こんにちは、ゆずです(*´ω`*)
この前Twitterを見ていたら、
5教科の日だけ行かないとかサボりじゃん。
というようなツイートを目にして、
そういえば自分もそうだった…
と思い出しました。
今回は不登校時代、5教科びっしりの日は学校に行けなかった話をしていきますね。
5教科びっしりの日は学校へ行けなかった
わたしは五月雨登校ができなかったので、以下はぼちぼち学校に行けていた不登校初期と不登校終わりかけの話です。
毎回ではないけど、5教科びっしりの日はなぜか行けないことが多かった。
5教科びっしりというのは、
- 1時間目:国語
- 2時間目:数学
- 3時間目:理科
- 4時間目:社会
- 5時間目:数学
- 6時間目:総合
みたいな時間割の日ですね。
行こう行こうとは思う。
5教科って遅れるとマズイし。
でも、行きたくない気持ちが勝つ。
制服に着替えると吐き気もする。
だから結局欠席。
逆に
- 体育とか家庭科とか副教科がメインの日
- 行事の日
- 半日の日
は悩まずウダウダせずスッと行けることがほとんど。
勉強が大嫌いなら、5教科の日に行けないのもわかる。
でもわたしは勉強が好きなほうだった。
それなりに成績もよかった。
5教科より体育のほうが嫌いなのに。
だからこそ、この現象が不思議で仕方ありませんでした。
不登校になるとちょっと嫌なことが乗り越えられない壁に変わる
5教科の日って、不登校でない子でさえ「いやだな〜」と思ったり、行くのが億劫だったりすることが多いでしょう。
なんというか、5教科ってとんでもなくエネルギーを消費するんですよね。
勉強が好きとか嫌いとか関係なく、いかにも学校って感じ。
みんなが教室に座って動けない。
空気が重い、逃げ場がない感じ。
理科の物質の話で出てくる、気体・液体・固体の図⬇︎
教室はこの図でいう固体の状態。
わたしは5教科に限らず、この固体の状態がすごくダメでした。息苦しい。
不登校になって不安が大きく、エネルギーが少なく、ギリギリで生きているときって、元気な人が
「ちょっと嫌だな」
「めんどくさい」
と思うことが乗り越えられない壁に変わります。
それをサボりと言われてしまえばそれまでだけど、単純なサボりとは違う。
サボりはエネルギーが余っているのにそれを使わないこと、できるのにやらないこと。
これに対して不登校は「やらない」のではなく「できない」。
今の力では乗り越えられないイメージです。
人によって基準はいろいろだけど、わたしはエネルギー消費量が少ないことしかできませんでした。
時間が経ったら自然と乗り越えられた【考え方も一つのコツ】
不登校から復帰してしばらくはムラがあったものの、数ヶ月たったころには安定して行けるように。
5教科がびっしりの日でも、どうにか楽しみを見つけ出して頑張っていました。
例えば、苦手&つまらない授業しかない水曜日。
昔のわたしは「苦手」「つまらない」だけに焦点を当てて、勝手にハードルを上げていました。
でも、それじゃあ生きていくのが大変。
だからわたしは、
- 意地でも小さな楽しみを見つけよう
- メリットも探してみよう
- それを力になんとか頑張ろう
という視点に変換しました。
この場合だと、
- 今日の給食はまあまあ好き
- 授業はつまらないけどボーッとしていればいいからラク
- 数学の先生のこと、ちょっと興味あるからじっくり観察してみよう
- テスト勉強にもなるしちょうどいっか
- 3000秒数えていれば50分終わる
- 持久走があるけど今日だけだから
- ダイエットだと思ってみよう
- あと2日行ったら休みだ
- 来週は祝日もあるし
みたいな感じ。
なんとか妥協できるポイントを見つけ出し、ストレスを減らす。
苦手なことを頼まれたときも、自分がレベルアップできるチャンスだと考えてみることに。
そうしたら、本当にレベルアップできて自信につながりました。
やらなきゃいけないことはとりあえず楽しもうとする精神は大切だったかも。
ただ我慢するだけじゃなくてね。
あとはご褒美を用意したり、理想の自分を想像したり、とにかく目の前に“にんじん”をぶら下げることを意識しています。
見守る方へのお願い
先ほども書きましたが、
- 5教科の日に学校に行かない
- 行事しか行かない
からって勉強をサボっているわけではないと思います。
5教科に行かないことで、親や先生は勝手に
「勉強が嫌いなだけ」
「サボっているだけ」
と決めつけることも多いけど、ギリギリのときはエネルギー消費量が少ないもの(学校なら副教科・行事、家ならゲーム・スマホなど)しかできないもの。
詳しい仕組みはわかりませんし、何か数字で証明できるものでもないけど、それが当たり前なんだと思います。
元気な人だって疲れているときは難しい作業、めんどくさい作業ができないでしょう。
ここで「怠けている。やる気がない。」と冷たい対応をするか。
「今は疲れてるんだよ。ゆっくりいこう。」と対応するか。
わたしはここで信頼度が大きく変わっている例をたくさん見てきました。
いろんな記事で書いていますが、不登校になったらとにかく本心を見てほしいです。
言葉ではなく雰囲気・表情・声のトーンから、本心を察することが求められます。
うわべの言葉や行動だけに反応せず心の奥に秘められたメッセージに気がつくこと。
「言ってることとやってることが違う!」と怒ったり疑ったりしないこと。
どうか責めるような対応だけはなしでお願いします。
以上、5教科びっしりの日は学校に行けなかったわたしの体験談でした(*´ω`*)