不登校になると勉強の遅れが心配ですよね。
わたしも不登校時代は、
- 追いつけるの?
- 今からやっても間に合うの?
- 進学できるの?
とにかく不安でいっぱいでした。
勉強する前から「どうせ無理だよな…」「意味ないよな…」と諦めてしまったり、何から始めるべきかわからなくて挫折してしまったり。
勉強しなきゃいけないことは十分わかっているのに身体が動かない時期もありました。
たとえ勉強をスタートできても、全然わからない自分が嫌になってイライラしてしまうことが多かったです。
それでも工夫を積み重ね、なんとか遅れを取り戻すことに成功。
最終的には偏差値70も達成しました。
あのとき勇気をだして勉強を始めたから、今のわたしがあると思っています。
もともと勉強苦手だし…
どこから始めるべきかわからない…
そんなあなたも大丈夫。
自分に適した教材を使えばあっという間に追いつけますよ。
今回は不登校のわたしが遅れを取り戻した効率的&ラクラクな勉強法を紹介していきます。
実際に使って「いいな!」と思ったおすすめ教材もまとめているので参考にしてください。
- 不登校の遅れはすぐに取り戻せる
- まずは1日10分、勉強に慣れるところからスタート
- 1年分の内容がギュッとまとまっている教材や通信教育の利用がおすすめ
- 勉強環境を整えたり、目標を立てたりすることも大切
- 不登校になって1年以上勉強していなくても、あっという間に追いつけるから心配しないで
不登校の勉強法【準備編】
はじめに、勉強を始める前の準備を紹介していきます。
不登校で長く勉強から離れていると、
- 何から手をつけたらいいか…
- どこから始めたらいいか…
頭を抱えてしまいますよね。
そもそもエネルギーが少なかったり、不安な気持ちがあったりすると、いきなり勉強を始めても失敗しがち。
そのまま勉強が嫌いになることもあるでしょう。
わたしは前もって「メンタル」と「環境」を整えることで、スルスルと勉強モードに入れました。
不登校の遅れは取り戻せると知る
不登校になると、しばらく勉強が難しいですよね。
エネルギー回復するまで、数ヶ月、数年単位で休養する人も多いと思います。
そうすると、やっぱり遅れる。
いざ勉強しようと思っても「何からスタートすればいいの…」と迷いがちでしょう。
わたしも最初の一歩がなかなか踏み出せなかったです。
でも何人かの体験談を読むうちに、遅れはいくらでも取り戻せることを知りました。
みんなわたしと似たような状況で、似たような気持ちで、それでも自立してる…。
ちょっと信じられなかったけど、勇気を出してチャレンジ。
実際にやってみたら、思ったよりもサクサク進み、数ヶ月であっという間に追いついたんです。
学校は1ヶ月で終わる内容を1年かけてノロノロ進めているので、やろうと思えば一瞬で追いつけます。
とくに小中学校の範囲は余裕でしょう。
高校の範囲は少し大変ですが、それでもわたしは1科目1ヶ月以内のペースで巻き返せました。
実際にTwitterにもこんな声があります。
知り合いの不登校が中学校を卒業しました。
— ゆう@元不登校 (@Aosaki_0826) March 5, 2023
その人は家でも全く勉強出来ず、小6で止まっていました。
しかし今年の始めに「もう卒業するまで学校には絶対行かない」と決めてから、急に勉強し始めたそうです。
そして1ヶ月経った今、中1の英数が終わりました。
不登校になって勉強できないのは甘えでもサボりでもありません。
休養は人生に必要な時間だと思って、また少しずつ頑張ればOKです。
不登校でも人生が続くと知る
わたしは完全不登校になったとき「人生終わりだ…」と考えていました。
進学や就職だって無理だと思っていたから、勉強もまったく手につきません。
ところが、元不登校の体験談を読むと人生はまだまだ続きそうです。
死ぬのも簡単ではないですからね。
体験談を通していろんな人生の選択肢があると知ったら、
わたしにも未来があるかも?
