親ができること6選
子どもがゲーム依存にならないよう、また不登校から回復に向かうために、親ができる具体的なアプローチを6つ紹介します。
ゲーム三昧になる背景を理解する
最も大切なのは子どもがゲームに向かう背景を理解しようとすることです。
不登校の子どもがゲームをするのは、前述したように現実逃避、ストレス解消、心の居場所を求めているからです。
ゲームそのものが問題なのではなく、ゲームに頼らざるを得ない心の状態に目を向ける必要があります。
イライラすることは多々あると思いますが、まずは
- 助言せず
- 正論を押しつけず
- 叱責せず
- 否定せず
- 疑わず
- 脅さず
ゆっくりじっくり対話を重ねていくこと。
否定的な言葉ではなく、
「何か困っていることはある?」
「話したいことがあったら聞くよ」
と寄り添う姿勢が信頼の土台になります。
現状を把握、見える化する
不登校になってゲームばかりしている姿を見ていると、ついつい感情的になりがちです。まずは客観的に現状を把握するところから始めましょう。
以下の記録をつけて、子どもの様子を見える化することをおすすめします。
- 1日のゲーム時間
- 食事の回数とタイミング
- 睡眠時間
- 親子の会話の有無と内容
- 入浴の頻度
- 外出の有無
1週間ほど記録をつけるとパターンが見えてきます。
「思ったより食事は取っている」
「意外と会話はできている」
など、心配しすぎていた部分に気づくことがあるでしょう。
逆に
「本当にまったく話さなくなった」
「体調管理ができていない」
といった課題も明確になります。
これらの記録は
- 依存症になっていないかの確認
- 悪化していないかのチェック
- ゲームや心身の問題について子どもへ話すときの根拠
にも役立ちますよ。
本人に生活リズムやゲーム時間の記録を提案してみるのも一つの方法です。
ゲーム時間を可視化することで、自分から「ちょっと減らそうかな」と思うきっかけになることもあります。
ただし、記録をつけることが監視や管理にならないよう注意しましょう。
雑談で親子の会話を増やす
子どもが不登校になると、どうしても学校に行くのか行かないのかみたいな話が増えますよね。
- 親と話すとき=学校や将来の話
- 親と話すとき=責められる
- 親と話すとき=不安そうな顔をされる
このようなイメージがつくと「なにか言われるのではないか……」とビクビクし会話が減ってしまいます。
学校に関係ない話をしていても
「なんとか子どもを動かしたい」
「親の思い通りにさせたい」
そんな思いがスケスケで、よそよそしい声かけだったら安心感はゼロでしょう。
そうならないためにも日頃から雑談を大切にしてください。
雑談は親子で安心した時間を共有します。
また、見守りに徹しすぎてまったく話しかけないのもNG。
話しかけないのは放置と同じで、子どもを孤独にさせます。



話しかけると子どもの機嫌が悪いから……。



話しかけるなって言われたから……。
こうおっしゃる人もいるでしょう。
しかし、引きこもりだろうと「話しかけるな!」と怒られても、雑談だけは毎日続けるべきです。
天気、ニュース、近所の新しいお店、今日の晩ごはんをはじめ、
- テレビ、エンタメのくだらない話
- 子どもの好きなものに関する話
- 親の失敗談、やらかしたこと
- 今日の小さな幸せ
などなんでも構いません。
しばらく話していない場合は挨拶と天気だけでも大丈夫です。
返事が返ってこなくても諦めず、毎日コツコツとかかわりを持ち続けることが信頼関係につながります。
直接話すのが難しいときは
- LINEで「買い物行ってくるけど欲しいものある?」と質問する
- ドアの外から「行ってくるね」「いってきます」などと声をかける
ことがベストです。
ときには
「好きなお菓子、冷蔵庫に入ってるよ〜」
「◯◯あるから食べてね〜」
「目疲れてるでしょ。心配だから目薬置いておくよ。」
なんて声かけもいいでしょう。
もしかしたら一切返事がないかもしれませんが、ガッカリしない怒らない。
話さないのは悪いことではありません。
なかには心を開かないことで自分を保っている子もいるので、まずはその気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
自分の時間とセルフケアを大切にする
子どものゲーム問題に向き合うためには、親自身に元気と余裕があることが必要です。



このままで将来大丈夫だろうか



私の育て方が悪かったのか



周りからどう思われているか
など不安やストレスが積み重なると、心身が疲弊してしまいます。
心の余裕のなさは感情の爆発につながり、子どもとの信頼関係がガタガタと崩れ落ちることも少なくありません。
だからこそ意識的に自分を大切にすることを心がけてほしいと思います。
- 信頼できる友人に話を聞いてもらう
- 同じ悩みをもつ親の会に参加する
- リフレッシュの時間を意識的につくる
- カウンセリングを受ける
- こたつでぬくぬくする
- 季節限定フラペチーノを楽しむ
「子どもが苦しんでいるのに自分が楽しむなんて」と思う必要はありません。
- 親が笑顔でいること
- 無理しないこと
- きちんと休むこと
は子どもの安心感や居心地のよさに直結します。
専門家とつながる
ゲーム依存が心配な場合、一人で抱え込まずに専門家の力を借りましょう。
「まだ相談するほどではない」と思っていても、早めに相談することで悪化を防げることがあります。
本人が後ろ向きなときは、親だけでも専門機関とつながっておくことがおすすめです。
- 医療機関
例:児童精神科、思春期、不登校、ゲーム依存、発達障害等の専門外来など - 精神保健福祉センター
- 民間の支援団体
例:MIRA-i(ミライ)
専門家に相談することは、以下のようなメリットもあります。
- 客観的な視点で状況を評価してもらえる
- 具体的な対応方法をアドバイスしてもらえる
- 親自身の不安や悩みを聞いてもらえる
- 子ども本人のカウンセリングにつなげられる
- 話しているうちに頭のなかを整理できる
- 漠然としていた悩みがハッキリする
「うちの子を病院に連れて行くなんて」と抵抗を感じるかもしれませんが、相談=治療ではありません。
まずは状況を理解し、適切なサポートを受けるための第一歩と考えてみてください。
ゲームの習い事を活用する
子どもの心が安定してきたら、ゲームをきっかけに社会とつながりをもつこともひとつの選択肢です。
近年はプログラミングやeスポーツなど、ゲームを活用した習い事が増えています。
ゲームを「やめさせるもの」ではなく、
- 学びのツール
- 成長のきっかけ
として捉え直してみると、落ち着いて見守れるようになるかもしれません。
ゲーム関連でおすすめの習い事
\迷ったらこれ!/![]() ![]() ゲムトレ | 日本初、小中学生向けのオンラインゲーム家庭教師。フォートナイトやマインクラフトを通じて、コミュニケーション力や集中力を育てられる。不登校に理解あり。 |
|---|---|
![]() ![]() AFRAS(アフラス) | 完全マンツーマンレッスンでeスポーツをプロから学べる。FPS(APEX、VALORANT)、MOBA(LOL、Dota2)など多様なゲームに対応。教室あり。 |
![]() ![]() テックマイン | マインクラフトを使ったプログラミング学習サービス。夢中になれるマイクラの世界で、実際にコードを書きながらプログラミングの基礎を習得できる。 |
![]() ![]() eスポーツ英会話 | ゲームを通じて英会話。フォートナイトなどの人気ゲームをプレイしながら、講師と英語でコミュニケーション。マナーや礼儀作法も重視。 |
![]() ![]() LITALICOワンダー | 一人ひとりの興味や個性に合わせたオーダーメイドのプログラミング・ゲーム制作・ロボット教室。発達支援のLITALICO運営で安心。対面指導あり。 |
![]() ![]() デジタネ | マインクラフトやRobloxなど人気ゲームで学べるプログラミング教室。月額制で100以上のコンテンツが学び放題。コスパ抜群。 |
ただし、本人が興味をもたないものを無理に勧めるのは逆効果です。
「こんな教室があるみたいだけど興味ある?」
と軽く提案してみて、本人の反応を見ながら進めましょう。
ゲームの習い事「ゲムトレ」の詳細はこちら⬇︎


※参考:ゲーム依存相談対応マニュアル作成委員会「ゲーム依存相談対応マニュアル」
(上記は全国の精神保健福祉センター等での使用を想定して作られている書類ですが、対応が細かく書かれているので一度目を通してみることをおすすめします。)
禁止・取り上げるは逆効果!やってはいけない対応3選
良かれと思ってしたことが、かえって状況を悪化させることもあります。
ここでは絶対にやってはいけない3つの対応を解説します。
無理やり取り上げる
「もうゲームは禁止!」とゲーム機やスマホを無理やり取り上げるのは最もやってはいけない対応です。
子どもにとってゲームは、今の心を支えている大切な居場所。