勉強はしたほうがいいかな?
と少しやる気が出てきました。
勉強ができなくても生きていけるけど、できるに越したことはありません。
元不登校の中には「あのとき勉強しておけばよかった…」という声も多いので…。
今やってる仕事は学歴関係なく出来る仕事。勉強をもっとやっとけば、もっと違う人生があったのかなぁと思う今日この頃。
— まーちゃん (@ftkdash2) August 24, 2023
元気になってきたら少しずつ勉強にもチャレンジしてみましょう。
不登校になると「自分はダメ人間」「人生ずっと不利」みたいに思ってしまいますが、まったくそんなことはありません。
不登校のその後の人生については、こちらの記事で解説しています。
勉強が必要だと実感する
「勉強=学校」のイメージがあったり、「勉強するべき」と強い思い込みがあったりすると、なかなか勉強する気になりませんでした。
だからといって、ずっとゲームをしているわけにもいきません。
そこで不登校中は、動物をモフモフしたり、本を読んだり、プログラミングに挑戦したり、5教科以外の学びを経験。
これらを通してわたしは、
- 勉強って国語や数学だけじゃないんだ
- 身近なところにも学習したことのある内容が隠れてて面白いな
- 好きなことを学ぶためには小中高の基礎知識が必要なんだ
と身をもって実感しました。
学校から離れてテストの点数に左右されなくなったとき、はじめて
「勉強は自分のためだ」
「自分の人生を豊かにするものだ」
と感じられたんですよね。
5教科の重要性もわかって、勉強が楽しくなりました。
知識や教養がつくと、ゲームだって世界観をより深く楽しめるようになるし、小ネタに気づけるようになるし、もっと強くなれる。
とにかく見える世界が変わります。
「今まではこんな表面的なことしかわかっていなかったのか…」と前の自分に絶望したくらいです。
ファミコン時代のマリオと2023年4月28日公開の映画に出てくるマリオくらい見える世界の解像度が違う気がします。
ドットでもマリオはマリオってわかるけど、マリオの髭に白髪が生えてることはわかりませんよね。
解像度が高くなることでゲットできる、こういう小さな気づきや発見が、わたしをワクワクさせてくれるんです。
あとは、視点も増えます。
ファミコンのマリオは横顔しか見えません。
でも、映画のマリオは正面はもちろん、後ろからも上からもじっくり観察できます。
もしかしたら、「あっ、マリオって上から見てみると、思ったより髪が少ないな」と気がつくかもしれません。
視点が増えれば物事をいろんな側面から見て、味わって、考えることができるようになるでしょう。
知識は遊びをより楽しくしてくれます。
— Azumoff (@Azumoff_lchabod) July 29, 2023
例えばディズニーシーのこれをみて
「本物を作る予算がないから絵でごまかしてる、しょせん偽物」って感じる人も、知識があれば「このエリアのモデルのイタリアジェノバ周辺で実際に見られる『だまし絵』技法を再現してるんだな」って感じられるんです。 pic.twitter.com/05H3ctaE4G
TikTokみたいな瞬間的な笑いもいいですが、それだけで満足する人生はもったいないと感じています。
このほかにも、自分に勉強が必要だと実感するために、
- ◯◯高校に入学する!
- ◯◯大学に進学する!
- ◯◯の仕事をしたい!
- 勉強が遅れるのは嫌!
- みんなに追いつきたい!
みたいな目標を立てるのもいいですね。
夢や強い気持ちは勉強のモチベーションにつながると思います。
いきなり5教科の勉強をすることに抵抗がある場合は、プログラミングや動画編集、英会話など興味があるところから始めるのもおすすめです。
勉強環境を整える
わたしはまず机の掃除から始めました。
次に本棚を整理したり、新しいペンを用意したり、新学期のように気合いを入れたんです。
そうしたら不思議と勉強したくなってきました。
形から入れば、自然と中身がともなってくるもの。結果的に今も続いています。
自分が集中して勉強できるように、環境を整えることは大切です。
心理学的にもキレイに片付いた部屋で勉強するほど、集中力がアップすることが証明されています。
メンタリストのDaiGoさんも『自分を操る超集中力』という本で、
部屋や机をきれいな状態で保っておくこと。「片づけ」は、集中力を起動するスイッチになるのです。
出典:メンタリストDaiGo(2016)『自分を操る超集中力』かんき出版 p.77-78
と書かれていました。
注意をそらすものは断捨離し、勉強スイッチが入るような部屋にしましょう。
ピッタリの教材&学び方を見つける
自分にピッタリの教材&学び方を見つけることも大切でした。
教材や勉強法には合う合わないがあります。
ときにはお金をドブに捨てることもあるかもしれません。
わたしもいくら無駄にしてきたことか…。
今は物価高騰でお父さんお母さんは大変かもしれませんが、自分に合うスタイルを見つけるためにいろいろトライアルすることは重要です。
選択肢が増えるほど、うまくいく確率がアップするでしょう。
「これいいかも?」と思える教材や学び方に出会ったら、全集中で取り組んでみてくださいね。
目標やスケジュールを決める
わたしは目標やスケジュールを決めて、それに向かって頑張っていました。
目標を立てるポイントは、1ヶ月程度で達成できそうな内容にすること。
できるだけ余裕をもたせましょう。
遠すぎる目標は意味がないし、目標を達成できないと自信をなくします。
もうちょっとできそうだった!と感じるくらいがちょうどいいですね。
できるだけ客観的な目標にすることも大切です。
「数学を勉強する」ではなく、
- スタサプの数学IAを1ヶ月以内に終わらせる
- 進研ゼミで毎日1時間数学を勉強する
など、できるだけ数字を用いて具体的にしましょう。
スケジュール帳に予定を書いて、実施状況をメモするのも効果的だと思います。
スケジュール帳の代わりに、スタディプラスなどのアプリを使ってもいいですね。
わたしはアプリを使って勉強時間や内容を視覚化していました。
不登校の勉強法【始め方編】
続いて、わたしが実践した勉強法をまとめていきます。
不登校の学び方には、適応指導教室、フリースクール、塾など色々ありますよね。
でもわたしは、外出が苦手・人と話すのが苦手・自分のペースでやりたいタイプだったので、家で完結する学び方を選びました。
わたしが意識していたポイントはこの3つ。
- ラクに勉強すること
- 効率よく勉強すること
- 挫折しないこと
まずは「始め方編」ということで、久しぶりに勉強を始めるときのポイントを紹介します。
きっと最初は「全然わからない…」「前は解けたのに…」と今のレベルに絶望するでしょう。
未熟な自分に向き合うのは、怖いと感じる人もいるかもしれません。
でも、それは当たり前。
やらなきゃ忘れてしまいます。
ずっとノー勉でスマホやゲームばかりしていれば、おバカになるのもしょうがないです。
忘れてしまったものは仕方ないと思って、今日から頑張っていきましょう。
見るだけ・読むだけから始める
わたしは「見るだけ」「読むだけ」の勉強からスタートしました。
- 薄いテキストを読むだけ
- YouTubeの解説動画を見るだけ
- オンライン授業を見るだけ
見るだけ・読むだけなら寝ながらでもできるので、勉強のハードルが低いです。
ペンを持って書く作業って、いかにも勉強って感じがしますよね。
机に向かう必要がありますし、勉強体力がないとすぐに疲れてしまいます。
もちろん書くことは大切ですが、続かなければ元も子もありません。
最初は見るだけ・読むだけの軽い勉強がおすすめです。
力を入れすぎず、ラクに学んでみたら上手くいきましたよ。
勉強する感覚を取り戻す
スマホアプリの一問一答や学校で配布されるドリルなど、イージーな問題を解いて勉強する感覚を取り戻すことも大切でした。