それを突然奪われると心のより所を失い、さらに状況が悪化する可能性があります。
- 親子の信頼関係が壊れる
- 部屋に引きこもり、会話がなくなる
- 暴言や暴力などの激しい反応が出る
- 隠れてゲームをするようになる
- ゲーム時間など嘘が増える
- 抑うつ状態や自傷行為につながる
専門家も
「やめなさい」と口うるさく言ったり、機器を一方的に取り上げたりすることは、効果がありません。親子関係が悪化してしまう可能性も高いです。
と述べています。
ゲーム時間を減らしたいなら子ども本人と話し合い、納得のうえでルールを決めましょう。
一方的に禁止する
親が一方的にゲームを禁止するのも、うまくいかないことが多いです。
ルールは子ども本人が納得し、「守ろう」と思えなければ意味がありません。
押し付けられたルールは、親からの押さえつけにしか感じられず反発を招きます。
- 過干渉になる
- 子どもの自主性を奪う
- ルールを守れないことで自己肯定感がさらに下がる
- 親への不信感が強まる
- ルールを破ることへの罪悪感が新たなストレスになる
ルールを設けるときは、子どもと対話することから始めましょう。
「今のゲーム時間について、あなた自身はどう思う?」
と本人の気持ちを聞き、一緒に考える姿勢を大切にしてください。
否定的な言葉をぶつける
「ゲームばかりして」
「将来どうするつもり?」
「そんなんじゃダメ」
不安からこのような言葉が出てしまうこともあるでしょう。
しかし、否定的な言葉は子どもの心をさらに追い詰めます。
不登校の子はすでに自分を責めており、「学校に行けない自分」「ゲームばかりしている自分」を一番批判しているのは本人です。
- 自己肯定感がさらに低下する
- 親に心を閉ざし会話が減る
- 罪悪感やストレスが増し、ゲームへの依存が強まる
- 抑うつや不安の症状が悪化する
言葉を変えるだけで子どもの受け取り方は大きく変わります。
言い換えの例
- 「ゲームばかりして!」
→ 「ゲーム以外でやってみたいことある?」 - 「将来どうするつもり?」
→ 「これからのこと、一緒に考えていこう。どんな道でも応援する。」 - 「そんなんじゃダメだ」
→ 「今は疲れてて休む時期なんだと思うよ」 - 「取り上げる」
→「保管する」「預かる」 - 「このままだと留年する」
→「進級できるチャンスがある」
なにか言いたくなったら6秒我慢。
否定ではなく理解しようとする姿勢をみせることが子どもの心を守り、安心できる親子関係につながります。
不登校やゲーム依存から回復する過程はまるで波のよう。
上がっては下がり上がっては下がりを繰り返します。
最近いい感じと思っていればドーンと下がるし、もうダメだと思っていたら急に元気になるものです。
絶対に一直線には進めません。
子どもが不登校になったらこの波を覚悟して、一喜一憂せず長い目で見守ることが大切です。
- また悪くなるんだろうな
- また元気になるんだろうな
とわかっていれば、少し心に余裕ができるはず。
波がくるということは前に進んでいる証拠でもあります。
3歩進んで2歩下がるのが当たり前。ゆっくり焦らず進んでくださいね。
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どこに相談すればいい?不登校とゲームの相談先
ネット・ゲーム依存には「◯時間以上使用していたらダメ」という明確な診断基準がありません。
そのため当事者である子どもやその家族が困っていたら、
- まずは相談してみる
- 専門家とつながってみる
ことが大切です。
ここでは具体的な相談先を紹介します。
精神科・心療内科(医療機関)
こんなときに相談
- 明らかに体調を崩している
- 暴力や自傷行為がある
- 現実との区別がつかなくなっている
- 極度の不安や抑うつ状態
- ゲーム以外にも精神的な問題がある
医療機関では専門的な診断と治療が受けられます。
カウンセリングや認知行動療法などの治療プログラムが一般的で、必要に応じて投薬治療も行われます。
受診のポイント
- 児童精神科や思春期外来がある病院を選ぶ
- 不登校への理解がある医師を探す
- 初診は予約が必要なことが多い
- 本人が行きたがらない場合、まず親だけで相談できることがある
ただし、医療機関によって考え方や対応はさまざまです。
「ゲームを取り上げなさい」と言われて終わりのところもあれば、じっくり話を聞いて家庭でのサポート方法を一緒に考えてくれるところもあります。
可能であれば事前に口コミや評判を調べたり、一度相談してみて合わないと感じたら別の医療機関を探したりすることも必要です。