長らく勉強から離れていると、テキストを読む感じ、問題を解く感じを忘れてしまいます。
しばらく勉強をしていないことで「自分って勉強できないんだ…」と苦手意識も持ってしまいがち。
そんなときは実際に問題を解いてみて、勉強する感覚を取り戻すことが重要です。
解いてみると、脳が「あ〜、勉強ってこんな感じだわ〜」と思い出し、勉強にかかわる神経がパンッパンッと花火が上がるように活性化します。
このまま勉強スイッチがオンになることも多いでしょう。
ポイントは超簡単で挫折しない問題を選ぶこと。
わたしはあまり頭を使わなくて済む
- 漢字ドリル
- 計算ドリル
- タブレット教材の一問一答
を使いました。
「自分は勉強が苦手だ…」という思い込みを「なんだ!意外といけるじゃん!」に変えてみてくださいね。
なかには
やる気が出るまで待ってよう
やる気が出たら頑張ろう
という人もいるでしょう。
しかし、それではいつまでたっても前に進めません。
「やる気」はやり始めたあとに湧いて出てくるものだからです。
勉強のスタートダッシュに役立つアプリはこちらの記事にまとめています。
ぜひ活用してくださいね。
1日10分からスタート
わたしは1日10分からスタートし、少しずつ時間を長くすることで勉強習慣がつきました。
実はその前に失敗していて…。
あなたにはやらかしてほしくないので正直に話しますね。
不登校からしばらく経つと、
- やる気が出た!
- 頑張るぞ!
とメラメラ燃える時期がありました。1時間でも2時間でもやってやるぞ!みたいな。
でも、突風みたいなやる気なので、まったく続かないんです。
やる気の寒暖差というか高低差というか…。
結局3ヶ月ほど無駄にしてしまいました。
たまに3時間やるんだったら、少ない時間でも毎日続けたほうが確実だったんです。
10分くらいだったら「ちょっとやってみようかな…」とほぼ毎日すんなりと勉強を始められました。
例えば、運動もいきなり1時間は難しいですよね。
体力がないのに毎日1時間筋トレコースだったら、三日坊主になってしまうでしょう。
ですが、1日10分のストレッチだったらゲームやスマホと友達のあなたでも始めやすいはず。
今日も頑張ってみるか…と続けやすいです。
継続は力なり、継続することで成果が得られます。
勉強もラクにやっていきましょう。
遅れを取り戻すことも大切ですが、まずは勉強脳や勉強習慣を手に入れることを意識してみてください。
「やる気がないときは10分くらい頑張る、頑張れそうな日でも無理しない」がわたしのモットーです。
必ずしも1日10分に縛られる必要はありません。
今まで貯めていたエネルギーで、突然何時間も勉強できる人もいます。
どれくらいの勉強時間が自分に合っているか、体力やメンタルとよく相談して決めてください。
好きな教科を優先する
不登校時代は好きな教科の勉強を優先していました。
このやり方がわたしには大当たり。
結果的に3つのメリットを感じました。
1つめは好きだから集中して取り組めること。
不登校になると生活にメリハリがなく、頭もあまり使わないので集中力がなくなりがちです。
わたしは3分クッキングも集中できないくらい、注意力が散漫になっていました。
それでも、好きな科目なら苦手な科目よりも集中して取り組めるでしょう。
2つめは得意科目ができることで自信につながること。
好きは得意につながり、得意は自信を生みます。
不登校になって「自分はダメダメだ…」という苦しみが強いなか、自信は大きなパワーになりました。
1科目、1分野でも得意なものがあると「自分って勉強できるじゃん!」と思えるんですよね。
3つめは「好き」や「得意」が自分を満たしてくれること。
「好き」や「得意」は自分の心のよりどころです。
辛いことがあっても、自分にはこの世界があるから大丈夫だと思えるようになりました。
5教科に限りませんが、人より少し得意なものがあると、人生強いと感じています。
もちろん後から苦手科目にもチャレンジしなくてはいけません。
そうはいっても、最初から苦手な教科はハードルが高いですよね。
ムリに苦手な科目に取り組んで挫折するなら、好きなジャンルから伸ばしていくほうがラクで効率的だと思います。
あとで説明しますが、わたしは通信教育を活用することで苦手を克服しました。
完璧を求めない
「完璧を求めない」これも結構重要です。
勉強を始めてすぐのころは、完璧を求めすぎて一向に進みませんでした。
正直なところ、学校に行っていても内容を完璧に覚えるのは無理ですよね?
黒板に書いたこと、先生の言ったことをすべて覚えるのは不可能なはず。
とりあえず一度でも全体に目を通せればそれでOKです。
サクサク読むだけでも、なんとなく頭に入っているものですからね。
2週目、3周目で少しずつ覚えていけば大丈夫ですよ。
なんなら、寝ながら勉強したって立派だと思います。
「毎日」にこだわる完璧主義もやめましょう。
気合いを入れすぎると挫折する可能性が高くなります。
勉強できない日があっても全然大丈夫。
自分をダメダメだなんて思わないでくださいね。
不登校の勉強法【教材編】
実践編に入る前に「教材編」として、テキストや参考書を選ぶときのポイントをまとめていきます。
薄くてペラペラな教材を使う
わたしは薄くてペラペラな教材を使うことでモチベをキープしていました。
辞書みたいなテキストよりも、薄いテキストのほうがやる気になりますよね。
一冊終わらせれば最後までやり切った自分に自信がつくし、頻繁に「やり切ったぞー!」という爽快感も味わえます。
ラクに効率よく遅れを取り戻すには、薄めの教材がおすすめです。
タブレット教材を使う
不登校の遅れを取り戻すにあたっては、タブレット教材もよかったです。
ゲーム感覚で学べる教材もあって、勉強に対する抵抗感を少なくできました。
「紙とペンを使う勉強はキツいな〜」と思っているあなたでも取り組みやすいと思います。
わたしはタブレットと紙教材を組み合わせることが多かったです。
不登校の勉強法【実践編】
最後は「実践編」として、不登校のわたしが遅れを取り戻した効率的&ラクラクな勉強法を紹介していきます。
挫折せずに勉強を進めていきたい人は必見です。
1年分の内容がギュッとまとまっている教材を2周する
わたしは
- 1学年分
- 小学校6年分
- 中学校3年分
の内容が一冊にギュギュッとまとまった教材を使っていました。
いつまでも遅れを取り戻せないと、
- やってもやっても終わらない…
- いつになったら追いつけるんだろう…
と焦りや不安で潰されそうになりますよね。
不登校になって遅れたときは、浅くてもいいからスピーディーに追いつくことが大切だと思っています。
本を一冊終わらせれば、もうみんなと同じラインに。
一回追いついてしまえば、あとは問題を解いたり詳しく勉強したり、深めていくだけです。
わたしの場合、かたつむりのペースでも1科目あたり1ヶ月あれば終わりました。
ただし、1周で満足するのはNG。
わたしは1年分の内容がギュッとまとまっている教材を2周していました。
できれば3周。
2周以上やることで確実に身につくし、2周目以降は初回よりもサクサク進められます。
通信教育を活用してモチベアップ&苦手克服する
わたしが不登校の遅れを取り戻し、受験対策もできたのは、すべて通信教育のおかげです。
不登校になると、どこから勉強を始めたらいいか、どうやって勉強したらいいか、とにかく迷いますよね。
勉強を諦めてしまうこともあるでしょう。
でも、通信教育があれば大丈夫。
- まずはここを読もう!
- 次に問題を解いてみよう!
- ここだけは覚えよう!
- 間違ったらここを復習しよう!