精神保健福祉センター
こんなときに相談
- まずは無料で相談したい
- 医療機関に行く前に専門家の意見を聞きたい
- 近くの医療機関を知りたい
- どこに相談すればいいか分からない
- 心理面のサポートを受けたい
精神保健福祉センターは、各都道府県・政令指定都市に設置されている公的機関です。
不登校や依存症に関する相談を無料で受け付けています。
提供しているサービス
- 電話相談、面接相談
- ゲーム依存に関する情報提供
- 家族向けの勉強会やグループミーティング
- 適切な医療機関の紹介
- 依存症の専門プログラム
お住まいの地域の精神保健福祉センターは、インターネットで
「◯◯県 精神保健福祉センター」
と検索すれば見つかります。
電話相談のほか対面での相談も可能です。
まずは電話で予約を取り、状況を説明してみましょう。
民間の支援サービス
こんなときに相談
- より専門的なプログラムを受けたい
- 訪問など柔軟に対応してほしい
- 同じ悩みをもつ家族と交流したい
- 公的機関での対応を待つ時間がない
- 気軽にカウンセリングを受けたい
民間サービスは公的機関より柔軟な対応ができることが多いです。
例:夜間や休日の対応、自宅への訪問など
ただし費用がかかるため、予算との相談になります。
選ぶときの注意点
- 実績と評判を確認する
- 料金体系を事前に把握する
- 無料体験や相談があれば利用する
- 強引な勧誘がないか注意する
- 子どもとの相性を重視する
団体によって支援内容や方針が異なるため、事前に問い合わせて確認しましょう。
不登校の親の会
こんなときに相談
- 同じ悩みをもつ親と話したい
- 孤独を感じている
- 心の支えがほしい
- 実際の体験談を聞きたい
- 具体的なアドバイスもらえたらうれしい
不登校の親の会ではゲーム依存を含めた不登校に関するさまざまな悩みを共有できます。
専門家ではありませんが、実際に同じ経験をした親からの助言は心強いものです。
親の会の探し方
- 地域の教育委員会に問い合わせる
- 「不登校 親の会 (地域名)」で検索する
- SNSで情報収集する
近年はオンラインで参加できる親の会も増えています。
地域による制限などで直接会うのが難しい場合は、オンラインでの参加も検討してみましょう。
法テラスや消費生活センター
こんなときに相談
- 高額課金のトラブルが起きている
- クレジットカードの不正使用があった
- 課金の返金について相談したい
ゲームの課金問題で困ったときは、法テラスや消費生活センターに相談しましょう。
未成年者の課金は取り消しができることもあります。
まずは状況を説明し、適切なアドバイスを受けましょう。
不登校とゲームに関するよくある質問
多くの保護者が気になる疑問をまとめました。
1日何時間ゲームしたら依存症?
「◯時間以上=依存症」という明確な基準はありません。
WHOのゲーム障害の診断基準では、時間の長さよりも
- 生活への支障
- コントロールの喪失
が重視されています。
目安として、以下のような状態が続いている場合は注意が必要です。
- 夜中までゲームをしている
- ゲームのためにスマホを手放せない
- 睡眠時間が短い(朝、起きられない)
- 成績が下がった
- ゲームの使用時間を守ろうとしない
- 注意すると暴言がある
- 基本的な生活習慣が崩れている
- 声をかけても反応しない
- 会話が成立しない
「ゲーム依存相談対応マニュアル」には下記の記載もありました。
依存までには至っていなくとも、ゲーム時間が長くなってきた、ゲームの時間帯が夜遅くなっている、約束したゲーム時間を守れない、課金額が多くなってきた、などの変化が見られたら、受診や相談を考えましょう。
とくに年少者(小学生や中学校1〜2年生)や発達障害がある子どもは依存の進行が早い傾向があるので、早期の受診や相談が重要です。
ゲームを完全に禁止するのはダメ?
完全禁止は避けたほうがよいでしょう。
とくに不登校の子どもの場合、ゲームが心の支えになっていることが多く、突然奪うと心理的なダメージが大きくなります。
ゲーム時間を減らしたい場合は、以下のようなアプローチを試してみましょう。
- 子どもと話し合い、本人の考えを聞く
- 一緒にルールを考える
(時間帯、時間数など) - 小さな目標から始める
(まずは30分減らすなど) - できたことを認めて、ポジティブなフィードバックを返す
- ゲームに没頭する背景に目を向ける
- コツコツ信頼関係を積み重ねていく
昼夜逆転はどうやって直す?