このように道筋が明確なので、一人でも迷わず勉強を進められます。
集中力も持続しやすいはずです。
わたしたちを目的地に連れていってくれる地図みたいな存在ですね。
勉強には「始める壁」以外にも「続ける壁」があります。
自宅で一人で学習していると、続ける壁が高くなりがち。
孤独でモチベを無くして挫折して…これだけは避けたいですよね。
通信教育ならモチベアップの工夫があるから、続ける壁もスイスイ越えていけます。
とくにわたしが「これはいい!」と思っている機能が「苦手診断」。
最近のデジタル教材にはAIが搭載されていて、
- 苦手分野はここ!
- こんな対策したほうがいい!
- こんなところに気をつけよう!
と教えてくれるんです。
苦手と出た分野を市販の参考書や問題集で強化すれば、効率よく遅れを取り戻して偏差値アップにもつながりました。
さらにタブレット教材の中には、無学年方式(学年を問わず学べるシステム)もあります。
無学年方式なら、遅れた部分からじっくり学び直せますよ。
通信教育を使えば、挫折する確率をグッと減らせるでしょう。
わたしは市販の教材だと1日1時間が限界だったのに、通信教育を取り入れたら2〜3時間集中できるようになりました。
もちろん塾や家庭教師もOK。
あなたの心や体の状態に合わせて、通信教育や塾・家庭教師などを柔軟に活用してほしいと思います。
おすすめ教材6選
最後にわたしのおすすめ教材を6つ紹介します。
今まで教材に多額の投資をしてきたわたしが厳選した5つになっているので、ぜひ参考にしてください。
どの教材も小学生から高校生まで対応しています。
ちなみにわたしは「進研ゼミ」「スタサプ」「市販の参考書」を使って、遅れを取り戻しました。
科目やレベル、自分の性格などを考えながら複数の教材を組み合わせて使うことが大切でしょう。
「ひとつひとつわかりやすく。」
特徴
- 苦手でもわかるように、基礎の基礎から解説
- 練習問題がついているから、学んだことの理解度がすぐにチェックできる
- 1回の学習が1ページにまとまっているから見やすくて、続けやすい
こんな人にピッタリ
- 1年分の内容をサクッと取り戻したい
- 手を動かしながら勉強したい
- オールカラーがいい
各シリーズの公式HPはこちら⬇︎
「1冊でしっかりわかる」
特徴
- 各教科のポイントを短時間で学び直せる
- 見やすいページとわかりやすい解説で効率よく苦手をゼロに
- 学校では教えてくれない「コツ」が満載
こんな人にピッタリ
- 薄い教材がいい
- 小学校6年分、中学校3年分の内容を短時間で取り戻したい
- スッキリした教材が好み
「1冊でしっかりわかるシリーズ」の公式HPはこちら⬇︎
進研ゼミ
特徴
- 学校で使っている教科書に合わせているから、みんなと同じ内容を学べる
- 重要なポイントをギュッと凝縮してるから、効率よく勉強できる
- オンライン授業や添削などのサポートが充実
こんな人にピッタリ
- 有名な通信教育で勉強したい
- 勉強のやる気がある
- 受験対策も視野に入れたい
進研ゼミの公式HPはこちら⬇︎
進研ゼミで偏差値70を達成した体験談はこちらの記事にまとめています。
進研ゼミの魅力を徹底解剖しているので、受講を迷っている人はぜひご覧ください。
スマイルゼミ
特徴
- タブレット一つで完結
- 映像授業とわかりやすい問題、丁寧な解答解説、アニメーションを組み合わせて勉強できるから、つまずきにくい
- 中学コースは副教科も学べる
こんな人にピッタリ
- タブレット一つで勉強したい
- シンプルな教材が好み
- 不登校でも副教科の知識をつけたい
すらら
特徴
- 無学年方式で遅れにも先取りにも対応
- ゲーミフィケーション機能やイベントなど、やる気が出る工夫が盛りだくさん
- 不登校や発達障害がある子向けの通信教育
こんな人にピッタリ
- 苦手な科目は小学生までさかのぼりたい
- 得意な科目は高校生まで先取りしたい
- ゲーム感覚で勉強したい
- イベントやプレゼントがあると頑張れる