昼夜逆転は不登校の子どもに起こりやすい生活リズムの乱れです。
すぐに直そうとせず、段階的に改善していくことがポイントです。
生活リズムを整えるステップ
- 現状を把握する
何時に寝て何時に起きているかを記録する
食事の時間も確認する - 小さな目標を設定する
いきなり朝6時起床を目指さず、まずは午前中に起きることを目標にする
就寝時間を30分ずつ早めていく - 環境を整える
朝はカーテンを開けて光を取り入れる
夜は部屋を暗くし、ブルーライトを避ける - 食事のリズムを作る
朝食を用意し、声をかける
(無理に起こさなくてもOK)
夕食は決まった時間に食べる - 焦らず見守る
すぐには改善しないと心得る
少しでも改善が見られたら認める
専門家のあいだでは昼夜逆転を無理に直そうとするより、まずは子どもの心の安定を優先すべきという意見もあります。
生活リズムは心が安定してくると自然と整ってくることも多いので、「昼夜逆転を直さなきゃ!」と躍起になる必要はありません。
それでも心配なときに使ってほしいのが光目覚まし時計の「トトノエライト」。
無理やり起こすのは信頼関係が崩れるのでまずはこういうグッズを活用してみてください。
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いつまでこの状態が続く?
「いつまで続くか」に対する明確な答えはありません。
数か月で変化が見られる子もいれば、1〜2年かかる子もいます。
親は不安でいっぱいですが、必ず変化のときはくると信じて長い目で見守りましょう。
回復のサインは以下のとおりです⬇︎
- ゲーム以外に興味を示すようになる
- 「ひまだなぁ」「○○しようかな」と言うようになる
- 家族との会話が増えてくる
- 気持ちが外に向き始める
- 生活リズムが整ってくる
- 少し勉強を始める
- 少し運動を始める
- 学校の話をする
- 家の手伝いをする
- 部屋の掃除をする
- 自分の好きな買い物にいく
- 推しのライブにいく
知っておきたい注意点:その1
子どもに対して欲を出しすぎないようにしましょう。
子どもにいい変化が起きたり、できることが増えたりすると、急に高望みをしてしまうことがあります。
とくに意識していなくても自然と「もっともっと」という思いが湧き出て、子どもを苦しめてしまうかもしれません。
あれだけ楽しいことやってるんだし遊びにも行ける。
- そろそろ勉強は?
- そろそろ学校は?
と思う気持ちもよくわかります。
でも絶対に焦らないでください。
ここからが本当のスタートだと覚悟して、どんなときも子どもの小さな一歩に価値を感じましょう。
知っておきたい注意点:その2
不登校やゲーム依存から回復する過程では、親がイライラするような行動が増えます。
上から目線はもちろん、学校に行っていないくせに「何様だっ!」と思うような発言。
とにかくイライラするかもしれません。
でも、これらは不安からくる行動。
こんなぼく(わたし)だけど見放してないよね?と確認しています。
ほかにも赤ちゃん返りのような行動が増えるでしょう。
- 一緒に寝たがる
- まとわりつく
- 話を聞いてほしがる
- 駄々をこねる
などなど「この年齢にもなって……」と感じることばかりだと思います。
ですが、退行は元気になる過程でよく起きること。
心配しすぎずできる範囲でつきあってもらえるとありがたいです。
不登校からの回復過程の詳細はこちらの記事にまとめています⬇︎
いつでも読み返せるようにブックマークしておくと安心です。


学校に行かなくていいと言ったら、ゲームばかりにならないか心配……
この不安はよくわかります。
しかし実際には「学校に行かなくてもいい」と伝えたことで、かえって心が落ち着きゲーム時間が減るケースが多いです。
子どもがゲームばかりになるのは、
- 学校に行かなければならないプレッシャー
- 何もできない、自分はダメだなどの罪悪感
から逃れたいから。
これらのストレスから解放されると気持ちに余裕が生まれ、ゲーム以外のことにも目が向くようになります。
もちろん、すぐに変化が見られるとは限りません。いったんはゲーム三昧の日々になってしまうこともあるでしょう。
まずは
「今は学校に行けないのも仕方ない」
「きちんと休む時期」
だと認めてあげてください。
- ありのままの子どもを受け入れられない
- これって見守り?放置じゃないの?