- 基礎の基礎から遅れを取り戻したい
すららの公式HPはこちら⬇︎
すららが不登校や発達障害の人にピッタリの理由をまとめました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
スタディサプリ
特徴
- 10000本以上の講義動画が見放題
- 月額たったの2,178円
※Webサイト経由の受講申し込みの場合 - ドリルの正答率で苦手ポイントを見える化
こんな人にピッタリ
- コスパを重視する
- 動画視聴をメインに勉強したい
- 授業を受けている感じが好み
実体験をもとに、スタディサプリのメリット&デメリットを正直にまとめました。
コスパ抜群のスタサプが気になっている人は、こちらの記事をご覧ください。
各通信講座は受講にそなえて、資料請求しておくと安心だと思います。
もちろん今から受講してもOK。
あなたの
- 気になるな〜
- やってみたいな〜
という気持ちを大切にしてくださいね。
以下の記事では上の4つの通信教育についてメリット・デメリットを詳しくまとめています。
準備編で紹介したように、勉強環境を整える&自分にピッタリの教材を見つけることは大切です。
今日から情報収集を始めてみてくださいね。
【絶対読んで】勉強を続けるための注意点
勉強を続けるためには、以下の4つに注意してください。
- 体調を優先する
- 無理しない
- 焦らない
- 自分を責めない
なによりも健康が大切です。
調子が悪いときはゆっくり休むことを優先しましょう。
やる気が出てくるといっぱい勉強したくなると思いますが無理は禁物。
「もう少し頑張れそうだな」と思うくらいがちょうどいいです。
積極的に休むことも重要なミッションですよ。
不登校になると焦ってしまう気持ちもよくわかります。
しかし、遅れを取り戻すことに必死になって体調を崩してしまうと本末転倒。
心を落ち着かせたり、自分に合ったペースを見つけたりするなど、セルフケアを行うことも生きていく上で必要な力です。
いざ勉強をスタートすると、思い通りにいかなくて嫌になることもあるでしょう。
でも、人生なんて予想外のことが起こって当たり前。
睡眠を整えましょう。
栄養を改善しましょう。
運動をしましょう。
このように言われると、
そんな当たり前のこと…何回も聞いた…
無理無理…
と思うかもしれません。
しかし、睡眠・栄養・運動はすべての基盤。
規則正しい生活をしなさい!とは言いませんが、
- 日光を浴びる
- 5分だけヨガをやってみる
- 10回だけ腹筋をやってみる
- 一日2食は食べる
- カフェインを控える
- 腸内環境を整えるサプリを飲む
(おすすめはエビオス錠) - 夜は部屋を暗くする
など、無理しない程度にできることを続けてほしいです。
精神の不調にも、びっくりするほど効果がありますよ。
まとめ:不登校の遅れは取り戻せる!
【準備編】
【始め方編】
【教材編】
【実践編】
【おすすめ教材】
- どれくらいのブランクがあるのか
- どれくらい学力があるのか
- 勉強が好きか嫌いか
など条件によって勉強方法はみんな違います。
100人いれば100通りです。遅れを取り戻すのにかかるスピードも異なるでしょう。
しかし不登校の遅れは誰でも取り戻せます。
一朝一夕にはいかないかもしれませんが、大切なことははじめの一歩を踏み出すこと。
歩き続ければ、やがて新たな景色が見えてくるはずです。
「どうせ無理…」とか「自分なんて…」とか、頭の中で勝手にブレーキをかけないで!
1日10分、好きな教科から、ゲーム感覚でいいので、あなたも勉強を始めてみませんか?
この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。
当サイトでは、他にもわたしが絶望していた時代に「これ知りたかった!」と思う情報をまとめています。
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