- 学校に行ってほしい気持ちが消えない
など不登校中のよくある悩みはこちらの記事に詳しくまとめています⬇︎






課金が止まらない……
ゲームの課金問題は、金銭的にも精神的にも大きな負担になります。
対応のポイントは以下のとおりです。
- クレジットカード情報をゲーム機やアプリから削除する
- プリペイドカードやギフトカードは子どもの手の届かない場所に保管する
- スマホの課金制限機能を設定する
- 課金額や課金内容を子どもに質問する
- 課金の問題点を一緒に考える
- 新しいルールを一緒に決める
課金や過剰なクレジットカード利用は、満たされない心の隙間を埋めるための行動であることがほとんど。
よくよく話を聞くと、本当にほしいから買い物した、課金したというケースは稀でしょう。
請求額を見ると、衝撃・絶望・呆れ・怒りの感情がつぎつぎと湧き出てくると思います。
それでも、否定から入ることだけは絶対に控えてください。
- どうして課金をしたのか?
- なにに課金したのか?
- なにを買ったのか?
などじっくり話を聞くことが今後につながります。
すでに高額な課金をしてしまった場合は、法テラスや消費生活センターに相談しましょう。
未成年者による課金は取り消しできる可能性があります。
詳細は見出し【法テラスや消費生活センター】をご覧ください。
ゲーム中の暴言がひどい……
普段は静かな性格なのに、ひとたびゲームがはじまると暴言が出てしまう子は多いでしょう。
「なんとかしなきゃ」と思いますが、ゲームには一定程度、興奮とキツい言葉が付きもの。
そのため、
- すべてを深刻視しすぎない
- ある程度は見過ごす
- 取り合わない
姿勢が必要です。
- ゲーム中は感情が高ぶっているため、その場で注意しても効果は薄い
- ゲームをしていないとき、落ち着いているときに話をする
- 「あの言葉遣いは心配だよ」と親の気持ちを伝える
また、不登校によるストレスやフラストレーションが溜まっていることもあります。
ゲームでの暴言を抑えるようとするのではなく、根本的なストレスの原因に目を向けることが大切です。
対応方法については「ゲーム依存相談対応マニュアル」27ページも参考にしてください。
\ 不登校のゲームに悩んだらまずはこれ! /
一家に1冊用意しておくと安心です
まとめ:不登校のゲームに悩んだら早めに専門機関とつながっておこう


- 昼夜逆転でゲーム中心の生活は不登校あるある
- ゲームは現実逃避、ストレス解消、心の居場所として機能している
- 長時間ゲームとゲーム依存症は別物
- 取り上げや一方的な禁止は逆効果
- まずは雑談や親子の会話を増やし、子どもの心に寄り添うことから始める
- 心配なときは一人で抱え込まず、専門家に相談しよう
不登校の子どもがゲームに多くの時間を使うのは、決して珍しいことではありません。
重要なのはゲームを敵視するのではなく、
「なぜ子どもがゲームを必要としているのか」
「なぜゲームで現実逃避をしているのか」
その背景を理解しようとすること。
ゲームに没頭するのは怠けや甘えではありません。つらい現実から心を守るための手段であることがほとんどです。
不登校中のゲームに悩んだときは無理に取り上げるのではなく、子どもが抱えている不安やストレスに寄り添うことが求められます。
また、不登校の渦中にいると、
- 勉強時間ゼロ
- 昼夜逆転
- 引きこもり
- ゲーム三昧
など出口が見えない日々に絶望的な気持ちになることもあると思います。
でも、実際には多くの子どもたちが同じ道をゆっくり時間をかけて元気になっていきます。
焦らず、責めず、信じること。
本人のペースを尊重しながら、ときには専門家の力も借りながら、子どもの回復を見守っていきましょう。
この記事が少しでもあなたの不安を軽くし、前に進むヒントになれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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※参考:厚生労働省「ゲーム障害について」独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター依存症対策全国センター 樋口進
※参考:文部科学省「ネット・ゲーム依存の理解と対応について」幸地クリニック 精神保健福祉士・臨床心理士・公認心理師 中元康雄
※参考:ゲーム依存相談対応マニュアル作成委員会「ゲーム依存相談対応マニュアル」
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